関口訓充

キャプテン梁とともに、今年のベガルタを引っ張った選手と言えば関口。

今年は、武器であるスピードをいかんなく発揮した。

相手が警戒する中、強引に縦に突破し、時には中に切れ込んだりと、相手にとって厄介な存在であり続けた。

全力でピッチを走る姿、試合中にサポーターを煽る姿に、「やる気」と「闘う気持ち」を感じた。

Ｊ１入れ替え戦進出を決めた最終節・草津戦での決勝ゴールは忘れられない。

梁とともに、ベガルタで今年、最も成長した選手だと思う。

全日本の岡田監督にも目をかけられ、Ｊ１チームへの移籍も噂された。

それが・・・。

大晦日の今日、契約更改が発表された。

昨日の梁の残留決定に続くお年玉。

これですっきりと年を越せる。

臥薪嘗胆。

あと一歩のところで昇格を逃した悔しさを味わった中心メンバーが残ったベガルタ。

結束力はますます固くなるはずで、アドバンテージは大きい。

あとは外国人選手の補強待ち。

スタートダッシュは夢じゃない！

ありがとう、セッキー。

梁勇基

Ｊ１入れ替え戦に敗れた瞬間、頭によぎったのが、選手の移籍。
その中で、一番チームを離れてほしくないと思っていたのがキャプテン梁だった。

ベガルタでこれほど、自らのプレーでチームを鼓舞したキャプテンはいただろうか。

入団直後から、「３０」のゲーフラを掲げて応援してきた自分としては、梁の今年の活躍は頼もしい限りだった。

ドローが続き、チームが波に乗れないときでも、背番号１０はピッチ内を走り回り、自らゴールを決め、チームを鼓舞し続けた。

安定した技術と精神力、責任感の強さは、Ｊ１でも十分戦えることを示した。

当然、Ｊ１のチームからも熱い視線が注がれていた。

もう２７歳。サッカー選手としてはまさに脂が乗った年齢だ。
今年、ベガルタが昇格を逃したら、Ｊ１のチームに移籍する可能性は十分あると覚悟していた。

キン、田村、齊藤さんや林が来年も仙台でプレーすることが決まり、外国人の補強話が具体化しても、心から喜べないのは、梁の去就が決まっていないためだった。

期待半分、諦め半分。

決定は年明けだろうと思いつつ、気が気ではなく、自宅で何度もネットにアクセスしていた・・・。

そうしたら。

飛び込んできた。梁の契約更改情報。

本当にありがとう。

うれしくて、買い物に出かけていたカミさんにも速攻メールで伝えた。

でも、大きな大きな決断だったと思う。

選手生命を犠牲にするほどの覚悟だ。

そう決断させたのは何か。

本人にしか分からないことも多いはずだし、一言では言い表せないに違いない。

その思いに報いるために我々サポータにできることは、今年以上の応援をすること以外にない。

あの、ヤマハスタジアムの悔しさをともに晴らすために、今年以上に絆を深め、共闘し、感動を分かち合う―。

最高のお年玉、ありがとう、梁。

入れ替え戦第２戦

１分け１敗。

これが現実。

それは受け止める。

ただ、明日以降の契約更改で突きつけられるだろう現実は、すんなり受け入れられるかだろうか。

覚悟はしてるつもりだけれど・・・。

今の重い気持ちは、昇格を逃した悔しさだけではない。

来年も共闘したい。

一緒に昇格を果たし、Ｊ１の舞台で共闘したい。

入れ替え戦第１戦

ナジソンの先制弾に狂喜乱舞した。
久しぶりに、見知らぬ周りの人たちと抱き合った。

悔しい同点ゴールを決められたが、第２戦はやってくれそうな気がする。

勘だけど。

試合後のリャンを見て思った。
気づいた人もいるだろうけれど、いつものリャンとは違ったネ。

きっと昇格できる。そう確信した。

選手たちは、闘う気持ちを十分に前面に出してくれた。
速い寄せ、体を投げ出してのボール奪取。
ジュビロという名門相手に臆することなく、挑戦者にふさわしい闘いを見せてくれたベガルタ戦士を誇りに思う。

ジュビロのオフト監督は、試合後「就任して以降、最高の試合だった」とコメントしたとか。
それが本当なら、今までってどんなチーム状態だったんだろう。

確かに今日もジュビロがボールは支配していた。
でも、崩された気はしない。

よっぽど、広島やセレッソの方が、流れるような展開で、脅威を感じた。

ジュビロ磐田。付け入るスキは十分ある。

いつもより２人多いベガルタのサブメンバーもいいね。充実している。一体感は絶対にジュビロに負けていない。

アウエーで爆発してくれる気がする。

本当に大事な大事な試合なのに、１３日は仕事で参戦できません。

現地に駆け付けるベガサポの皆さん。頼みます。

最高の瞬間を存分に味わってきてください。

３×７＋３＝３位決定

何とか何とか、ぎりぎりで入れ替え戦の権利をもぎ取った。

思えば、チームの戦術・戦略・戦う気持ちが見えず、泥沼状態に陥った夏場。

「プロ＝結果」の弾幕を掲げ、カントリーロードも選手コールも取りやめた９月の福岡戦から始めた「３×１２」を目指す戦い。

その最終節となった草津戦で、Ｊ２降格後最高の３位を決めた。

入れ替え戦の相手はジュビロ。

常勝チームとしてのプライドをかけ、決死の覚悟で挑んでくるに違いない。

でも、名門チームゆえの降格プレッシャーは相当なはず。

失うものはない挑戦者として、きっちり叩き、念願のＪ１昇格を果たそう。

泣いても笑っても残り２戦。

本当の共闘だ！