かりおかの実験室

実(体)験を書き綴っています。買ってみた。作ってみた。やってみた。行ってみた。使ってみた。・・・などなど。

FMラジオの無音化実験

2015年08月14日 | 製作

突然ですが、↓これは何かといいますと・・・

電灯のソケットに取り付けるだけで、点灯とともにラジオが鳴るという自作のソーラーラジオ(シェード付き)です。トイレの電灯として数年も使っています。

電源不要で思わぬ情報が聞けたり、音消し、電灯の消し忘れ防止にもなるという優れもので、こういう製品を出せば良いのにと思っているくらいのものなのですっ(`o´)ヾ(^_^;)自分でいう?

さて一方実験室では、これまた自作のFMトランスミッタで、PCから出力される音声を電波で飛ばせるようにしています。飛ばした音声は、一般のFMラジオで受信できます。

つまり、部屋にあるPCからの音声(ワンセグTV、radico、CD等)を電波で飛ばし、トイレのラジオで楽しむこともできるというわけです。

す、すばらしい(・∀・)

しかし、ここで1つ気になることがあるのでした。

FMトランスミッタの電源を入れていないときに(すなわち電波を飛ばしていないときに)、トイレの電灯を点けると、FMラジオは何も受信できていないため「ザー」っという耳障りな雑音が鳴ってしまうわけです。

ラジオの電源を切れば良いのですが、それは面倒くさい。
太陽電池が電源なので電池の消耗を気にすることは無く、イチイチ電源を切るという考えはないのです。

FMトランスミッタの電源を入れていない時に、FMラジオが「ザー」っと鳴らないようにしたい。
どうしたものか。

●ラジオにチューニングインジケーターがあれば、その信号を利用してラジオのON-OFFができるかも。
⇒残念ながらインジケーターが無い機種。
●ラジオの「ザー」音を判別してラジオをON-OFFさせる。
⇒判定方法がややこしそう。
●常時FMトランスミッターの電源を入れておき、音声出力のON-OFFのみの切り替えをする。
⇒余計な電力を使う。
・・・・・
う~ん、どれもイマイチ。

なになに?
FM(周波数変調)の受信には、いわゆる弱肉強食特性がある。 これは、同一または非常に近接した周波数の複数のFM電波を受信した場合、 電波の弱い方が強い方にかき消されて聞こえなくなるという性質である。」
byネットで見つけた情報

へぇ~そうなのか(・o・)

というわけで、もう一つ”出力が微弱なFMトランスミッター(無音用)”を作り、ラジオの傍らに置くことにしました。

・トイレの電灯を点けたら、太陽電池がラジオと微弱用トランスミッターにも電力を供給する。
・ラジオは電波(音声信号なし)を受けるので「ザー」っとはならず無音となる。
・音声送信用のトランスミッターで音声を飛ばすと、無音用の電波と混信するが、微弱の方はかき消され、FMラジオから音声が鳴る。
(もちろん、2つのFMトランスミッターの周波数は合わせておきます。)

実験結果は・・・何とか許容範囲というところでした(´_`)
2つのトランスミッタの電波強度の差は、ある程度大きくする必要があるようで、差が小さいと、音が小さくなったりして不安定になるようです。PCとトイレは若干離れているため差が微妙になるようでした。
それでも調整したところ「ザー」っという音は気にならない程度に小さくすることができました。安物のポケットラジオじゃなければ、もっとうまくいったのではと思っています。

今回の記事には、こんしん(渾身、混信)の力を込めました(-o-)ヾ(^_^;)

コメント (4)
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