東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

少しずつ復帰の夏・・・

2011-06-12 14:14:44 | 日記
 昨夜は1年3ヵ月ぶりに町会の役員会に出席した。。。
当初より抗がん剤治療が済んだら復帰すると公言していたので、その約束どおり顔を出すことに・・・

皆、拍手で迎えてくれてよかったが、7月から9月は一連の夏期行事が入り、町会の活動としては
年間で一番忙しい時期でもある。地域のお祭り、土曜夜市、地蔵盆の例祭、青少年健全育成会、
ラジオ体操、災害訓練、敬老の配り物、、、などなど
今年はまだあまり無理をせずに、できることを(できるだけ×0.8)することにした。

我々の世代は(人にもよるけど…)どの世界に足を踏み入れても大抵は「マネジメント」を求められる。
「どうすれば効率的に一つの目標を達成することができるのか」という命題に対し、
適切な答えを組み立てねばならない場面に多く出くわす。
たまたまそういう立場なのかも知れないが、後援会や党などの政治団体の中核は意外に閉鎖性が高く、
結局、同じ人間が何役もこなさなければならない状態が続く。議員が変われば変わるのだろうが・・・

町会や家庭ではなるべく前面に出ないようにしているのだが…(笑)

我々の世代はいつの間にか社会の中心を担うべき年齢のド真ん中いるのだと思う。
乞われれば発揮できる「まとめ上げる力」、、、男とすれば是非備えておきたいアイテムだとは思う。

「マネジメント」で思い出したのは、「もしドラ」だ。。。ミーハー??(笑)
読んだ人も多いと思うが、昨年発売以来、250万部のベストセラーになり、昨年の書籍年間ベストセラー総合1位に輝いた。
岩崎夏海が著した「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、、、

6月4日には、今をときめくAKB48の前田敦子が主演で「もしドラ」は映画化もされている(映画は閑古鳥が鳴いているらしいが…)

「もしドラ」 は・・・
すごく弱い野球部の女子マネージャーである主人公「川島みなみ」がマネージャーの仕事とは何か?
を学ぶために本屋でドラッカーの経営書「マネジメント」に出会う。
マネジメント違いに気づくものの、、、
読んでいるうちにその本に書かれていた経営理論や精神を野球部に活かせるのでは!?と実践していく。

「もしドラ」の原作小説を読んでいくと、このややムリヤリなあらすじに結構ハマッてしまうんやな~。。。
甲子園出場を決める決勝戦を前に「みなみ」と一緒にやってきた親友の「友紀」が亡くなったり、高校野球につきものの
なかなか感動的なラストもあり、ダテに年間No1になったわけじゃないな~と思う作品だよん。

ドラッカー(ピーター・ファーディナンド・ドラッカー:1909~2005年)は、オーストリア出身の経営、社会学者。96歳で亡くなるまで、経営学に限らず多種多様な能力を発揮した人物。
彼は「マネジメント」という概念のほか、「ベンチマーキング」(他社や他社製品の水準を目安にして自社のレベルアップを図る)や、「コアコンピタンス」(競合に対して優位となる自社独自の強みを開発する)といった経営手法を考案した。
金言集のような本も出版されている。

なるほど、経営や野球(!)だけでなく自分自身にも置き換えられる「哲学的」な話である。
ドラッカーは「マネジメントを行う者に必要なのはキャラクターの高潔性である」とも言っている。
トップに立つ人間のモデルとすれば今の総理とは180度違う人のことだね!
高潔な品性か~??はぁ~私もヤバイつスね~。。。。。。

しかし彼はまた、「この世で成功するためには『それなり』の能力があれば十分」とも断言している。
彼の言うことはそれなりに分かったような気もするが、『それなり』が『どれだけ』なのかは分からない???

エコな生き方を江戸時代に学ぶ

2011-06-11 17:02:34 | 日記
やっと今朝、厳密に言えば1日遅れだったが、今月号の記事を出稿できた。

〆切日が近くなるとお伺いと言うよりは催促の電話が印刷屋からかかってくる…
「また隣で飲んでいるんですか?」みたいな内容だ。
一生懸命やってる最中にそう言われ、本当に隣へ移動しながら「よく分かったね~」
って言ったこともあったな~(笑)
もっと大雑把にはいかないものか?大雑把はエコにも通じるんやで~(笑)

日本では明治6年に今日の太陽暦が採用されるまで、ずっと月の満ち欠けを基準にした太陰暦が使われていたが、
全国ばらばらな暦を使っていたのを改めたのは、犬公方として有名な五代将軍の綱吉。
全国統一の太陰暦を使うようにしたと学校で習った記憶がある。
「生類憐みの令」は天下の悪法と言われたが、まともなこともしていたんやな~と・・・

