第495話 初めてのお誕生日会

2012年10月26日 05時27分09秒 | 子育て・「おママごと」

息子がお誕生日会に招待される。
「(双子ちゃんなので)Y君、K君のお誕生日に招待されたよ。プレゼント、何がいいかなぁ」
「K、Yな、ベルト(変身ベルト・DXフォーゼドライバー)持ってるけど、
スイッチ持ってないねん。だから、俺のスイッチあげるわ」
「ほんとにスイッチ持ってないの?」
なんとも美しい自己犠牲の精神からの言葉だが、要はused。
ということで息子の気持ちを活かし、人様に差し上げるものなので新品を購入する。
「これ、Y君、K君のプレゼント」と見せると、「これ、僕の!」と言う。
「Kが2人にスイッチあげたいって言ったから、ママ、買ってきたんだけど?」
「開ける!」 いや、開けたら再び中古になるではないか・・・やめて。
「Kのお誕生日じゃないでしょ。また今度、Kにはまた同じのを買ってあげるから、
これは我慢しなさい」
「イヤっ。絶対、開ける!!」息子が怒り狂う。

スイッチをあげると言い出したところで気づくべきであったが、
自分の欲しい物だったのであろう。
今すぐもう1つ、同じものを購入すべきか?
いや、ここは我慢を覚えさせる絶好の機会ではないか!
この年齢で目の前に自分の欲しい物があり、それを人にあげるというと我慢できるか?
お誕生日会場には、息子一人で行く。
私がいないところで自分の欲しいものをきちんと手渡すことができるのか?
甘い親だと言われるかもしれないが、今回は私が折れ、買ったものを息子に渡した。
息子は中のスイッチを取り出し大喜び。
付属のカードがあるのだが、「カードをK、Yに」と言う。
だから、それ中古になるなんだってば!! 「Y君、K君には違うの、用意する」
咄嗟にどの方向に息子を導けばいいのか・・・毎回のことながら選択の難しさを思う。

夜、お誕生日会場(Y君・K君ん家)に迎えにいくと、息子が「ママ!」と呼ぶ。
振り向くと私ではなく、息子が見つめていたのはY君・K君のママ。
みんな、よそ様のママを呼ぶ時「○君のママ」って呼ぶよ・・・ママって。
我が家の躾の道は歩み出したばかり、
末っ子みたいに人の家に馴染む息子に何か粗相をしなかったか冷や冷やする。

コメント (2)
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