ばあたんは、夜中に目を覚まして、
外へ出てしまうことが時々ある。
理由は分かっているのだが解決するのは難しい。
認知症の患者にとって、夜は不安の塊なのである。
先日、彼女はとうとう一階のフロントで保護されて部屋に戻された。
一昨日じいたんに、そのことを報告したら、
彼はすぐ対策を講じた。
眠る前に、玄関のドアの左上にある、くの字の金具をひもで縛って、ばあたんが表に出られないようにするのだ。
今日そのことを知った私は、
じいたんにやんわりと提案を試みた。
『じいたんのやり方は、安全な方法ではないと思うよ。
だって、もし夜中に、じいたんに何かあったらどうするの。ばあたんは電話もかけられないんだよ。私(やマンションの管理人)が部屋の中へ入ることもできない。だから…』
ここまで言ったところで、じいたんは私を制した。
『もう言うな。わしの好きにさせてくれ。』
確かにそうだ。いくら私が心配しようが、
彼らの生活は彼らのもの。
私には、何もできない。
…とぼとぼと、後ろ髪を引かれながら、家路についた。
伯父に、相談の電話をした。
ひとしきり私の話を聞いた後、伯父は教えてくれた。
「それはな、おじいさんの気持ちなんだよ、たま。
『お前さん、ゆっくり休め』ってことだ。」
…そうだったのか。
電話切ってから涙が止まらなかった。
夜中や明け方に、自転車飛ばして
こっそりマンションの外から様子を見にいっていたこと、
じいたんは、気づいていたのかもしれない。
真夜中に電気付けっぱなしで、椅子で寝ていたことが2度ほどある。
私が起こしたのを「覚えていない」と言っていたけれど、
本当は、覚えていたのかもしれない。
じいたんの方がずっと、うわてだ。
祖父母が注いでくれる愛情には、ずっとずっと敵わないまま
私はいつまでも、追いつけないんだろう。
二人が、今夜も無事に過ごしてくれますように…
外へ出てしまうことが時々ある。
理由は分かっているのだが解決するのは難しい。
認知症の患者にとって、夜は不安の塊なのである。
先日、彼女はとうとう一階のフロントで保護されて部屋に戻された。
一昨日じいたんに、そのことを報告したら、
彼はすぐ対策を講じた。
眠る前に、玄関のドアの左上にある、くの字の金具をひもで縛って、ばあたんが表に出られないようにするのだ。
今日そのことを知った私は、
じいたんにやんわりと提案を試みた。
『じいたんのやり方は、安全な方法ではないと思うよ。
だって、もし夜中に、じいたんに何かあったらどうするの。ばあたんは電話もかけられないんだよ。私(やマンションの管理人)が部屋の中へ入ることもできない。だから…』
ここまで言ったところで、じいたんは私を制した。
『もう言うな。わしの好きにさせてくれ。』
確かにそうだ。いくら私が心配しようが、
彼らの生活は彼らのもの。
私には、何もできない。
…とぼとぼと、後ろ髪を引かれながら、家路についた。
伯父に、相談の電話をした。
ひとしきり私の話を聞いた後、伯父は教えてくれた。
「それはな、おじいさんの気持ちなんだよ、たま。
『お前さん、ゆっくり休め』ってことだ。」
…そうだったのか。
電話切ってから涙が止まらなかった。
夜中や明け方に、自転車飛ばして
こっそりマンションの外から様子を見にいっていたこと、
じいたんは、気づいていたのかもしれない。
真夜中に電気付けっぱなしで、椅子で寝ていたことが2度ほどある。
私が起こしたのを「覚えていない」と言っていたけれど、
本当は、覚えていたのかもしれない。
じいたんの方がずっと、うわてだ。
祖父母が注いでくれる愛情には、ずっとずっと敵わないまま
私はいつまでも、追いつけないんだろう。
二人が、今夜も無事に過ごしてくれますように…
たまさんも安眠して下さい。
倒れます。
若いから大丈夫かな?
身体的な理由で入院された認知症の方が家では無かった徘徊が病院で始まった話を聞きました。寝ていて、「ココは自分の居る場所ではない。」と思われるみたいです。ばぁちゃんもどこかへお帰り予定だったのかも?
回復しておかないと…と思いつつ、
なかなか安眠できません。
薬なども上手に使っているんですが…。
でも、みかんさんのお言葉
とてもシンプルだけど、伝わってくるものがあって
あの、ありがとうございます。嬉しいです。
ばあたんは「家族(昔の親兄弟)捜索の旅」に出るみたいです。
三ヶ月弱、泊り込んでいたとき、
夜中や明け方の徘徊時に、教えてくれました。
あと、トイレに行こうと思っているのに何故か外(マンションの廊下)へ出てしまって、自分の部屋が分からなくなるとか…。
夜中の徘徊、まだうちははじまってないですが、最近夜中に目が覚めるみたいだとは姉が言ってました。
そのうち父も母や弟を探しに行ってしまうかな…
夜の闇は孤独感を誘いますよね。
音かあまりなくてひっそりとしてて。
ただでさえ人の気配のない家に住んでいるので、よけいに寂しくなってしまうかもしれません。
そうなったらどうするのかな。
まだわからないけど、泣いてしまうかもしれない。
なんだか切ないですね…
ああでも、寝るのは健康維持の基本中の基本なので、おじいさんのお気持ちに甘えて寝てくださいね。
親や祖父母というものは甘えてもらったほうが嬉しいものですよ。
(今回からURL、介護関係の別館の方につないでおきます♪)
いっぱいレスしたいことがあるのですが、
どうまとめればよいのか見当がつかないので、エッセンスだけ。
暗闇は、認知症の患者さんにとっては特に、
しんどいものだと思います。
病気のせいで認知が低下して、もともと本人が慢性的に不安を抱えているところへ、
認知を妨げる状況(=暗闇)が訪れるわけなので…。
ただ、徘徊は、必ず起こるとは限らないみたいです。
うちの場合でも、マンションの外までは出ませんし…。
色々、打てる手はあるし、
あまり今から心配しなくても大丈夫じゃないかな…。
ホンマに色んな方法ありますよ
今、うちも色々試しているところです
一緒にファイトです聖☆さん
追伸:甘えていいのか…。
少し心配だったりしたので
聖☆さん、超ありがとう
追伸2:夜間せん妄や徘徊について
私見でよろしければ
記事を書いてみるか、
何か別の方法でお知らせできます。
追伸3:リンクはどちらでもOKです。
介護に今は関わっていない人にも
読んでもらいたいので…。
すみません、いっぱいレスいただいて嬉しいです(笑)
徘徊やせん妄については多分症状が人によって違うと思うんで、一応覚悟はしてますが、またそのときによかったら相談に乗ってくださると助かります。
もしそうなったときは泊り込みか同居だな…と姉とは話してるんですけどね。
おっしゃる通り、今から心配してても仕方ないよね(苦笑)
お気遣い感謝!
どこに書いてくださってもうちのブログはOKです。
というかブログの中にそういうコーナー作るかな。
わたしも、聖さんの別館にお邪魔して色々ご相談させていただきますので…
私一人では色々、無力なんですけど、
ここにおいでになる方って、いろんな方がいらっしゃいますし、
現在、介護に携わっていない方からも、思いがけない知恵をいただけるかもしれません。