太陰暦は月の満ち欠け(29.5日)を1ヶ月とし、その12倍で1年としていたため太陽暦と比べると1年間が
約11日少ない354日になってしまう。そこで19年間に7回、12ヶ月にプラス閏月(うるうつき)を足し、
13ヶ月の年を作った。
坂本龍馬が京都・近江屋で暗殺された翌年の慶応4年(明治元年)には、4月が2回あった。
4月の翌月は閏4月となっていたらしい。1年13ヶ月はピンと来ないが、当時の人はよく思いついたもんだ。

時間にしても江戸時代は、日の出から日没までを6等分したものを1刻(とき)と言い、日没から日の出までの
夜間をやはり6等分して1刻と言った。昼と夜が同じ長さの春分の日や秋分の日であれば、昼夜1刻は同じ間隔だが、
それ以外の時は1刻の長さは昼と夜では長さが違っていた。おおらかで大雑把なのである。
夏は長く働き、冬は短い労働時間だったのだろう。
江戸時代の人たちは1年で帳尻が合えば良いという具合で(素晴らしい!)、それを気にする人もいなかったのかもね。

最近、節電の効果を上げるために夏時間を採用する企業が増えているらしいけど、、、日の出とともに働き、
日の入りとともに仕事を終えるという実にエコな考えが江戸時代の人々には既に浸透していたんや。。。
それが自然っていうもんやで!夜更かしせなでけん仕事は体にも悪いし余計な電力も使うし~

食べ物もエコ!

ネオンサインもない江戸時代のエコな寿司屋の屋台でぃ!

っていうことで…日没にはまだ間はあるが、ぼちぼち仕事もおしめぇだ、、
江戸の人を倣って今宵はちょっくら出かけてくるぜ!

大連立でGo!

2011-06-08 15:13:42 | 日記
 国家的に直面している課題を的確にスピーディーに解決するという政治家としての技量が
これほど問われている時も近来ないだろう。
例によってアホなマスコミのせいもあるが、危機感の欠如というのか、党利党略が優先順位の一番にあるように
国民には見えて仕方ない。党派を超えた大連立という話も出てきたが、大いに有りだと思う。

日本全体のことを考えれば、震災のことばかりに注力していては成り立たないのが国家だが、
震災のことすら満足な対応ができなくて何のための政治かと問われているのが、今日の状況なのではないか?
今は復興という一つの目標に向け、スピード感溢れる施策が求められている。。。
政治家は百も承知だがなかなか進まない。
強力なリーダーシップと責任逃れをしない強い決意をもってやれる人材は…

企業も今や大連立時代といえる。
日本の独壇場であった家電や半導体などは、韓国、台湾(中国)にやられっぱなしだ。
韓国・中国はそれこそスピード感溢れる経営で、儲かると思えばヒト・モノ・カネの全エネルギーを集中投下する。
技術的な差も80年代は10年先を走っていた日本だが、買収やM&Aによる技術流出が相次ぎ、
今では2年とも1年とも…モノによれば韓国の方がデザインにも優れ、消費者のニーズも掴んでいる。
さらに価格でも太刀打ちできないとなれば、日本企業の世界的な苦戦も頷ける。どうしてこんなことになったのか?

世界ブランド、パナソニックの松下電器は昔はマネシタ電器と揶揄されていたように、
日本がかつてアメリカやヨーロッパの優れた製品や技術を真似して成長し、いつのまにやら追い越したということが、、、
そう、いつか来た道だ。

日本が韓国や中国に勝つには政治だけじゃなく、日本メーカーが『大連立』してしまうのが一番の近道だ(笑)
昔ある本に冗談で載っていたが、、『パナソニープ日東』という会社を立ち上げる!

パナソニック・ソニー・シャープ・日立・東芝を合体。。現在5社の年間売上高を合わすと35兆円!
どの分野でもスキのないギガ家電メーカーの誕生だ…

かの国では、SANNY・CANNY・SQMY(何て発音するのか?)という会社が大手を振って商売している。
 SQMY製の乾電池はひと盛り100円程度。
ちなみに今、中国で一番人気の家電メーカーはサムソン+ソニーのサムソニーだ(笑)SUMSONY!!
パナソニーPanasonyも中国で既にある! やはりパナソニックとソニーの二大ブランドが人気か…

でも一番やったね!っていうのは、、、パナ芝(笑)Panashiba!
 
