2012年の「アルティメット・ワールド・フレア(ULTIMATE WORLD FLAIR)」のルールです
日本予選 2012年7月1日
セミファイナル&グランド・ファイナル 2012年8月26日
グランド・ファイナルに出場する海外選手のエントリー費は5000円です。
日本予選通過の選手は、グランド・ファイナルのエントリー費は無しです。
■WORKING & EXHIBITION FLAIR
規定時間に2杯のドリンクを作成する競技です。
規定時間は日本予選とセミファイナルが5分、決勝(6名)は7分間です。
セミファイナルと決勝では、飲物を次の順序で作られなければなりません
1. ワーキングフレア・ドリンク
2. エキシビジョンフレア・ドリンク
Drink #1 (WORKING FLAIR DRINK) Rising Japan
Procedure:Shake over ice and Strain
Glass:Cocktail Glass
Garnish:Red Cherry
1/2oz Skyy Vodka
1/2oz Rien
1/2oz YZ Liqueur Splach Sweet & Sour Mix
●SKYYと梨園とYZリキュールは、1/2 フルボトルでセットされます。
●ポアラーは、スピルストップ・メタルポアラーのみ使用。
Drink #2 (EXHIBITION FLAIR DRINK) Your Original YZ Cocktail
YZリキュールを使用したオリジナルを作成します!
Glass:Free
YZリキュール以外の材料の使用は自由です。
スカイ・ウォッカ、YZリキュール、梨園のボトルのみ会場に準備されていますが、それ以外のボトルは、ラベルを剥がして(日本予選ははがさなくてよい)使用する。
セミファイナル、グランド・ファイナルは剥がしたボトルに用意したラベルを貼る。
シロップの使用は認められません。
Garnish:Free
●ポアラーは、スピルストップまたはプラスチックポアラーのみ使用できます。
●オリジナルカクテルはエキシビジョンフレアで作成してください。
●次のグラスは、会場で準備しています。
American Collins(414ml #15244)
Highball(266ml #15236)
Cocktail Glass M
●エキシビジョンフレアで使用するボトルの中身は、1/2oz以上にセットしなければなりません。
●選手は必要なボトルの数を申告してください。
●会場で準備する以外の材料を使用する場合は、各自で持参して下さい。
●次のツールは、競争場所で準備されます。
●ジュースコンテナ(スイート&サワー・ミックス)
スピルストップ#285-50
プラスチックポアラー
アイススコップ
ロングストロー
スティックストロー
ビバレッジ・ナフキン
アイススコップは、各自使用の物を使っても構いません。
●あらゆる乱暴な行為は、失格となります。
●フレア(練習を含む)は、許可されたエリア内でのみ行なってください。許可されたエリア外でフレアを行ったバーテンダーは出場資格を剥奪されます。
●服装は、大会にふさわしい服装でお願いします。
●使用する音楽は、CDにて用意してください。CDには、名前と使用する曲目のトラックナンバーを書いてください。
CDが読み込まれなかったり、破損してしまうことを考え、CDは、2枚用意することを薦めます。すべてのスタッフは、CDが読み込まれなかったり、破損した際の責任は負いかねます。
MP3は使用できません
●ボトル、ティン、スピルストップポアラーは用意されます。バーテンダーは、個人の道具を使用することも出来ます。バーテンダーは、何本でもボトルを使用することが出来ますが、スタッフが用意するのは、各ボトル3本ずつになります。もし、3本以上必要な場合は、個人で用意してください。
バーテンダーは、演技前に自分でボトルにお酒を用意しなければなりません。演技前に正確な分量がボトルに入っているか、確認されます。もし、規定未満の量が用意されていた場合は、再度、規定量まで満たしてもらいます。バーテンダーの責任の下で演技前にボトルが、乾いた状態で用意されるようにしてください。
●バーテンダーは、フリーポアリングのために、どのスピルストップポアラーを使用することができますが、細工をすることは許されません。
●バーテンダーは、3-2-1-Goで演技を開始してください。規定時間終了10秒前からカウントダウンを行います。演技時間が終了した時点でテクニカル審査は終了されます。演技時間終了外での加点は一切ありません。しかしながら、バーテンダーの立ち振る舞いや、冷静さの審査は続きます。この大会は、プロフェッショナルなバーテンダーを求める大会です。演技中にミスがあろうとなかろうと、演技終了後に減点されないようにしてください。
●火やトリックの使用は認められません。
Flair
(200 points; 50 points per sub section)
バラエティ ― この項目で良い点数を得るためには、我々は競技者が触るもの全てをフレアするところを見たい。たとえば、ジュースを手に取りただ単純にポアした場合、それはフレアをする機会を見逃したと見なす。同時に、バラエティに富む動きがあるかを見ている。フラッシュ(全てのアイテムが同時に空中にある状態)、キャッチ、ポア、バンプ、タップ、ロール、ストール、その他。
