うちの両親は2人とも
コーヒー党だった
小さい時から
それを見てきたし
仕事が休みの日曜日なんかは
モーニングをよく食べにいっていた
しかし、私はホットミルクか紅茶だった
コーヒーが飲めたのはいつだろう
苦さがダメだったわけじゃなく
なんだか胃が重くなりそうで
あのコーヒーの中の酸味が
何故かしっくりこなかった
高校生の時
初めて付き合った人が
とてもコーヒーの好きな人だった
だから、
勧められて初めて喫茶店で飲んだのが
グァテマラのコーヒーだった
まろやかで美味しかった
それから
コーヒーが飲めるようになったのかもしれない
けれど
今でも初めて訪ねた場所だったりすると
コーヒーは頼まない。
今のようにカフェがあるわけでなく
喫茶店自体、それぞれの個性が強くて
コーヒーさえも洗練されてなかったのか
私にまだ、そのキャパがなかったせいなのか
コーヒーの味がわからない場所では
紅茶は無難な飲み物だった
しかし
いまではどうだろう
コーヒーばかりが重視されていた時代が長かったので
あの繊細な紅茶は、
無難にどこかのティーバッグかと思うしかないようなグレードのところが多くなってしまったように思えた
コーヒーと紅茶
生涯で、紅茶の飲んだ数の方が多いけれど
紅茶をキチンと淹れてくれる所は
コーヒーも信用して頼めるように思える
アメリカがコーヒー
イギリスが紅茶
そうするならば
私はイギリス系なのか
二十歳の時
占い師のような異様な格好の
不思議なオバさんとすれ違ったとき
私の顔をじーって見つめてきた
行き交う道を引き返しながら‥
そして、一言、私に告げた
『アンタ、フランス人だね』
その異様な雰囲気にたじろぐ私。
小さい時から、赤毛のせいで
よく外人に間違えられたことはあるが
まさか、フランス人とは
言われたことは、初めてのことだった
じゃ、私は『カフェオレ』?
いやいや、私は
チチカカ湖あたりに住むアンデスの人に似てると自分で思っている
そうすると
やっぱり、紅茶になるのかな。
時々バター入れたりしてるしね
まぁ、どちらでも
自分が楽しめれば良い
コーヒーも紅茶もイケてるカフェを
見つけたから
その気分で飲めたなら
自分の心の栄養になるのだろう
コーヒー党だった
小さい時から
それを見てきたし
仕事が休みの日曜日なんかは
モーニングをよく食べにいっていた
しかし、私はホットミルクか紅茶だった
コーヒーが飲めたのはいつだろう
苦さがダメだったわけじゃなく
なんだか胃が重くなりそうで
あのコーヒーの中の酸味が
何故かしっくりこなかった
高校生の時
初めて付き合った人が
とてもコーヒーの好きな人だった
だから、
勧められて初めて喫茶店で飲んだのが
グァテマラのコーヒーだった
まろやかで美味しかった
それから
コーヒーが飲めるようになったのかもしれない
けれど
今でも初めて訪ねた場所だったりすると
コーヒーは頼まない。
今のようにカフェがあるわけでなく
喫茶店自体、それぞれの個性が強くて
コーヒーさえも洗練されてなかったのか
私にまだ、そのキャパがなかったせいなのか
コーヒーの味がわからない場所では
紅茶は無難な飲み物だった
しかし
いまではどうだろう
コーヒーばかりが重視されていた時代が長かったので
あの繊細な紅茶は、
無難にどこかのティーバッグかと思うしかないようなグレードのところが多くなってしまったように思えた
コーヒーと紅茶
生涯で、紅茶の飲んだ数の方が多いけれど
紅茶をキチンと淹れてくれる所は
コーヒーも信用して頼めるように思える
アメリカがコーヒー
イギリスが紅茶
そうするならば
私はイギリス系なのか
二十歳の時
占い師のような異様な格好の
不思議なオバさんとすれ違ったとき
私の顔をじーって見つめてきた
行き交う道を引き返しながら‥
そして、一言、私に告げた
『アンタ、フランス人だね』
その異様な雰囲気にたじろぐ私。
小さい時から、赤毛のせいで
よく外人に間違えられたことはあるが
まさか、フランス人とは
言われたことは、初めてのことだった
じゃ、私は『カフェオレ』?
いやいや、私は
チチカカ湖あたりに住むアンデスの人に似てると自分で思っている
そうすると
やっぱり、紅茶になるのかな。
時々バター入れたりしてるしね
まぁ、どちらでも
自分が楽しめれば良い
コーヒーも紅茶もイケてるカフェを
見つけたから
その気分で飲めたなら
自分の心の栄養になるのだろう