やっぱブログだべさ。

 こんなブログタイトルでも…まぁイイんでないかい? 
 まずは「初めに・お約束」をお読み下さい。

Oklahoma! ミュージカルのお話。

2008年07月22日 | キャンプ
 Chewieはばよりんの先生なのに、何故かミュージカル部門に足を踏み入れ、えぇ~そうデスね、最後の頃は体半分ミュージカルに入ってましたね 
 2年前に、ミュージカルディレクターのCap'n Soloに出会った時に「ミュージカルのオケで弾かせて!」って頼み、「Chewieって変!」と思われ…でもピアノ伴奏だけじゃなくて他の楽器も入れたいな、とその時から思ったそうで、苦節2年、やっとこ今年、「オクラホマ!」のミュージカルに「オーケストラ」を入れられる様になりました!!! パチパチパチパチ でもね…まぁ色々あって人集めが出来なくて、ピアノとばよりんだけなのね でも子供っちも「ばよりんが入ると全然違う」って喜んでくれたので、それならいいか~と。でもマイクを使わないので、声が小さい子供っちの歌の伴奏の場合、蚊の鳴くような音で弾かなきゃいけなくて、それもねぇ…ちょっとャなんだけどなぁ。

 通しのリハまでは子供っちは全く準備不足でどーなっちゃうんだろうと思ってたんだけど、通しのリハと最後の日のショーはとても良かった! Chewieも、久々にミュージカルを弾けて楽しかった。オクラホマ!は話の内容はどーしょうもないけど、音楽は結構良いのですよ。

 リハーサルの写真デス。
  
 
 Chewieは、カウボーイハットを持って来ているので、オケピット(ていうか、舞台の端っこ)でカウボーイハット&ジーンズで弾きました。って、Oklahoma!の男の子の格好なんだけど…まぁイイんでないかい? まぁそうデスね、ピアノとばよりんだけだと、序曲は馬鹿らしかったけど(笑)、他は良かったと思いマス。アメリカン・フィドルの音楽のシーンもあって、楽しかった。

 
 キャンプのミュージカルと言えば、セットのペイント。今年もお手伝いしました。何で私がやるの?って話だけど、キャンプ開始と同時にセットのデザインの相談をされ、知らないよーって感じだったけど(笑)成り行きでペイントスタッフになりました。それに、細かいところはニッポンジンがやった方が良いのです。Chewieはペイントのブラシは、両手とも使えるので、余計に便利。一番細い所で1cm幅(窓枠)を頑張って塗りました。ペイント中のお写真デス。

 全部で7枚のパネルを何日も掛けてペイントし、最後の日はゲームで遊ぶキャンパーの前でペイントする羽目になり、とてもうるさかった。


 その上、ホールの床にペンキがついてしまい慌てて擦り取るChewieとCap'n Solo
 

 写真を撮ったのは、もう一人のミュージカルの先生なんだけど…写真撮ってないで手伝ってくれない?? それから、細かいことは気にしないっていう超アメリカ人性格なのはいいけど…細かいトコロを私が塗っている時に周りをドカドカと歩き回り、お陰でペンキが枠からはみ出してしまった。それで、「歩き回る前にちょっと一言教えてくれる?」って礼儀正しくお願いしたら「Chewieは将校にでもなればいいのよ、神経質ねぇ」と言われました。誰のためにペイント手伝ってると思ってるんだーーー?!?!?! しかも、私、オフ返上で手伝ってたんですよ? 
 
 と、まぁそれは置いておいて、出来上がりのお写真。今年は結構こだわりました。

  

 ともあれ、無事に&楽しく終わってよかった! 後半のミュージカルは、ばよりんが入っていないそうで Chewieはカメラマンに徹します。

比較文化? 楽典の授業のお話。

2008年07月21日 | キャンプ
 さてキャンプ前半のセッションの一番の悩みの種だった楽典の授業ですが。中学生と高校生を12人教えていたんだけど、問題児も多くて、それはそれは難しかった。あーあ、Chewieは授業を教えるのは向いてないんだよー 落ち込みましたわ 個人レッスンだったら、生徒それぞれ性格やレベルに合わせた教え方をするんだけど、12人もの子供の性格まで6回の授業で把握しろ、って方が無理デス。しかもコンサートホールを教室として宛がわれていて、それもまたねぇ。大きすぎマスよ

 ある日、小テストしました。楽典の小テストも契約書に書いてあるので、やらなきゃいけなくて。そんで、ちゃんとこれとこれを覚えなさいって言ったのを覚えていれば10分で解けるテストですよ。少なくとも、小テストの国からやってきた(?)Chewieに取ってはこんなの朝飯前みたいな小テストですよ。でも優しいChewieは20分もあげたんですよ。
 それをまぁこの子供たちと来たら…
 9人くらいは遅れて授業に来て「保健室行ってましたぁ」「一つ前の授業が遅くてぇ~」とか。知るか、まったくもう。しかもデスよ、鉛筆を持ってこないんデスよ! 「鉛筆貸してー」とか言われても「余分は無い」と言い張り、持っていないなら自分の部屋に取りに行きなさい、と言いました。

 で、数人を除いて惨憺たるテストの結果で。「勉強する時間がない」とか言い訳ばかり言う女の子2人とか、「もっと時間くれれば出来る」なんて見栄を張る男の子とか。でもテストを返したらやけに皆神妙になってました(笑)。「たくさん言い訳を聞いたけど、言い訳する間に一つでも覚えられるよね?」って言ったらぐぅの音も出なくなってた。はっはっはっは←悪魔のChewie


 で、色々アドバイスをCap'n Soloに貰ったところ、結局色んな子供が居るけど、それをまとめる先生の手腕に掛かっているんだ、と。それで子供がアクティブに動く授業が一番良いそうで。ふぅむ…。

 3つの音の和音を教えるに当たって、4種類の和音を教えるから、全部を黒板に書くと音の数は12個 生徒の数も12人。じゃぁ一人ずつ音を与えて歌わせようか、と思った。Sound of Musicの「ドレミの歌」みたいに。更に、大きなコンサートホール(200個くらいの椅子がずらっと並んでいる)という不便な教室も逆手に取って、12人を3人のグループx4つに分けて端から3人を座らせ(それぞれ間に一つ椅子を空ける)、それをmajor triad/基本形に見せかけ、それぞれの子にド・ミ・ソの音を与えました。
 そこから、ミの子がドの子のすぐ隣に座る様に動かしてminor triad
ミの子がドの子のすぐ隣、ソの子も一つミの子に近づいてdiminished triad
ソの子が一つミから離れてaugmented triad
 
 と、座り直させたんですね(これ全部、寝る直前にベッドの中で思いついた)。そしたら12人中11人はおぉ~とか言って喜んで椅子取りゲームを始めた(笑)。残り一人デスか?もう放っておきましょう…。

 しかも普段いつも問題児のマックスくんは、私のばよりんの生徒でもあるとても可愛らしい女の子が授業で使うプリントを一緒に見せてあげるって言って隣に座った途端、突然いい子になっちゃって。キモイってば おかげさまで授業もスムースに行ったので、後でその女の子にお礼を申し述べました。ホントに助かった!

