湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

不思議な縁

2018-05-17 08:47:41 | ポエム
人は自分の人生が消え入るとき
今まで心にあった
黒い塊のようなものを
口に出したりする


受け止める者は
果たして
それが本当なのか
疑ったりするけれど


意を決して放たれた言葉は
往々にして真実だ


誰にも話せず
心の底にあった言葉だから
すごく重いはず


重いけど受け止めてあげたい


そんな場面を
思い出しながら
ふと入った店で
話をしていたら
話を聞いてくれた人


その人の名前を聞いてみたくなったっけ


時空を超えて
どこかで
何かが繋がる


消え入りそうに話した人の
言葉に出てきた人と同じ名前の人


名前って不思議なもので
同じ漢字
同じ呼び名


すぐに思いはめぐりゆく


忘れないように
大切にするように


きっと
気づかされていくのですね


何をしても
なんだか
生きていく意味を探してる私の心に
イナビカリのように
また、その名が刻まれて


繋がりや縁や
生まれてから
生きている間に
引き寄せられていくチカラみたい


不思議な事が起こると
また、確かめたくなって
もう少し
頑張って生きようと思ったりしている






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