創造性 - 私どものプロフェッショナルなジャッジ(ワールド・フレア協会認定公式審査員)にはフレアの広い知識があり、誰かが他の人の動きを取り入れたりコピーしたりしている場合はそれを判別することができる。高得点を得るには、ルーティンを通して競技者自身のスタイル、動き、創造を見たい。これは単に技の事だけではなく、ルーティンのプレゼンテーションや音楽、それをどれほど良く、あるいはクリエイティブに演技するかも考慮される。
難易度 - 競技者がより多くのアイテムを同時にフレアするからと言って、それがより難易度が高いとは限らない。1ボトル1ティンを使用してのバンプ、タップ、そしてロールの組み合わせの方がいくつかの4ボトルの技よりも難しい場合があります。ジャッジは難しい技や巧みな流れを探しています。たとえば、多くのバンプ/ロール/タップ/リバースキャッチなどを組み合わせることで得点を得ることができる。
スムーズネス - 競技者は用意されたルーティンがあったのか、それともやりながら作っていたのか?ドロップしたとき、上手くリカバーしたのか、それとも演技に支障をきたしたのか。我々は、バランスの取れたルーティンを見たい。また、スムーズなフレアスタイルを求めます。審査員は競技者が握りを調整するために止まったり、技を上手く組み立てられなかったりするのもチェックします。
Entertainment
(100 points; 25 points per sub section)
バランス - ルーティンの比重は正しいですか?ジャッジは、計画性の見えない演技ではなく、良く考え抜かれた演技を求めています。我々は、ルーティンが素晴らしいフィニッシュへと集結することを求めています。
ショーマンシップ - 人々を楽しませることこそフレアです。競技者は会場にいる人々のためにショーをしているのだから、観客との交流を見たい。これは競技者がコスチュームを着なきゃいけないという事ではなく、ただ自分が人のパフォーマンスに何を見たいかを考えてみればいい。アドバイス:笑顔ひとつで大きく変わります。
音楽との関連性 - まさにそのまんま!どれ程よく音楽に合わせてフレアをしているか?ジャッジは、音楽が止まる/ブレイクする時に競技者も止まるか、または曲のビートに合わせてフレアをするかを見ている。歌詞との関連性はあるのか、それとも文字通りフレアしながら曲に合わせて踊っているのか?競技者のルーティンは終始振り付けされているべきです。
冷静さ - 競技者はステージ上で冷静かつリラックスしているか?競技者は自信をもって技を成功させるか。競技者はドロップやミスから上手にリカバーするか?この項目で良く加点するにはこれらの能力を保有していなければならない。もちろんフレアの難易度を背負っての冷静さで、リスクを背負わないルーティーンでは低い加点は避けられないです。
減点
ドロップ(3ポイント) - ドロップとは、フレアしているアイテムが競技者の支配から去り、床やバーに落ちることである。ビバレッジ・ナプキン、ストロー、ガーニッシュ、氷はドロップとして数える。また、たとえば3ボトルをフレアしていてその内2つをドロップした場合、それは2ドロップとして数えられる。競技者がボトルをドロップしてスピルした場合、ドロップのペナルティーのみが数えられ、スピルでの減点は無い。もし競技者がバーを叩きティンが2つドロップしたら、それは競技者に過失があるために2ドロップとして計算される。もし競技者が1ボトル3ティンをフレアしていて、3つ重なったティンをドロップした場合、これは1ドロップになります。しかしこれらのティンが重なってないままドロップしたら、その場合は3ドロップになります。
スピル(2ポイント) - 2人のジャッジがスピルを数え、その結果の平均の数を取る。スピルはジャッジの判断に委ねられます。
ブレイク(10ポイント) ― 空中でも床でも、ガラスのアイテムが割れたとき。
雑則(5ポイント) - 材料の不足、間違った材料や、間違った手順。ビバレッジ・ナプキン、ストロー、ガーニッシュ、十分な氷の量、要求されたドリンクを作成するのに正しい手順を用いたか、そしてカクテルに要求された材料を入れたかなどを見みます。
ドリンクの不足(40ポイント) - 極単純に、ルーティンの終わりにバーの上にドリンクが無ければ、ドリンクの不足とみなされます。バートップにグラスが置いてあり、氷は入っているがアルコールも副材料その他が何も入っていない場合、それはドリンク不足である。ドリンクがドリンク不足を見なされた場合、同時に材料の不足で減点されることはありません。
ルール作成 ワールド・フレア協会(WFA)アジア・ディレクター
全日本フレア・バーテンダーズ協会(ANFA)会長 北條智之
グランド・ファイナルの賞金
2nd 150000yen
3rd 70000yen
4th 30000yen
5th 20000yen
6th 10000yen
主催:全日本フレア・バーテンダーズ協会
協賛:株式会社ナランハ、株式会社エイト、老松酒造株式会社、サントリー株式会社
■開催概要、ルールに関するお問い合わせは、
ANFA会長兼ワールド・フレア協会アジア・ディレクター 北條智之まで
連絡先: カクテルバー・マルソウ TEL:045-442-0446(17:00~19:00)