森の中の道
宙に浮いた道
歩きながら考えてた
もしかして
いや、もしかしてじゃなく
傷つけてしまったのよね
人のココロを
自分の言葉を
消すために
その時に巻き戻しできたらなぁって
今まで何度も
思ったことか、、、。
放たれた言葉は
もう取り戻すこともできない
その言葉は
カーボン紙の下に
ぼやけて写されてあって
その控えを私は持っていて
深いところで沈んでいる
下のほうに沈んでいるから
ものすごい量の水がないと
流れていかないことも知っている
空を見上げて
ため息一つ
ため息つくと
幸せが逃げていくと
言われたことがあったなぁなんて
もう
そんなことが通用する年でもあるまいし
うふふって
笑ってみたところで
なんだか嫌な自分を見てるだけ
ダメだなぁ、私って。
言葉で救われもしよう
言葉で傷つきもしよう
それだけの
パワーがある人間のツール
うまく使いこなせない
また、ため息が出ちゃうけど
今は
幸せが逃げて行っちゃっても
仕方がないなぁなんてね
そうして
森の小道を歩いてたよ
私は何人分の人生に関わってる?
まんべんなく
さりげなく
行き渡るような
言葉を探していたはずなのにね