年を取ると、この程度のブランコですら軽く酔う・・・三半規管がめっきり弱くなっております。
孫娘を抱っこし過ぎたせいでか両腕の筋肉痛も始まってるし・・・やぁねぇ、色々脆くなって
えっと。今朝 娘を会社に送り出した後、帰宅しました(だんなは昨日帰って行った)
早めのお昼ご飯後、洗濯機と掃除機かけて。
あとは、読みかけの小説を最後まで一気読み。気が付きゃ夜になってました笑
久しぶりの林真理子さんの小説。
『評伝』ってなんぞや?
ノンフィクションというのとも違うのかな?と思いながら読み進めていった。
なるほどねぇ。宮尾登美子さんの死後に、彼女を取り巻く人たちに取材を重ねて
書きあげた小説という意味なのね。
(本来なら宮尾さんご自身が自叙伝を書くべきところを、林真理子さんと宮尾さんは交流があったから、
宮尾さんから色々聞いて、代筆してあげたのかと思ってたが違ってた)
一つ間違えば、宮尾さんの悪口に聞こえなくもない。
現に、この評伝連載中に瀬戸内寂聴さんが林真理子さんに
「宮尾さんにあんなによくしてもらったのに、なんで悪口書くの?」と苦言を呈したそうで。
そのくだりもちゃんと書いてあった←これ、寂聴さんの許可なく書いたよねぇ?
しかしながら。故人に対しておべんちゃらを並べる評伝よりうんとましだと思う。
赤裸々に宮尾登美子さんの人生を描く事で、宮尾さんの小説を読みたくなる読者も多いはずだ。
私だって『櫂』という小説を読んでみたくなったもんね
(出生、実家が女衒をしていた事、農家に嫁ぎ満州に移住し、
終戦後に命からがら帰国してきた、宮尾さんの波乱万丈の物語)
それにしても・・・
宮尾さんも瀬戸内寂聴さんも、夫と子どもを捨て、他の男に走ったんだなぁ・・・
今の世なら たいして珍しくもないけど、昭和30~40年代に、それは大胆過ぎる。
大作家先生って、自ら波乱万丈の方の道を歩むようになっているんだろうか?
ふ~む・・・
林真理子さんの小説、久しぶりでした。
何を描いても面白い!つくづく天才だと思う。エッセイも小説も大好き。
宮尾登美子さんが昭和の大作家なら、林真理子さんは昭和後半、平成時代の大作家だ。
どうして大学の理事長なんぞになられたんだろう?・・・
作家一本でいって欲しかったなぁ