 それから、社会的適応が難しい病気というアリスちゃんってのが居て、これが又難しい。「暗記なんて嫌だ」とか言って、400年も前の人が決めた楽譜の読み方を覚えようとしないのです(笑)。私に文句言ったって始まらないってば、と言いたくなる様な文句を言うんですわ。もう決まっちゃってるんだからしょうがないじゃん。

 Soloによると、中学生(特に男子)というのは一番難しいそうで、「自分から何かする」というのが「カッコ悪い」と思う年頃で、授業でも学ぼうとする姿勢とかはカッコ悪いと思うそうです。日本で中学から女子校に行ったChewieには分からなーい。自分が中学生だった頃と比べちゃいけないのでしょうかね。何しろここは自己主張の国、アメリカ(笑)
 授業で話を聞かないで妨害しようとする子には、3度目に注意する時は「授業の後ちょっと来なさい」って言うのが一番効く、って言われて、それやったんデスけど、自分が誰にそう言ったのか、実は授業の後で覚えてなくて(笑)。でもその問題児君が「あのー、やっぱり呼び出しですかー?」って来てくれて。で、実際授業の後で話す時には超穏やかに話す様に、とアドバイス頂いていたので、穏やかにちょこっとお話しました。

 ま、そんな感じで。とりあえず3つの和音の授業は上手く行ったから良かった良かった。その後もう1回授業があって、また子供っちをグループ分けして座らせてたんだけど、また上手く行かなくて、でももう最後だからどーでもいいや、とヤケッパチになっていたら… 
 アシスタント・ディレクターがたまたま部屋に入ってきて、一言。
「ちょっと! これはChewieに失礼でしょう!」
 
 どうも! どうもどうも! よくぞ言ってくれました。ありがとう。でも子供っちの態度は特に改善されず。これでもCap'n SoloはChewieのせいだと言うのでしょうか。他の大人が見ていても態度が変わらない、もうどうしょうもない子たちなのか、と思ったところでクラス終了。前半は最悪の楽典のクラスでした。もうやりたくなーい。

キャンプ前半終了! ばよりんキッズのお話。

2008年07月21日 | キャンプ
キャンプ前半終了! いやいやいやいや、色んな事がありました。Chewieは爆発寸前でした。しかも軽い偏頭痛が10日以上も続いてこんな感じでした。実は顎関節症の為に、寝る時にはマウスピースを使っているんだけど、それが壊れてしまったのだー! なので、ずっとマウスピースを使っていなくて調子悪くて。顎関節症による頭痛持ちなんデスよね。ここ何年か調子良かったんですけどねぇ。と言う訳で壊れたマウスピースを使ってみたら意外と使える&次の日は調子イイ! な~んだ。壊れたその日から壊れたまま使っていれば良かった!! 
 
 さて、私の個人レッスンの子供っちは大抵どの子も良かった。全員教え終わってちょっと寂しいChewieであります

 残念ながら飛びぬけて上手い子は居なかったけど、それぞれ良い子たちでした。写真は、私のperformance classの最後に撮ったものです。


 今年で教えるのが3回目になる、OliviaとSarahとSylviaは私のお気に入りで、帰ってきてくれて本当に嬉しい!
 Oliviaは過去2年、コンサートで弾くのを拒否し、私を可愛く困らせましたが今年は無理矢理に弾かせました。とてもいい音を持っている子で、でも自分の弱点も良く分かっているんですね。コンサートで弾くと、他の子と比べられるし嫌だ、と言うんだけど、彼女、今年のオーディションで2番だったのですよ。何も心配しなくていいじゃ~んと思ったんだけど、トップの子と同じコンサートになってしまった。なので、更に拒否反応を示し、ダダをこねていましたが、無理矢理ステージに押し上げました。あはは。それにね、彼女は彼女、他のばよりんの子は他の子で、皆全然タイプも違うんだから、比べる方が難しいんですよ? その辺も分かって欲しくて、お話したんだけど、15歳の女の子に通じたでしょうか…?

 今年で2回目のSophia、Jordan(「山男」みたいな子・・・写真で見えますね?これが問題児のYou-Know-Whoであります)、Mariaはそれぞれ去年と違って面白い。問題児くんは実は去年よりは良くなってました。彼はばよりん的にはそれ程問題は無くて、結構上手い方なんだけど、態度や言動に問題ありすぎ。でも今年は少し良くなったので、まぁラクと言えばラク。楽譜をコピーしてあげたら「忙しいのに、時間使ってくれてありがとう」って言われて超ビックリ。

 今年初めて来た子たちもとても良くて、上手い上に人の話も良く聞くのであります。結構教え易かった。今年の子供たちには「今年このキャンプにきてくれてありがとう」と言いました。冬の間、キャンパーのリクルートをして、如何に子供集めが大変か良く分かったので、感動(?)もひとしお。

 session最後の日は、Parents Dayと言って子供っちの家族が来ます。殆どの生徒の家族に会ってお話出来て、如何に私がこの子供たちを教えるのを楽しんだか延々と訴えました(笑)。

 オケのばよりん子供っちは、よく頑張りました。Chewieの「オケの弾き方・三つのお約束」を徹底させ様としたんだけど、まぁ癖とかは中々直らないもので。

 最終日の前日のコンサートで使う弓の量が少なくて、たまりかねたChewieは、その辺にあった紙にMORE BOW!!!と書いて子供っちに見せました。子供っち、こーゆうの好きなんデスよね。他の先生達もウケてた(笑)。MORE BOW!のサインを、一番前に居たSarahにあげたら、何とそれを自分の部屋の壁に貼ってくれたそうで(笑)。他の子供っちが「私もサインが欲しい!」って言うから、Parents Dayのパフォーマンスの前に人数分、三つのお約束を書いたサインを作ってあげました。
 写真は、コンサート後に捕まえられたばよりんの子たちwith Chewie's signs.
 
