第3862話 六人の嘘つきな大学生

2023年10月21日 10時00分00秒 | 読む(小説・物語)

結末(真犯人)を知っている(第3455話)

二度目の

浅倉秋成著「六人の嘘つきな大学生」

 

「その前提」を疑わないといけなかったんだ

視点は アガサクリスティー著

「そして誰もいなくなった」(彷彿)

 

真実に辿り着くまで

亡くなられた方の 語られ方が・・・

(いじめの被害者と加害者を思う時と

同様)真犯人にとって

それが刑法上の罪にならなくとも

納得できない思い があって。

首謀者でなくても

しょせん他人事なのだと

辛くもあって・・・

 

そんな思いを払拭してくれるラスト。

相手を知ることで見方が変わる。

自分の見方で 世の中が変わる。

信じたい と思える。

 

できれば、もう一度

みんなに会って 記憶に残る彼を

(上手に)上書き変更して欲しいな

と願う物語の、その後。


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