第293話 リップサービス

2010年07月02日 20時43分42秒 | 子育て・「おママごと」
ひゃぁ、虫が!
主人に訴えると、「私も虫は苦手なのだ。あの細い足がどうも・・・」と逃げる。
こんな時、結婚した意味を見失う。

土日仕事の多い主人が平日に代休を取得。
私が帰宅すると、テーブルに晩御飯が! をついつい期待してしまう。
結婚して4年、いまだかつてそうあった試しなどない。

結婚前、子煩悩なパパになりそうな感じに見えた。
私だけでなく、周りの方もだまされているらしく、優しそうなだんな様ねと言われる。
一見そうなだけで、ぜひ私の百聞をきいていただきたいと思う。

銃撃シーンもあるので、夜、子供が寝てから韓国ドラマ「アイリス」(録画)を見る。
物語の緊迫感に耐えきれず、主人に「一人でみるの、怖いから、一緒に見て」と訴えると、
笑いながら「だいじょうぶだよ~」と言って、自室に眠りにいく。
あの人、絶対モテない・・・と確信。

一方、私がひゃあ、虫が! と言えば、
息子は「大丈夫。Kがいるから、大丈夫やで」といってくれる。
運転中、すれ違いや駐車で私が「きゃあ、きゃあ」言えば、
後部座席チャイルドシートから息子が「Kがいるから、大丈夫やで」といってくれる。
そばにいるだけで何もしてはもらえないのだが(笑) その一言にママは救われる。
2歳児でもこんなに包容力があるのに・・・

週末を母子で乗り越え、3日ぶりに主人が帰宅。
留守の間、大変だっただろう。君も疲れているだろうから
今日は私がKをお風呂に入れよう
そう言ってくれるのを期待して、待ってましたの「お帰りなさい」に
開口一番「あぁ、疲れた。しんどい」と横になる。
本心からであればうれしいのだが、こうなれば、本心からでなくていい。
台詞として、ねぎらいと感謝の言葉をいってくれ。
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