 ま、ずっとこの三つのお約束事は覚えていて下さい。
 

キャンプのお話 ~お休みの日~

2008年07月11日 | キャンプ
 一週間前の話だけど。やっとやっと休みの日!1週間丸まる働いて、とても疲れていたんだけど、休みの前夜は先生達でモノポリー。超本格的なゲームで、最初は5人でプレイしていたんだけど、色々条件を付けて「会社」の統合があり、最終的に4人vs1人(ヤツは一等地にホテルまで建てた…)の対決に縺れ込みました。会社の統合に関してわざわざ契約書まで作り、notary(証人)の印まであり。面白いから私たちはそれぞれ契約書を保管しています。ChewieのShoe Co.(トークンがブーツだったので)はDog Co.と統合し、「会社のロゴは犬のままで」という変なこだわりのある契約書にサインしました。
 かなり白熱したゲームで、周りに居たスタッフ達も大笑いして契約書を見ていた。
 結局負けて終わりました。


  さて、初めてのオフの日は、フルートの先生のおばあさんの別荘へ行く事になりました。New Hampshire州の湖畔のロッジで最高のロケーション 車で2時間ちょっと掛かったんだけど行って良かった! 
 着いたらまずは湖へ。水もそれほど冷たくなかったので水着を持っていかなかった私も足は浸かって遊びました。いい眺め!
 

 それから皆でご飯を作る事になったんだけど、フルートの先生の兄弟+その家族もディナーに来る事になってたの。フルートの先生、Sarahの家族はユダヤ人で、特定の肉・魚介類は食べない上に元々ベジタリアンで、更にオーガニックフードしか食べない!という家族なのだ。特に弟さんの3歳の娘は絶対にオーガニックしか食べさせないそうデス。

 近くのスーパーに買い出しにChewieとSarahで行ったら、彼女が「オーガニックじゃなきゃ絶対ダメ!!!」というポリシーの元、物凄い値段の買い物を パスタを作るって言うんだけど、オーガニックの野菜が余り無くて、選ぶのも大変。更には合計10人中6人がベジタリアンで、残りの4人の内一人も肉は余り食べないから、3人だけの為に牛肉か鶏肉(豚やエビはユダヤ的にダメ)を買うのも…って言われて「プロテインは豆腐にしましょう」って言われました。が、ChewieとCaptain Soloはお豆腐ダメなんです。絶対食べられないんです。
  
 結局、オーガニックのチップ&サルサ、オーガニック野菜(玉ねぎとズッキーニ)入りのパスタ(勿論オーガニック・スパゲッティ)、オーガニックのパン2種類、オーガニックっぽいアイスクリームになりました。プロテインは特別入れなくても良い!って事で。だって話がまとまらないんだもん。
 まったく、ストレスの溜まるお買い物でしたが、一緒に行って良かった。だってもし行ってなかったら、間違いなくお豆腐を入れられてたもん!

 食べ物の規制があると、こんなに大変になるとは思ってもいなかった! このベジタリアンだ、ユダヤ人だ、って言うのが今もリターナー組の中でフラストレーションになっております。だって! メイン州に居るのにロブスターを食べないんですよ?! 私たちのお気に入りのロブスターのレストランはシーフード専門なので、彼女達は行っても食べる物がないのです。でもシーフードは専門店で食べるべきでしょう?! あぁいつになったらロブスターにありつけるんだろうか… これがリターナー組の悩みデス。
 
 その割にですねぇ、今日のオフは「寿司を食べたい!」ってユダヤ人の彼女が言うんです。私たちの中に二人も寿司を食べない人が居るっていうのに(私自身を含む)。そう言ったら「じゃぁ貴方たちは別のところに行けば?」って。はぁ・・・。

 で、話を戻すと、ロッジでのお料理はChewieが日本人ぽく野菜を細かく・薄く切っていたら「そんな小さくしないで~」とか言われ、やっぱりこの国では大きい事はイイ事なんだなぁと再確認致しました。まったく、お料理の仕方って人それぞれデスねぇ。私ってば「涙が出るから」玉ねぎをCaptain Soloに切らせておきながら、「玉ねぎの筋の逆向きに切ると甘くなるから、逆向きにして~」とか頼み、超イヤな女デス
 ま、出来上がりは美味しいも何もない、フツーのパスタですよ。オーガニックのチップスとか言っても、味はそんなに変わらないよねぇ?っていうのが皆の意見でした(笑)。

 そういうわけでまた2時間掛けてキャンプに戻り、疲れたけどリフレッシュ出来たかな。リターナー3人組で同じ車で、行きは連日のお仕事&前日のモノポリーでかなり疲れていて口数も少なかったんだけど、帰りは3人とも生き返っていて、色んな話をしました。今年のキャンプ前半は新しい人が多くて、何だかしっくり来ないんだけど、まぁ何とかやってます。Captain Soloと携帯電話を持たないコールが居てくれるだけでChewieは助かってマスよ。何せキャンプでは携帯の電波が無いので、携帯電話があろうが無かろうが変わらないのだ(笑)。 

 
 
  

キャンプのお話 2008 その壱

2008年07月11日 | キャンプ
 キャンプのお話。Chewieは今年はキャンプのfaculty greeterというお仕事があり、先生達が到着する日に一日中待っていてご挨拶、大まかな案内をしました。が、その日は大雨の嵐で ホントは外のベンチに座って太陽の下で待っていたいトコロだったんだけど、それも無理。しかも雷で停電になり、部屋の中は真っ暗だから結局外で屋根の下、というビミョーな位置で5,6時間過ごしました

 さて、今年は新しい先生が多く、Chewieの大学院の友達もばよりん・びよらの先生として迎えました。クラリネット、フルート、歌、ピアノにも新しい先生が入って、何か変な感じ。そして、結構大人しい人が多いので、決して一番賑やかな人種じゃないChewie&Captain Soloと携帯電話を持たないColeで盛り上げなきゃいけなくて、結構大変(笑)

