伝説の大王アレキサンダーの生涯を描いた作品
DVD
何度も何度も同じコトを書くのも情けないけれど、私は世界史が苦手
この作品も話題作だから、とレンタルしてみたがやっぱりすんなり頭に入ってこなかった
なんか聞いたことがあるような名前や地名がちらほら・・・
世界史で勉強したような気がするなぁ、と高校時代の世界史の先生（←嫌いだった）の顔が頭に浮かんだ開始30分辺りですでに人の名前や間柄がかなり混乱していた
とりあえず、いくら私でもアレキサンダー大王という名前くらいは知っている（つもり）
彼の功績を挙げろ、と言われるともうアヤシイのだけれど、「伝説の大王」というくらいだから、それなりに偉大な人だったのだろう、というイメージを持っている
で、この作品では、そんなアレキサンダー大王の弱い面、即ち、母親の強大な影響力に縛り付けられていたり、周りの人間が父親を重ねるコトが耐え難かったり、更にはホモだったり・・・・ということを描きたかったのかなぁ、ということはわかった（つもり）
ただ、そういう描写ばかり目に付いてしまったためにアレキサンダーの"偉大さ"が良くわからなくて、あまりの暴走・我がまま・落ち込み振りに、なんだか置いてけぼりを食らってしまった感じがした
こんな人がそんなに沢山の領土を支配しちゃったのぉ
きょとん・・・・って感じ
実際にはもっとカリスマ性があって高邁な理想があって、だからこそ"伝説の大王"たりえたと思うんだけど、少なくともこの作品からはそういうものが伝わってこなかったから
両親との確執、男色、子供ができない、等等を抱えながらも、こんなに偉大な人物だったからこそ"伝説の大王"だったんだよ、っていう展開の方が観ている私たちも安心してどきどきわくわくできるし、もっともっと入り込めたと思う
特に私みたいな世界史オンチにとっては、そういう展開であって欲しかった
ちゃんと世界史を理解している人は、もっと違った視点から楽しむことができたんだろうなぁ・・・・・・
(2006/8/16 DVD) 250_110