瓢簞舟の「ちょっと頭に浮かぶ」

こちらでは小説をhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427846884378

約束の地

2021-04-30 11:01:32 | 随想
願いとか望みとかっていうのは叶うもんだと思います。叶ってあたりまえってぇか叶うの前提っていうか。
そんなこといっても叶わないこと多いじゃんって言い返されそうですな。まあ、そうですねえ、なかなか叶いませんわなあ。って、どっちやねん!

いや、どっちもその通りだと思いますよ。叶ってあたりまえだとも思うし、叶わないことも多い。こういうモノ云いはズルいですよねえ。どっちもアリなんて。

どっちもアリと言いつつ、結局のところは叶ってあたりまえだと思います。叶わないのは「叶わない」ってのが願いだからでしょう。叶って欲しくないんじゃないかしらね、本当のところは。叶うのが怖いとか叶わないでいる状態のほうが居心地がいいとか。と考えれば願いは見事に叶っているわけです。

ほかには願いを勘違いしてるとか。人は周りの影響を受けやすいですからね。自分の願いではなく世間的な潮流にのっかっちゃってるだけだったり。その願いは世間一般の願いであって実は自分の願いではないってこともあるんじゃないかしら。自分を見失ってる。
世間的な潮流に乗っかるほうが楽だからってこともあるかもしれない。だからあえて見て見ぬ振りをしているだけかも。

今の在りようは自分が望んだとおりの在りようなんでしょうなあ。願いは叶っているんでしょう。あたくし自身を顧みればなんだか不本意な在りようをしている気がしないでもありませんが理窟からいえばそうなる。あたしは怯えていたり自身を見失っていたりしているんでしょう。

もういい加減、願う場所、約束の地へ還りませんとなあ。


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