 そして、水曜に子供っち到着。今年は少し人数が少なめデス。ばよりんは全部で20人、チェロは13人で結構ワクワクしていたんだけど、びよらがたったの3人! どーすんのよ…。木曜の朝9時から午後3時半まで、ばよりん&びよらのオーディションを聞き、今年は飛びぬけて上手い子が居なかったのでコンサートマスターを決めるのに物凄く悩み、まぁこれしかナイか、みたいな結果になりました。戻ってきた子供っちは殆ど私のお気に入りで、戻ってきてくれてホント嬉しいし、それぞれ上達していたので、去年からいる先生と興奮しちゃいました。それに去年までは私より小さかった子たちが大きくなってる~ この目線で子供っちと話すのに慣れない・・・
 
 
 実際にリハーサル・レッスン・授業も始まりました。一番大きな楽典の授業を任されちゃったChewieは生徒のリストを見て愕然。去年来ていた問題児、You-Know-Who(ハリーポッター風に「例のあの人」)が何故か今年もキャンプに来ていて私のスタジオに入っている…のはまぁしょうがない。が、楽典の授業も私のクラスに入っていたーーーー!!!! がーーーーーん。オケも入れると週5時間You-Know-Whoを教えなきゃいけないのです。死にそうです。更に、他にも問題児が居て、授業中ずーーーっと喋ってる! 注意したんだけど、全然効き目が無く、他の子供っちの迷惑です。Chewieは毎回爆発寸前で、授業が終わると他の先生たちに泣きつきます。今年は色々面白い事をやろうと思ってたのに、アレx2が居ると授業が成り立たないのだー。学級崩壊だー。 
 でも、教育実習を終えたCaptain Soloによると、結局先生によるんだって。Chewieが悪いって事で、やや納得…

 オケのsectionalは、今年は自己主張が強いのがYou-Know-Whoだけなので割りとラクかな。今のところ。はい。全部で11人だけだし。でも退屈そうにしている子供っちも居るので「今日からとーーーっても厳しくします!」って3回目で宣言して、事ある毎に止めてネチネチx2リハーサルし、リターナーの子供っち(彼女たちは私のネチネチsectionalが大好きだそうで)に「今日くらいのネチネチでよろしいかしらん?」って聞いたら「うん、良かった~」と言ってはおりましたが…退屈そうな子供っちはやっぱり退屈そうで。何ならイイのよ?! Chewieは猫なで声で教えるタイプではないので、そゆレッスンを期待しちゃぁいけませんよ。

 室内楽は今セッションは一番上手いカルテットを任され、BeethovenのOp.18-3を選んで一度レッスンしたら突如変更になり、Beethovenの木管・ピアノの五重奏の弦楽+ピアノアレンジ版に変えられました でもまぁいい曲だから良しとしよう。まぁまぁ上手く行ってます。が、突然私のアシスタントに当たるコーチを変更され、しかもその人にスコアを失くされ、他にも色々されて困ってます

 実はもう一つ室内楽のグループもコーチしているんだけど、そっちはやる気マイナス10&何か指示を出すと怒る男の子、注意力散漫の男の子、やたらシャイな女の子2人のグループで、全然室内楽が成り立ってません。今日は男の子2人に同じ事を60回も注意し、何度やっても間違えるから「同じ間違いを2回以上するって、意味がワカンナイんですけど」って言ったら、注意力散漫くんが別のコーチに「Chewieは厳しい!!」と泣き付いたそうデスよ。もう知らない!!!

 レッスンは、全部で9人だけなんだけど、今年はconservatory programという、特別に上手い子のグループに一人だけばよりん弾きが居て、彼女は私が教えてます。なんだけど、音が小さい。最初の2回のレッスンは中々私の言ってる事が伝わらなくて上手く行かなかったんだけど、3回目でやっと意思疎通が見え、大きな音で弾ける様になりました。他の子供っちもまぁ良くやってるからイイんでないかい?何人かはコンサートで弾かせます。
 
 それから、先生たちのコンサートがあり、Chewieは久々にオケ以外のパフォーマンスだったので、一回目のコンサートは、前に弾いた事のあるRavelのソナタにしました。アンドレイっていう名前は王子様みたいなピアノの先生がいて、一緒に弾いてもらった。超上手。心配なChewieの出来も、他の先生たちが(滅多に褒めない人が)良かったよ~って言ってたから良かったんでしょう、って事で。

 今週はブラームスのピアノ五重奏を弾きました。でもアンドレイったら自分のやりたい様にしか弾かないんだわ。前にパールマンとこの曲を共演した事があるって話なんだけどさー、別に私たちはパールマンじゃないんだし、彼と弾いたのと全く同じにしなくたっていいじゃん。
 今は来週のコンサートにむけてMozartのクラリネット五重奏やってマス 好きな曲を連続でやってて幸せデス。

 まぁこんな感じで、今年は色々な事が私にとっては難しくて上手く行ってないんだけど、又他の先生やスタッフ達に助けられながら、何とかやってます。Captain Soloには「Chewie、これはキャンプdepressionだよ、どーにかなるから大丈夫!」って言われるんだけど、3年目は意外と上手く行かないのかも。
 そして私も、持ちつ持たれつでミュージカルの背景のセットのペイントのアシスタントをやってます。夜、蚊に刺されながら頑張ってマスよ!  

荷作り中…のお話。

2008年06月14日 | キャンプ
 毎日暑いです 早く夏になれ~と思っていたけど、ちょいとシカゴの夏は辛いかも 蒸し暑いんだもん。
 
 只今待望のキャンプの準備をしている訳ですが、頭がボ~っとして、何が必要なのか思い出せない しかも今年は色々問題アリ!


