アナログ家族の悲劇

３年ほど前に洗面所とトイレのリフォームをした。
その時、とっても親切な電気屋さんが、とっても便利な蛍光灯を洗面所に取り付けてくれた。
それは人の気配を感じなくなると自動で消灯し、また気配を感じると自動で点灯するというもの。
例えばお風呂から出た時に塗れた手で電気のスイッチを触らなくても、明るくなるという優れものなのだ。
ところがこの蛍光灯、消灯までの時間が意外と短いのである。
私は普段洗面所で化粧をするのだが、たいてい眉毛を描いている時に暗くなる
かなり集中している時なのに、電気が消えるととなってしまう。
動きを感じると点灯するので、眉毛半分描きかけのまま、ジャンプする。
しかしなぜか縦方向の動きに反応が鈍いのか、すぐに点かず、今度は左右に揺れてみたり…。
ちょっとしたことだが毎日のことなので結構ストレスがたまります。

そしてトイレ。
とっても親切な電気屋さんが、座っていた人が立つと自動で水が流れ出すとっても便利な便器を取り付けてくれた。
びろうな話で恐縮ですが、大のあとシャワーを使うと便座にはねるので、拭き取ろうとするものんびりしてると自動洗浄機能が働いちゃう。
何度も流すのはもったいないので、パンツを上げるのもそこそこにすごい速さで拭き取らなければならないのだ。
これまたお尻半分出したまま慌てて便座のお掃除するのは、誰も見てなくても恥ずかしいものがあります。

インテリアデザイナーをしている友達によると、前述の自動消灯機能付蛍光灯をトイレに取り付けたお客さんもいるそうで、その人はいつも真っ暗な中で用を足してるんだろうな～と同情しちゃいます。

便利って不便　

昨日の夕飯