「1970年代の厨房の受験勉強のお供シリーズ」その2(笑)フォリナー。
このblogでもキング・クリムゾンの曲とかはさんざん貼っていたりするが、実のところ中学生のころはプログレとかは全然聴かなかったし、ほとんど知らなかった。プログレに分類してよさそうなもののうちで唯一自分で買った覚えがあるのはイエスの「トーマト」くらいなものだった。だから、というのも変な話だが、イアン・マクドナルドというとわたしが最初に思い出すのはフォリナーである。
音楽的にはこの通りでおとなしいハード・ロックなのだが、当時日本で流行ってるたぐいの曲でこういうソツのないアレンジやサウンドで聴かせる曲なんてなかったと言っていいから、彼我のレベルの差はまだまだ歴然としているなと厨房ながらに感じたものであった。とはいえ、マッハバロンのOPとかはこの域に達していると思うぜ、などと断言する自信がまだなかったりしたあたりが地方都市の受験中学生ならでは、というか限界であった。
しかしこういうのを「産業ロック」と命名してたまにえげつない悪口言ってたのは、確か渋谷陽一だったよな。