悩み1:洋服。
 メイン州は、7月上旬まではまだ寒い日もあります。でも一旦暑くなると35℃を超えようが、40℃に到達しようが、キャンプにはエアコンが無いから地獄 そんな所に7週間行くので、ワードローブの幅の広い事(笑)そして、服が汚れる&お洗濯は外の業者がやって、服を失くされる可能性もあるので、お気に入りは持って行けませぬ。うぅむ、毎年の事だけど悩む。

 そして今頃気付いた大問題。私、キャンプ前後にニューヨークとコネチカットに数日間立ち寄るんデス。NYの先生のレッスンとか。vacationとか。そんでね…NYでキャンプ仕様の格好はどうかと… あぁどうしよう。 




悩み2:楽譜

自分が練習したい曲(4冊)
練習したくないけど致し方ないオケのオーディションの曲(数えたくない)
他の先生たちと弾きたい室内楽(11冊)
子供っちに弾かせたい室内楽(3冊)
子供っちがレッスンに持ってくるであろう、ちょっとハイレベルな曲(の私が子供っちの頃使った楽譜)(9冊)
 
 ねぇ、こんなに持って行って、全部弾くわけ しかもブラームスのピアノ五重奏と弦楽五重奏とばよりんソナタの楽譜を持って行くChewie。偏ってマス。

 しかも今頃になって発見したオケのオーディションがあり、楽譜を持っていない曲が3つも…。うちのオケのライブラリアンが夏休みで居なくなってしまったので、ライブラリーに入る事も出来なくなってしまった 仕方ないから、今スコアを見ながら作曲ソフトを使って自分でパート作り… はぁ~~~~面倒!!! しかもその内2つはスコアは持っていないので、明日シカゴ図書館に借りに行かなきゃいけない。もうイヤ~  



悩み3:シーツに枕etc.

 7週間分の服とお仕事道具だけでも充分なのに、更にシーツだ枕だって…半端じゃない 去年までは車で行っていたから良かったけど今年は飛行機のChewie。私の楽譜と嵩張る荷物は、車で15時間も掛けて実家からキャンプへ行くCaptain Soloが持って行ってくれます。15時間掛かろうが、この荷物だったら車が一番賢い! 

 明日荷物を渡さなきゃいけないんだけど、本当に嵩張ってます(笑)Chewieと同じでNoと言えないCaptain Soloは「去年の楽譜ホルダーは余裕で収まったから、もっと大丈夫」(実は去年もお世話になった)って言うけど、これは無いでしょ、みたいな量デス、スミマセン

 が、ここで問題が。私は今年は他の先生達より一日早く現地入りするお仕事(faculty greeter)なので、シーツと枕が届くのは一晩過ごしてからなのだ~ あぁもうどうにでもなれ~~! ←思考回路ストップ (多分、キャンプの防虫剤臭いシーツを一日だけ借りられる…)
 
 


悩み4:飛行機の手荷物

 楽器にパソコン…あぁ最悪の組み合わせ(笑) トランクを軽くする為、予定ではランニング用スニーカーとカウボーイハット着用の上、搭乗であります。これも凄い格好だな…。


 という訳で、今日は一日packingに振り回された結果、思考回路が錆付いているので何も解決出来ず、人に頼り切り、ま、どーにかなるでしょう、で終了 多分、明日荷物をCap'nに渡してからアレコレ持って行ってもらえば良かった荷物が出てくるんでしょう(笑)。

油揚げディナーパーティーのお話。

2007年12月20日 | キャンプ
 昨日は大変な一日だったんですねぇ。キャンプreunion (おおそうだ、英語混ぜるの止めようと思ったんだ。辞書によると「再会の集い」です)があり、テキサスにいるびよらの先生、Peterがシカゴへ来たので、Captain Solo、Chewie、Darth Peterでディナー&UNO&デザートを計画。Darth Peterは、実はChewieの名付け親でもあります。3人の出会いは2006年の夏。ふた夏一緒に仕事して、とっても仲がいいのです。

今回の再会の集いは、Chewieの家で。ディナーメニューですが…
 '06年のキャンプ中、私は白昼堂々、オフィスで「きつねうどん」を食べていました。油揚げを見たPeterが「これ何?!」って聞いてきたのがきっかけで、それ以来何かというと「abura-age」を食べてみたいという話になっていた。ついでに、Chewieの大大大好きなお稲荷さんを食べてみて!って言ってたんだけど、テキサスの田舎では見つからないそうで。

 なので、ディナーは油揚げ攻め。
 おいなりさん
 鮭・白菜・油揚げの煮物
 ねぎ味噌 in 油揚げ
 鳥のから揚げサラダ
 なすの焼き物 
 カステラのフレンチトースト

 一度にこんなにたくさん、3人分作ったのは初めてデス それに部屋を片付けなきゃ~~~ 副業のキャンプ・リクルートのパンフ作りもしなきゃ Captain Soloのプレゼント、昨日発売になった The Simpsons MovieのDVDを買いに行かなきゃ~~~

 と、部屋を掃除していたら、かなり緊急のお仕事の電話が。「30分後なんだけど、いつものホテルのBGM出来る?」と。一つ前のお仕事が押しちゃって間に合わないから代わりに行ってくれ、と。非常に窮余な感じで困ってらしたので、引き受けることにしました。2時間だけだったし。

 と言う訳でお仕事に行き、帰りに本屋さんに寄ってプレゼントのDVDを買い、急いで帰ってきて、お料理スタート。一気に血圧が上がりました。だって、既に2人が来る1時間半前…

 何とか間に合って、先に来たCaptin Han Soloにも手伝ってもらって、じゃぱにーずな感じでお料理して頂きました。
 Darth Peterも到着して、3ヶ月ぶりの再会ではしゃいじゃった

 彼らが油揚げを食べられるか、特に日本食を殆ど知らないHan Soloがall Japaneseなディナーを食べられるか心配だったんだけど、二人とも美味しい!って全部食べてくれました。良かった~。前ブログエントリー出演の「Myお箸」を差し上げたのは実はCaptain Soloなんだけど、半分ジョークでお箸の練習して~って事だったんですが、かなり上手になって、枝豆もお箸で食べられるようになった

 ディナー後、二人がお皿を洗ってくれて(アメリカ人の男は凄い。徹底的に洗い、徹底的に拭く。何故こういう事は大雑把じゃないのだろうか)、ウノ4連戦&デザート。なんだか知らないけど、キャンプ以来、コンピューターでウノの「練習」をし続けているDarth Peterが4連勝し、復讐に向けて、ChewieとSoloも練習せねば、と誓いました
 ついでに、他のキャンプの人にスピーカーフォンで電話。4人で会話出来て面白かった
 
 デザートのカステラは前夜、TVも観ないで作りました(笑)。フレンチトーストは3人で作って、アイスクリームを添えて。カステラだけだとアメリカ人はどーなんだろうと思ってフレンチトーストにしたんだけど、大正解だったみたいデス。

 とても楽しいひと時で、キャンプに戻ったみたい。キャンプ・ファミリーは、私たち全員にとってスペシャルな存在なので、こうして会えるのが皆とっても楽しみなんです 

 ところで、クリスマスプレゼント交換もして、こんなのも頂きました。
 元祖・Chewie! 今年発売の、deformed Star Wars plushデス。他に、Darth VaderとYodaのが出てるんだけど、やっぱChewie 見えないけど、ショルダーバッグはマジックテープで開け閉め出来る様になってるの。芸が細かい。

 Chicago Cubs(野球チーム)ファンのPeterには、Cubsリーグチャンピオン2007のキャップをあげたんだけど、Chicago Cubsに来年、福留選手が来るそうですね! 良くワカンナイけど、ChewieもCubsファンになりかけているので、来年福留選手を観に、Wrigley Fieldに足を運んでみたいかも、と思ったのでした。ニッポンジン応援しま~す!
 
