つれづれなるまま桐野日記

主婦向け漫画雑誌の漫画家、桐野さおりのブログです

やっとこさ・・・

2016年07月21日 21時09分31秒 | 仕事
全ボツ喰らったネームの書き直し、今朝10時過ぎにやっと完成した、ゆうべはもちろん徹夜っ

FAX送った後、ソファで寝てたら小一時間後に編集さんからお電話TRRRR~

開口一番
「これぞ、桐野作品ですよ!!桐野さんのネームは、こうでなくっちゃ!!」と、
なによりの褒め言葉をいただいた時、
ホッ~~~と安心して力が抜けると同時に、
弱り切ってた体(←寝不足ゆえの)が一気に蘇るような。不思議な感覚にとらわれました。

いや、今回ばかりはマジでネーム作業苦労したよ~~

先週、「全リテイクです」と言われた時、
ほんとにほんとに、かなりのショックで、精神的に結構やられましたねー、
ブログではおちゃらけてましたが・・・・
プロット(あらすじ)をネームに起こした時点で、
編集さんの表現させたいものと、私の(作品の中での)訴えが全く別物だったことが最大の原因。
それをどのように直していくか、ある程度編集さんからエピソードなどヒントをもらい、
その時に全体像を把握したつもりだったから、三連休明けには新しいネームを完成させる自信あった。
だけど実際に白い紙に向かうと、キャラクターの性格やら、エピソードやらセリフやらが上手い具合に回ってってくれず、
時折頭の中で「桐野さんらしい作品を!」と言われた言葉が浮かんでは消え浮かんでは消え・・・・
カッコよく言えば、混乱を極めました。

今朝、ネーム完成した時点でも、OKもらえる自信は全くなかったから、
編集さんからお返事もらう前に「見切り発車」で下絵作業に入ったりすることもしなかった。
ネーム作業が初めて「怖い」とも感じた。

雑誌が売れてた時代と違って今はネームに重きを置いていると聞かされていたので、余計に。
ビビりました。

はぁー、とにかくネームが通って良かった・・・




頭脳労働が終わった後は肉体労働の、下絵ペン入れトーン貼り~
締め切り日まであまり時間がないので、飛ばしますっ

やっと「ミセン」のサントラ聞けるぅ~~






最後に雑誌の宣伝です。


ぶんか社から発売中の『本当にあった女の人生ドラマ9月号』







宜しくお願いいたします







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