Chiakiの徒然日記

がんばろう!と言われても

コンビニなどの至る所に、「がんばろう!熊本」の文字が貼ってある。
最初の頃は特に気にも留めなかったのだが、最近になってこの言葉がズシンと重みを感じるようになってきた。
同じように、「がまだせ!」とか「がまだすばい!」とかの言葉も辛い。
まだ「がんばれ!」の方が柔らかいからマシかもしれない。

「がまだす」との言葉を初めて知ったのは、中学の技術の授業の時間。
技術の先生が教えてくれた。
「がまだしとんなっですな~」というような感じで使うのだ、と。
標準語に直すと、「精が出ますね」というような感じ。
どちらかというと、ねぎらい、いたわりの言葉なのかな、と思っていた。

それが「がまだせ!」だの「がまだすばい!」だの、私が抱いていたイメージと違う使われ方をしているのが違和感の正体なのかもしれない。
たとえば、スポーツの試合などで、応援しているチームに対して「がまだせ!」というのならまだ分かる。
なんとなくなのだが、「今以上に頑張れ、力を振り絞れ」というようなイメージを持ってしまう。
だから、スポーツの試合など、限られた時間内で「今以上に力を出せ!」と声援を送るのは間違いではないと思う。
でも、日常生活で「今以上に頑張れ」と言われても…というのが正直なところ。

そもそも、「がまだすばい」なんて、震災後初めて聞いた。
「お互いにがんばろう」という意味なんだろうけど、なんだか使い方も違う気がする。

「がんばろう」と言われても、何を?とひねくれた考えを持ってしまう。
震災から一ヶ月半。
文字で突きつけられるのが辛い時期になってきているのかもしれない。
知人・友人からのメッセージなら素直に受け取れるので、我ながらややこしい人間だなと思ってしまう。

明日から6月。
そろそろ梅雨入りだし、昨年のような豪雨に見舞われないことを願っている。

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