 あとは真面目に、キャンプ・リクルートスタッフのCaptain Soloと今後の展開などを話し合い。Chewieは途中まで弦楽器用のパンフを作ったんだけど、こんな感じ。
  
 
 が、長所短所があり、本当にこれを使うか分からない&マウスを使っていないChewieは長時間、PCでパンフ作りをしていたら右手が痛くなってきたので、しばらく違う方面のリクルートのお仕事をしたいと思います。あ、レッスン風景の写真は、Chewieのレッスン'06デス
 今年は円高なので、ディレクターは日本からの子供っちも期待しています。なので、Chewieは日本リクルートも担当。頑張りマス!!  しつこい様だけど、誰か興味がある方、ご一報下さい! 

キャンプのお話 ~miscellaneous編 「箒のメニスカス」~

2007年08月17日 | キャンプ
 今日はシカゴで暇してるので、まとめてブログUPしちゃいます。キャンプの小話をいくつか。

① 何かと問題を起こし続けたMitchellくん(10歳)。とある日は、他の男の子たちと喧嘩して、関わった子たち全員でディレクターに呼び出され、何が起こったのか、作文を書かされました。全部で4人の子供の作文を先生たちで読んだら…
「Mitchellが剃刀の刃を持ってEthanに襲い掛かり(!!!)、それを防ごうとしたEthanはそこにあった箒のmeniscusでMitchellに襲い掛かった」

え、箒のmeniscus?! 箒の表面張力?! 大爆笑! 

 それ以来、meniscusが先生達の間で流行り…
a) 箒を持ったPeterが「箒のmeniscus!! 」と、箒の掃く方でJamesに突進。Jamesは「違う、箒のmeniscusは逆側だー!」と逆側のmeniscusで応戦。
b) meniscusの本当の意味の「表面張力」に、お食事の度に挑戦するJennifer。お水が欲しいという先生に、表面張力が見えるまで水を注ぎ、その度に「meniscus」と繰り返す。
c) 他のmeniscusも登場。こうなったら何でもアリ。

② 前述のMitchellくんは、先生やカウンセラーたちの「オトナの恋愛事情」に詳しい、と自分で言い、可笑しな空想をしていた様です。先生たちの恋愛事情としては、「JenniferとJamesは付き合ってる。DylanはChristinaが好きだけど、彼女はレズビアン。Chewieは女の子が好き」。
あぁ~~全部ハズレ! JamesはゲイでJenniferと付き合ってません。Dylanは彼女がNYに居て、Christinaも私もレズビアンじゃありません。
 
③ 17歳のMarkくん。ADDを持っているので、彼のサックスの先生、Dylanが彼のカウンセラーに「Markの事で何か知っておかなきゃいけない事はある?」と聞いたら、「彼は突然やって来ては『Mの形!』って言って、指でMの形を作るんだけど(小文字のmを人差し指、中指、薬指で作る。「三」って形を作って、それを逆さまにして出来上がり)…まぁ取り合わなくていいです」と。

 案の定Dylanは初対面で「Mの形!」の挨拶をされ、「Yes」と答えたそうな

 その話を聞いて、一度でいいから「Mの形」を見たかったんだけど、チャンスが無く、仕方ないのでDylanと私の挨拶が「Mの形」になった。当然、Dylanと私の写真は、Mの形のポーズしてます。

 ある日、DylanはMarkとすれ違った時に、自分から「Mの形」をして見せたら、少し考えてMarkは大文字のMを両手で作る事に成功。レベル2です。ここで説明するのも馬鹿らしいので、「Mの形・レベル2」の作り方は自分で考えて下さい。・・・と思ったら、Dylanのレベル2の写真があるので、載せてしまいましょう。Dylanはかわいいので、皆のeye candyでした


④ 先生二人のキャバレーデュオ、James and Coleが今年も大活躍。

 えと、この二人は弾き語り&ハモりが得意で、今年の彼らのテーマソングはChildren
♪”Children, the apple of my eye, Children, you make me want to cry. Children, oh how I love to die. Oh Children, you make me want to die".
これをデスね、私は室内楽のレッスンが終わる度に聞きたくて、ColeかJamesを探し、「歌って歌って!!」。Children, you make me want to cry/die! なんて、何てピッタリなんでしょう。

⑤ 去年は7週間で650枚くらいの写真を撮った私。今年は、冬に新しいデジカメを購入し、その時に「キャンプのコンサートホールでもズームでいい写真が撮れるように」デジタルズームが15倍のカメラを買ったのデス。その結果、全部で1500枚くらい撮りました。コーラスとミュージカルのオフィシャルカメラマンだったってのもあるけど、画素数も高いので、パソコンが一気に重くなってしまった
 そんで何人かの先生にヘッドショット(プロモーション用写真)を撮って、って頼まれてたんだけど、中々時間が合わず、最後の夜にバーで写真を撮る羽目に。酔っ払ってるので、全然使えませーん
 
⑥ お別れで私は一度泣いてしまいました しかも、それが何故か先生とのお別れじゃなくて、生徒! 前にブログにも書いた、Miriamっていう子ですが、良く成長してくれたな、っていうのがあって、お別れのハグした時に私が先に泣き出しちゃったのです。厳しい事を言ってしまった、ってまだ私も心のどこかで引っ掛かってたのかな? お陰で、言いたいこともちゃんと言えずにお別れとなってしまった 色んな子供達が、”Chewie, you are awesome! 来年も帰って来てね!"って言ってくれました。感涙。ちょっと厳しく教えちゃったかな、って子のお母様に「実は、うちの子、Chewieに習ってから、地元の先生をもっとキビシイ先生に変えなきゃダメかもしれない、って思い始めてる。きっかけを与えてくれて、どうもありがとう」と言われました。それならいいけど…ホントに厳しすぎたかも~って心配してたのです。

