惰天使ロック

原理的にはまったく自在な素人哲学

実際「悪質ないたずら」ではあるだろうよ

2012年01月03日 | 報道から
平田容疑者:最初は本庁出頭…機動隊員「いたずら」と判断

平田信容疑者は当初、警視庁本部庁舎(東京都千代田区霞が関)に出頭しようとしたが、玄関前にいた30代の機動隊員が「悪質ないたずら」と判断し、身柄の確保などの対応をとらなかったことが分かった。警視庁警備部幹部は「事実関係を確認したうえで、対応を検討する」としている。

幹部によると、平田容疑者は12月31日午後11時35分ごろ、本部庁舎前に1人で現れ、警戒していた機動隊員に「平田信です。出頭してきました」と話しかけた。しかし、この隊員は、髪形や顔の肉づきなどが手配写真と異なる印象を受け、悪質ないたずらと判断。丸の内署の方向を示して「あちらに警察署があるので」と伝えた。

平田容疑者は「特別手配の平田ですが」などとも話したが、隊員は無線で指示を仰ぐこともせず、再度、丸の内署に向かうよう指示。平田容疑者は「分かりました」と従い、同署の方向に1人で歩いていき、午後11時50分ごろに出頭した。

(毎日新聞・2012年1月3日 2時21分)

正直、これ関連のニュースはバカらしいので言及もしていなかったのだが、このニュースには思わず吹き出した。

その場の状況がどんなだったかはこの記事からは伺えないわけだが、実際たぶん、この機動隊員を責められないような素っ頓狂のことだったのではなかろうかという気がする。それこそ事件から15年以上経って覚えている人も少なくなっているのだろうが、あの殺人教団はもともとやることなすことギャグとしか思えないようなところがあったわけである。そういうお笑い新興宗教なんだろうと思っていると、フタを開けてみれば無差別殺戮も平気で行う前代未聞の教祖と教団だったわけなのである。出頭した逃亡者はそれこそずっと逃亡していたので、いたずらじみた振る舞いも当時のままであったのだろう。

●(追記)
NHKニュースでさらにこんなのが。

“警察に電話 相手にされず”

オウム真理教の元幹部で公証役場の事務長の監禁致死事件で逮捕された平田信容疑者が、出頭前に「警察が情報提供を呼びかけているフリーダイヤルに電話したが相手にされなかった」と話していることが関係者への取材で分かりました。その後、いったん捜査本部がある品川区の大崎警察署に出頭しようとしたということで、警視庁は詳しい足取りを調べています。

(中略)関係者によりますと、平田容疑者は「出頭前に、警察が情報提供を呼びかけているフリーダイヤルに電話したが、相手にされなかった」と話していることが分かりました。その後「捜査本部がある品川区の大崎警察署に出頭しようとしたが、玄関前で警察官を見つけられなかったため出頭できなかった」と話しているということです。そして地下鉄の霞ケ関駅で降りて、警視庁の本部に出頭しようとしましたが、相手にされなかったため近くの丸の内警察署に出頭したということです。警視庁は、さらに詳しい足取りを捜査するとともに、当時の対応に問題がなかったか調べることにしています。
(NHKニュース・1月3日 12時13分)

これはやはり、ケーサツの対応に問題があったとかいうようなことではないに違いない。

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