chakaしげの直滑降な日々

定年後67才にしてブログデビューし現在17年目に突入
夫婦の趣味である旅行・スキー・史跡めぐりなど気ままに綴っています

~ありがたい観音堂~

2009-06-01 07:05:40 | 国内旅行
 鎌原観音堂(かんばらかんのんどう)  群馬・嬬恋村鎌原  

天明3年(1783)7月8日、火口より13キロに位置する鎌原村は

浅間山の大爆発による火砕流に襲われ壊滅しました。

当時の、村の人口は570人程度のうちこの災害により477人の人名が

失われました。しかし・・・火砕流に気づきこの観音堂にたどり着いた

僅か93名のみが奇跡的に助かりました。





当時は、150段余りあった石段の足元にまで迫り、15段を残して

止まったといわれます。昭和54年の発掘調査の結果、この15段の少し

下で女性2名の遺体が発見されました。現在も残るこの石段が、生死を

分けたことから、村人を守った軌跡の地として知られています。





今では、火山火災から命を救った観音堂は、厄除けとして

信仰されています。地元観音堂奉仕会の皆さんが毎日、ご先祖様の

供養を行い、訪れる人々にお茶を振る舞い迎えてくれます。

「観音堂」

15段の石段と共に、生存者の命を支えた建物として守られています。

                 











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