 帰るためにパッキングしてた時は本当に哀しくて、私の部屋に遊びに来てくれた先生達とも普通に話が出来ず…。実際にお別れする時は泣きそうになってたので、Jenniferが「この辺で止めないと、Chewieは泣いちゃう」ってみんなと私を引き離す作戦に出ました。お陰で泣かなかったし、皆にはまた直ぐに会えそうな気がします。実は今、シカゴで、ミュージカルのキャプテンの家に泊まらせてもらってます。ご本人は実家に帰ってて居ないんだけど、9月には再会出来るので楽しみにしてます。7週間毎日毎日顔を合わせていた皆と突然会わなくなるって、変な感じ。


キャンプのお話 ~ストレス発散法とfriendship編~

2007年08月17日 | キャンプ
 土曜日にキャンプが無事に終了し、日曜の午後、泣く泣く家に戻りました。そして今、シカゴに居ます。蒸し暑いデス。
 
 キャンプを振り返って、今年のハイライトを挙げてみましょう。まず思い浮かぶのが、去年もそうだったけど、先生・スタッフ同士のfriendship。皆で協力し合って、最後まで行けたんです。
 そして、いくらキャンプが好き、教えるのが好き、子供が好き、と言っても、やっぱり上手く行かない時があって、子供の態度だったり、能力だったり、キャンプ全体のフィロソフィーだったり、そういうモノにストレスを覚える事が皆あったのね。でも、毎日三食、他の先生たちと一緒に食べて、その時に色んな話をする事が出来て、それだけでもストレス発散になりました。「今日誰々のレッスンがあったんだけど、また練習不足で!」とか、「今日のリハーサルで誰々の態度が悪かった! 」とか。

 さて、先生たちの本当のストレス発散法について。レッスンや授業のプランを立てなきゃいけないから、実際に教えた後も忙しいんだけど、夜、よく皆でUNOで遊んだの。1ゲームに平均1時間も掛けて大熱戦を繰り広げていたのです。忙しいとUNO出来なくて、そういう日が続くと、UNO禁断症状になり、終いにはUNOをセラピーと呼ぶように。

 そもそも1ゲームに1時間も掛かった理由は、誰かが残り3,4枚になると、「○○が残り3枚デス!!!」と通報()があり、皆結束してその人を勝たせない様にするの。「reverseして!」とか「色変えて!」とか。もちろん、何色にして欲しい、までは言えないから、残りはmind reading。そして、勝ちそうな人の残りのカードを読むmind readingも。

 そして残り2枚でWildを使う時、わざと手持ちのカードと違う色を設定します。最初にやったのは他でもない私。「日本人のreversed psychology」(逆転心理?)と呼ばれ、少しずつ皆の間に浸透していったんだけど、お陰であまり使えないテクニックになってしまった

 そんで、Reverse, Draw Two, Wild などのカードを連続して使うと、we would start calling him/her names(悪い言葉で呼ぶ)。それはそれは凄かった。キャンプではそーゆう言葉を使っちゃいけないんだけど、先生達が住む家ではいいじゃ~んと。Chewieはそーゆう言葉は使わないし、誰も私がそーゆう事を言うとは思ってないから、期待されてなかったんだけど、ある日、他のスタッフメンバーに「彼はそーいうカードをよく使うから、最初はlittle f---erからスタートしたんだけど、段々エスカレートして、後でreal f---erになっちゃったんだよー」って言ったらreal f---erご本人が「Chewie!!」と泣きそうな顔になったので止めてあげました。はっはっは。

 そして私達の合言葉となったのが、”Green, B----es!”。Wildカードで緑色に変えた時にギターの先生が言った言葉。(これは私も、緑に変えたときに一度言ってみた。そしたら皆大爆笑。ウケすぎだって!)
私達は、何でも緑色を見ると、Green, B----es!と心の中で叫ばずに居られなくなりました。

 ま、皆で大騒ぎして、昼間のイヤだった事とか、ストレスの溜まる生徒の事とか忘れて、無邪気にお互いを罵りあい(!)、でも本気で怒ってる訳じゃないからカワイイもんです。キャンプを去る時に、オンラインでヴァーチャルUNOを出来ないか、と先生達で話し合いました。離れていてもインターネットでゲームしたい、と。誰か情報を知ってたら教えてくださーい。ゲーム中にGreen, B----es!とかメッセージを書き込めないとUNOじゃないんだけど。

 と。こんなに楽しくUNOやってたんだけど、最後の週は出来なかった! 何をしてたかというと、ミュージカルの舞台セットのペイントをしてたの。後半のミュージカルは”Hello Dolly!”。場面がコロコロ変わるので、舞台セットも多くて大変。なのに担当スタッフが足りない、担当スタッフ全員でペイント出来る日がない! という事で、キャンプのone of my bestfriendであるミュージカルの先生が一人でペイントしなきゃいけなくなった。大変過ぎるじゃーん!って事で、私と他の2、3人のセンセイたちでお手伝い。担当のセンセイをキャプテンと呼び、皆でHello Dolly!の航海へ。割と興味本位で手伝ってた先生が、もう一人と言い争いになり、キャプテンがハシゴに昇って仲裁に入る場面も。海賊っぽい。Arrrgh!!!

 段々ペイントに慣れてきたChewieは一番細かい所を任せられる様になりました。実は左手でも、右手と同じ様にペイント出来る私。はみ出さないで丸とかやたら細い所とか塗れたので「信じられない!やっぱChewieは日本人なんだねー」って言われた。何だと思ってるんだー!? 「そこここにJapanese tasteが盛り込まれた」舞台セットとなりました(海賊船Hello Dolly!クルー談)。そして「日本人らしく(他のクルー談)」黙々とお仕事しました。一番うるさかった先生が帰った後は3人で静か~にペイントして、これがpeacefulで、UNOとは違う意味でセラピーになった。これが2日間。二日とも夜中の1時過ぎまでペイントして、大変だったけど楽しかった! 
 調子に乗った私は「キャプテン!あっしは新たな自分の才能を発見してしまっただよ!」と。冗談デス。

