湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

この色から

2018-02-09 10:12:18 | ポエム
あれから
何を見ても
心を動かすこともなくて


お腹の底からチカラが入って
胸が潰れてしまうんじゃないかと
思うほど泣く以外は、
お腹の底から笑ったこともない


無味無臭
無色透明な世界に
漂っているような気もしたり


とんでもない世界に
私は漂っているんだと思ってみたり


ときおり
大好きな人がブログにあげてくれる
懐かしい歌に反応しながら
歌が終わるまでは
その当時を思い出したり

しかし、
一曲終わってしまえば
もとのモノトーンの世界に逆戻りで


私はどうしてしまったんだろう


その時々は色がつくのに
いっときで消えてしまう


たくさんの色を
選びながら
たのしんでいたのは
遠い昔のようでね


ふふっって。
車のハンドル持ちながら
カーステさえかけずにいる自分


考えることを拒否してるかのようで


何かに触れると
心の琴線が動いてしまう


動いてしまったら
止めどなく溢れてくるものがあるから
きっと
外へ出た時は
頑なに心を閉ざしているのかもしれないね


そう思いながら


昨日の夕方のこと


忘れていたパノラマが目に入ってきたの


この色
この雲
この水辺


必死でハンドルを湖畔に切り返してた


涙が溢れそうなほど美しい


まずは

ここから‥‥

少しづつ‥‥


そうだった
何でもこの色からだったね










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