一晩じゅう起きていたらしい。
窓の外を見たら、明るくなっていた。
あいにくの空模様。
しぶきを飛ばしながら車が通り過ぎる。
窓からは、雨音。
どうせ、もう少ししたら、じいたんに電話を入れるし
(長袖だけじゃなくて、チョッキも着ないと寒い)
午前中にはケアマネにも、電話しなければならない。
(カンファレンスの結果報告と、
ばあたんの退院が長くなりそうなことに伴う、
じいたんの介護プランの見直しと、退院後の目処についてのことなど
報告とお願いをする。)
だから、
気分を切り替えたくて、
雨に打たれに出ることにした。
お風呂を沸かして、玄関先にタオルを用意してから、外へ。
今朝の雨は、肌に少し痛いくらい、大粒だ。
頬や手の甲に跳ねる、雨粒の感触が、気持ちいい。
佇んでいると、
軒先から、いつもの野良猫が、出てきた。
じっとわたしの様子を伺うそぶり。
彼女は、思わせぶりにいつもわたしをみつめては、
撫でようとすると、すっと身をかわしてしまう。
なのに今朝に限って
にゃー…、と、鳴いて、優しく身体を添わせてくる。
抱き上げて、この子に目線を合わせよう、
と、しゃがんだわたしの腿に、
彼女は身体をすりよせた。
いつのまにか膝の上に鎮座している。
あたたかくて柔らかな背中を、そっとなでると、
手やら何やらに、顔を身体ををすりつけて、
手の甲を、おいしそうに、ぺろぺろと舐めてくれた。
雨粒は、どんどんわたしを濡らしていく。
猫を雨に濡らさないよう、だっこしながら、
(本当は、心臓の下に、あたたかい彼女の塊を抱いていたかったのだ)
幸せな気持ちになった。
頬から、髪から伝う水を、払いのけることもせず、
自然の恵みを、ただ受け続けた。
いまはただ、それを、味わおう。
いつか、分子に還元されて、大気の中へ還る日が来る。
そのときには、すべてが、光のなか。
時を、待とう。
…猫が、わたしの心臓に、肉球をぽんぽん、と当てた。
窓の外を見たら、明るくなっていた。
あいにくの空模様。
しぶきを飛ばしながら車が通り過ぎる。
窓からは、雨音。
どうせ、もう少ししたら、じいたんに電話を入れるし
(長袖だけじゃなくて、チョッキも着ないと寒い)
午前中にはケアマネにも、電話しなければならない。
(カンファレンスの結果報告と、
ばあたんの退院が長くなりそうなことに伴う、
じいたんの介護プランの見直しと、退院後の目処についてのことなど
報告とお願いをする。)
だから、
気分を切り替えたくて、
雨に打たれに出ることにした。
お風呂を沸かして、玄関先にタオルを用意してから、外へ。
今朝の雨は、肌に少し痛いくらい、大粒だ。
頬や手の甲に跳ねる、雨粒の感触が、気持ちいい。
佇んでいると、
軒先から、いつもの野良猫が、出てきた。
じっとわたしの様子を伺うそぶり。
彼女は、思わせぶりにいつもわたしをみつめては、
撫でようとすると、すっと身をかわしてしまう。
なのに今朝に限って
にゃー…、と、鳴いて、優しく身体を添わせてくる。
抱き上げて、この子に目線を合わせよう、
と、しゃがんだわたしの腿に、
彼女は身体をすりよせた。
いつのまにか膝の上に鎮座している。
あたたかくて柔らかな背中を、そっとなでると、
手やら何やらに、顔を身体ををすりつけて、
手の甲を、おいしそうに、ぺろぺろと舐めてくれた。
雨粒は、どんどんわたしを濡らしていく。
猫を雨に濡らさないよう、だっこしながら、
(本当は、心臓の下に、あたたかい彼女の塊を抱いていたかったのだ)
幸せな気持ちになった。
頬から、髪から伝う水を、払いのけることもせず、
自然の恵みを、ただ受け続けた。
いまはただ、それを、味わおう。
いつか、分子に還元されて、大気の中へ還る日が来る。
そのときには、すべてが、光のなか。
時を、待とう。
…猫が、わたしの心臓に、肉球をぽんぽん、と当てた。
ちょっと前から読んでました。
感想は、述べられません。わたしにはたまさんを評するのは力不足です。
この記事なんて、もう、ねえ、もう!
どうぞよろしく。
最近の 文章を 読ませていただきました
たまさん みなさま お疲れ様です
猫も 雨も たまさんの ために 来てくれたのですね♪
たまさんらしい介護を じいたんも ばあたんも
求めてらっしゃるのだと 思います
ご無理はなさらず ゆくりゆくりと
これからも よろしくお願いしますね
なんて、温度や匂いまで伝わってくるような文章をかかれるのでしょう。うっとりしました。
雨に打たれてみたい気もするけれど、あと一歩勇気がでません。でも、猫が胸のところにいてくれるなら、思い切ることができそう。
わたしも、びしょ濡れになってみたい、です。
動物は、しんどい人を知ってるから
雨に降られたりするのは
某仲間内では
「禊がれる」って言ってマス(笑)
濡れ過ぎちゃうのも
体調不良の原因になるケド(^^ゞ
モヤモヤ、飛んでってたら
やっぱり「禊ぎ」要素があったのかも?(笑)
打たれました。打ちのめされました。
書くという行為がこれほど動的なものとは…
本物だけが醸し出せる色と音に満ちています。
くれぐれも体に気をつけてくださいね。
小さな声で応援していますので。
先日は遊びに来てくださってありがとございました。
やっぱり言葉が見つからないのだけれど。
猫さんになって。
肉球で。
ぽんぽん。って。
私もさせてください。
これから思いついた話を一つ、書きました。
あまり、適切ではないかもしれませんが、ご笑納下さい。
少しだけ、私の思いでも入れ込みました
ようこそ、、、こんな画像一つない、むさ苦しいところへお運びくださいまして、ありがとうございます(滝汗)
なんだかあの、気に入っていただけたようで、嬉しいです。
書くときは一気に書き上げる、そんな拙い記事なのですが(だからほら、キーパンチミスもそのまま^^;)、よろしければまた、遊びにいらしてくださいね^^
わたしも、今度こそ思い切ってコメントを、残したいと思います^^
お名前見つけて、とてもうれしかったです。
その気になれば雨も猫も風も、応援してくれる
そんな風に思って、書いた文章でした
これからもよろしく、おねがいいたしますね^^
また、鉢植えの報告にあがります
ようこそ、お運びくださいました。
Kenさんのところでお名前をお見かけするので、あまり初めてという感じがしません^^
雨に打たれるのは、本当は身体にはよくないです。打たれないで済めば、そのほうがいいと思うのです。
だからね、あの、これからの季節は、どうでしょう、こんなの。
スキーにいって雪の塊にどどーん!と人型をつけるとか、温水プールにどぼーん!と飛び込むとか。
アホな気分転換が大好きなわたしですが、どうぞこれからもよろしくお願いします