 ミュージカルその物の出来(子供達の出来)が芳しくなかったので、キャプテン・副キャプテンのストレスレベルが毎日上昇。ドレスリハーサルの後は、「ストレスレベル・赤」になり、普通に会話も出来ない位になっちゃった 見てられなかったので、小道具のお買い物を引き受けました。ロブスターの人形(ぬいぐるみじゃなくて、なるべく本物らしいもの)を探してるって言うの。流石にロブスターで有名なメイン州とは言え、そんな物は中々見つからず、2日間掛け、7軒目のお店にてやっとロブスターに遭遇。「あぁぁぁぁぁこれだ~~~~~~!!!!」と叫び、しかも私、やたら嬉しそうに見えたみたいで、お店の人が「一体何に使うの?!」ってビックリしてた。同時に探していた白いYシャツも、同じ日に何とか揃える事が出来て、ショーに間に合わせました。

余談:小道具をpropと呼び(propertyの略だって)、立ち位置・動き方をblockingと呼ぶ、という英語の業界用語も覚えました。ventingしながらイチイチ「blockingって分かる?」って確認してくれたキャプテン、ありがとう。何しろ私、日本人だから! 

 そんで私の最後のお仕事。ミュージカルのカメラマン今回は一列目・ど真ん中の席を予約してもらいました。全部で260枚くらい撮り、結構イイのがたくさんあります。ちょっと公開。
   

 最後に自分のペイントしたセットの写真も撮って、キャプテンとクルーとセットの前で記念撮影。

因みに、よく見えないと思うけど、キャプテンが手にしているのは、私が買ってきたロブスターon a silver trayです。Chewieが一番念入りにやったのが、白とピンクのストライプ。丸も全部私の担当デス。えっへん

 実は去年、キャプテンは「他の人にヘルプを求めて、たくさん説明するより、自分で全部やった方が速い」って考えてて、私達は滅多にお手伝い出来なかったんだけど、「先生達、皆でミュージカル・スタッフを助けたい」って事を分かって欲しくて、今回お手伝いをオファーしたってのもあります。

  こんな形で私はミュージカルをお手伝い出来たんだけど、私自身も色んなスタッフメンバーに協力してもらって最後までお仕事出来ました。皆それぞれ、特異な生徒が居たり、忙し過ぎたり、他の人のヘルプが無いと出来ない事がたくさんあったり。そんな時、皆物凄く協力的なの。Noって言われた記憶がない。そして、"venting"(ストレスとか感情の捌け口)が必要な時、必ず誰かが話を聞いてくれました。アリガトウ こういう子供の音楽キャンプに来て教えようって思う人の集まりだから、皆、教える事に対する熱意や態度とかが似てるし、いい先生たちでもあります。夏にこういう場で出会えてChewieはホントに幸せモノであります

 写真は、最後の日に、キャンパス内の湖にsunsetを見に行った時のものです。



キャンプのお話 ~お楽しみ編②~

2007年08月07日 | キャンプ
 怒涛のキャンプ後半戦。そもそも、前半より4日間短いため、お休みの日が少ないんだわちょっと大変。

 でも、後半が始まって一週間後は、2連休でした という訳で、先生達でお出掛けしよう!と、そこまでは良いんだけど、中々どこに行くか決まらない。

 結局一日目はビーチへ行く事にし、その日は5人で出発。最初にたどり着いたのがこちら。
 
 「ビーチを探してるんだけど」って地元の人に聞いて、教えてもらったのがここなんだけど、海は見えるが、砂浜にたどり着けない 結局、ここのパークには砂浜は無い、という結論に至り、地元の人に他のビーチへの行き方を聞きました。でも、きれいなパークで、何となく札幌っぽい。

 そして、遂に本物のビーチに到着! 

 まだ水は冷たかったけど、男の子3人とも海に飛び込み、私とJenniferは足だけ水に浸かって鑑賞(?!)。途中でランダムにやってきた男の子(6歳くらい)が一緒になって遊ぶシーンもあり、楽しませていただきました。 
 
 それからポートランド中心部へ移動、ディナータイムデス。ここでもう一人合流し、シーフードレストランへ。去年も私はここに来たんだけど、シーフードチャウダーが最高なの。という訳で、他の皆にもお薦めし、チャウダーとお魚フライのハンバーガーを食べました

 そして、夜はSimpsons Movie! 実は私、今までSimpsonsはTVで観た事が無くて、ホントに面白いのか疑問だったんだけど、始めから最後まで、皆でずーっと笑ってました 行ってヨカッタ!

 
 オフ2日目。ハイキング・トリップ、4名様。行き先①は、半マイルくらいのハイクで滝を目指すコース。あまり険しい道ではなかったので、ラクラク、滝に到着。
  
 
 その次に行ったハイキングコースは、途中の滝まで行って戻るまで2時間半のコース、って書いてあって、「そんなに掛かるわけないじゃ~ん」と楽観的にスタートしたものの…

 何だこれは?!  

 やったら険しい山道に、上昇する気温 私達初心者なんデスよぉ~ 1つ目のハイキングコースでは、仲良く4人でオハナシしながら歩いてたんだけど、2つ目は2人ずつに分かれちゃって、私は遅い方のグループ。段々会話の少なくなり、沈黙のまま登り続け…awkwaaaaarrrrrrd!!! だって、後半から来た新しい先生で、まだあまりお互いを知らないんだもーん。

 1時間以上歩いてたどり着いた、途中の滝。出発地点から2マイル。これより更に2マイル行けば、山の頂上だって言うんだけど、もうきっついデス滝で一休みしつつ、やっと見えたmountain viewに癒され、4人でしばらく座ってました。


 更に2マイル登るか、もう山を降りるか、話し合いの結果、時間も時間だから、山を降りる事にしました。帰りはまぁラクだったけど、何せ急勾配だから、結構大変。でも、登りよりも会話が増え、楽しくハイキング。
 出発地点に戻ったら、ピッタリ2時間半のハイクでした。甘く見ちゃイケマセンね。

 ディナーをレストランで食べ、キャンプに戻り、夜は2日間のオフでボストンなどへ行ってきた他の先生達とreunite。1、2日ちょっと会わなかっただけなんだけど、お互い We missed you!でした。

 キャンプは残り6日間そろそろ家に戻りたいと思う半面、また皆としばらく会えなくなるのが淋しいです。今日は実は最後のオフなんだけど、残念ながら雨降り。午後、皆でNew HampshireのNorth Conwayっていう小さな街に行く予定。