ベガルタがホームで水戸を破り、きっちり勝ち点「3」をもぎ取った。
いまだ無敗のベガルタと、いまだ無勝の水戸。
ベガルタが勝って当たり前なのだが、そう簡単にはいかないことは分かっていた。
案の定、ディフェンシブな水戸を攻めあぐねるベガルタ。
得点のにおいがせず、0-0で前半終了した際には、ブーイングに似たため息が広がった。
ハーフタイム中の監督やコーチの指示で、後半はベガルタらしさが戻ってくると期待していたが、どうも調子に乗れない。
相手ががっちり守備を固めていることもあるが、ボールと人の連動が物足りない。
裏に抜ける動きやボールを引き出す動きがどうもぎこちない。
運動量自体が、いつもに比べて少ないようにも感じた。
逆に、水戸のカウンターに肝を冷やす場面も。
時計だけが進み、勝たなければならない相手に取りこぼす悪夢が脳裏を掠めた。
でも、そのままドローで終わってしまうのは昨年までのベガルタだ。
今年の望月ベガルタは違う!! ミトナチオを田ノ上がこじ開けた。
ゴ~ル!!!!!
SBながら積極的にゴール前まで詰めていたことで生まれた値千金のゴールだった。
残りはロスタイムも入れると約20分。これが長く感じた。
受身に回ったためか、相手に押し込まれる場面が続く。
水戸のコーナーキックの場面では、山形戦が思い出され、胃が痛くなる。
「シュナイダーっ!!」 祈るような思いで叫んだ。
第4の審判がロスタイム「2分」を告げ、心の中でカウントダウンを始めたその時だ。 中島が見逃さなかった。泣相手DFのミスを突き、ボールをかっさらって駄目押し弾をたたき込んだ。
ゴ~ル!!!!!
「ユウキ、ユウキ、ナ・カ・シ・マ」 泣けるぞ中島!!
この時点で勝利を確信したが、何ともストレスがたまる試合だった。ふぅ~っ。
これで、第1クールは3日の京都戦を残すのみ。
ホームだし、きっちり勝って、無敗記録を伸ばして欲しい。
勝手に表彰状
MVP 田ノ上
MIP 中島
陰のMVP シュナイダー