今日は久々にきざみました。昨日、現場を見て簡単な絵を描いてきたのでそれを見ながら墨を付けました。午後にきざみ始めました。15時ごろにはきざみ終わり、現場に搬入、組み立てました。二つの建物をつなぐ廊下です。材料は、全て滋賀県産の杉の4寸角の材料です。柱も桁も台敷も全て杉できざみました。きざんでいる最中は、杉のいい香りが充満していました。墨付けのときに、組みやすいようにいくつか工夫をしました。思い通りに組んでいけると、本当にうれしいものです。バラバラに建っている二つの建物をつなぐのは簡単ではなく、向きが少々違っていたり、片方は築35年で少し傾いてもいます。現場合わせの部分もあり、角度を付けて切ったりもしました。築35年の方の台敷きを切り込み、廊下部分の台敷きを仕込みました。切り込んだ際、築35年なのにしっかりとしているのに驚きました。材料は地松で、材木屋にある材料と同じかそれ以上に強度があるように思いました。こんな材料を使っていれば、家も長持ちするだろうと思います。
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