第205話 エゴライフ男

2009年05月03日 22時52分30秒 | 子育て・「おママごと」

息子をお風呂に入れる。
一人で入れるわけだから、私が洗っている間、
息子は風呂場で遊んで待っていてくれる。
お気に入りの遊びは、蛇口から出るお湯を愛でること。
ちょろちょろ出ているのは嫌い。
勢いよく流れるお湯に手をあて、笑っている。
面白いらしい。
が、出しっぱなしすぎて、見ていられない。あぁ、もったいない。
蛇口のレバーを止めるに戻す。息子、ひねる。
私、もどす。息子、怒る、ひねる・・・やむなし。
我慢、我慢。私、目をつぶる。

使わない時はどうして蛇口をひねるのか?
わかる時まで、これは怒るべきことではないことと断念。
ある程度のもったいないは仕方がない。
ミルクの銘柄から、おしゃぶりの好みまで口にあわないと断固として拒否。
作ったご飯を残す。捨てる。
気に入らない服は袖を通すことなくお蔵入り。
これでいつ遊んだ?おもちゃは数知れず。
買って試さないことにはわからぬことが多いから、
子育てってお金がかかるんだと。
あなたのためにせっかく、なんてききやしない。
いつかエコに向かうため、まずはエゴ。
無駄は成長に必要なことなのだと気持ちを静めている。

常日頃心がけていることがある。
朝、もう早く○○なさい!とキレぬことと育児に不景気を持ち込まぬこと。
この2点で怒りたくない。

目標にしていることがある。
息子が大きくなった時、
「私は母の怒った顔をあまり見たことがありません。
 人に迷惑をかけることと、私の命に関わることだけは厳しかったような気がします。
 あれは私が子供の頃・・・」
なんて息子の語りがあって、最後、
「唯一、あの時の怒った母の顔が忘れられません。
だから、私は今でも・・・」とくだる(夢ですけど)
1歳10ヶ月。こだわりもどんどん強くなり、
あれ嫌これ嫌と、朝、服一枚着替させるのも一苦労。
これから先、自身で立てた目標を守れるかどうか・・・

怒らぬ育児。
私には目標設定が高すぎたのか弊害が一つ。
息子に対して慈母を心がけている反動か主人に対してこみあげる怒り(笑)
今、息子が話せたら・・・
「私は私に対して母の怒った顔を見たことがありませんが、
 父に対しては厳しかったような気がします」となるような?
だって、パパ、子供が生まれてもエゴライフなんだも~ん♪
目標達成できるよう日々忍耐に加え、寛容かな。

コメント (4)
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