おいおい~ちょっと斬新すぎるんじゃありませんか?? 
でもちゃんとした?ホームページもある会社に成長しているようだ。

何も家電に限らない、食品もすごいことになっている。。
かの国ではカカカーラ??「Caca-Cala」…本当はもちろん「Coca-Cola」

「Qoo」じゃなくて「Quu」もすごいよな~(笑)
まだまだたくさんあって、、、何でもありすぎて…話が尽きない。

そんな事を言っていたら昨日の夕刊に東芝とソニーが中小液晶パネル事業で統合を進めていると、、
世界出荷額の占有率は15%超となりシャープの14・8%を抜いて首位に。いっそのことシャープも仲間に入れたらいい。
かの国の人らにお願いだけど、『Tosony』『Sonshiba』『SONYP』『SHARPNY』とかは
(組み合わせはキリがないけど…)もう押さえたからやめてや~アカンで~(笑)

良いお手本・・・

2011-06-07 15:01:24 | 日記
日曜日の晩は60歳以上のシニアの方々、18名に声をかけてお集まりをいただいた。

選対解散式第二弾『シニアの部』である(笑) 選挙期間中には主に街宣車の運転や演説会の設営、ポスター掲示板の維持管理、桃太郎の手伝いなど様々なポジションで汗をかいていただいた方々だ。

大坂府警の選挙取締本部の解散を見計らって(笑)「シニアの会の選対解散式」を設けてくださったのは、「ヤングの部」同様、本当に面倒見の良いM後援会会長である。こうした会を通じて我々に『人は石垣、人は城』を実感させてくれる。
大事なことに多少鈍感になっていることを自覚する私にしても、選挙期間中はあまり縁のなかった彼ら裏方なくしては選挙運動に大いに支障がでてしまうことは頭では分かっているのだが、、、それを再認識するいい機会だ。

中には自分の親のような大先輩もいらっしゃるが、一堂に会し酒を酌み交わし、2ヶ月前の戦いをあれこれ話ながら諸兄一人一人と肩を抱き合い、手を握り締め労いの言葉が行き交えば、まるで年の差など感じない『同期の桜』のような一体感を共有することになる。持続的な発展を旨とする後援会組織とすれば不可欠なことなのかも知れないな~。。。


何も選挙戦に限ったことではないが、世の中、『表舞台に立たずにひたすら裏から支えてくれる人がいてくれてこそ成り立っていること』は実に多い。いつもスポットライトを浴びている人間はその事を決して忘れてはならない。
それを当たり前と思った瞬間、後ろを振り向いたら誰もいないということの始まりになるわけだ。。

縁の下の力持ち、影の功労者たちを思いやる気持ちが人一倍強いM会長は素晴らしい『大人』だ。
会社の社長として非常に忙しくシビアな一面もあるが、酔うと人懐っこくてすぐに眠っちゃう可愛らしさもある(笑)
男気がありながら茶目っ気や艶のある人は、言いたいことを言っていてもどこか憎めないもの。。。
70歳も目前だがまだまだ元気一杯に後援会を引っ張っていって、私の手本とする『大人』の一人であり続けて欲しいものだ。

こうした先輩らの姿を忘れずに目に焼き付け、生き方の指標としていければな~と思う。。。

ちょっと粋なお店へ…

2011-06-06 16:22:29 | 日記
 一昨日は谷町六丁目の近くにある老舗の割烹料理屋へでかけた。。。

タクシーで大阪城と府庁の間を走り上町筋を南へ、、長堀通りにぶつかる手前にある『T』というお店だ。
大阪が商人の町として栄え、船場や堂島にある繊維問屋や大店での若旦那衆や「ぼん」たちが通ったであろう老舗である。
使用人からは奥さんや娘は『いとさん、こいさん、ごりょうさん』と言われていた古き良き時代。。。
ちなみに、こうした言葉は今では使われていないが、地域限定のゆかしい大阪弁だ。
お嬢さんのことを「いとはん(愛しい人)」。長女は、いとさん。次女は、中いとさん・なかんはん。
三女を、小いとさん・こいさん。ちなみに男の子は、ボンボンの「ぼん」だ(笑)。。。
奥さんは、御料さん(ごりょんさん)。そう呼ばれていたのは、かなり格上の店の奥さんといえる。

さて、「T」の外観は普通の料理屋然としているのだが、一歩店に入るとノスタルジックな雰囲気満点だ。

赴きのある座敷にはそれぞれ違った鉦や太鼓、釣鐘に拍子木が置いてあり、店の人はその音の違いによってどのお座敷の客が呼んでいるのかを聞き分ける。ブザーやプラスチック製品などの無粋なものとは無縁の空間である。
私のところにはこの鉦…なかなかオツな演出だ。
ちなみに隣の部屋はこんな太鼓が鎮座していた・・・

「T」は江戸末期創業、180年もの歴史を持つ老舗割烹。
昔の梁や柱、欄間を生かした大小11の座敷には当代の祖父が好きだったという骨董の品々が置かれ、 
まるで小津安二郎の映画の中にいるよう。暖簾、磨りガラス、欄間などには店の意匠である昆虫が遊ぶ。

古都の老舗なら必ず感じる張り詰めた威厳みたいなものはここにはなく、老舗なのに畳でゴロンと寝転びたくなるようなゆったりした気分にさせてくれる。
私と同い年のご主人は5代目だというが、先代の父親からその技と味、伝統を引き継ぐ…
名物の鯛のあら炊きやタコの桜煮は驚くほど嫌味のない上品な甘さで、食べるのが面倒な鯛の頭をしゃぶりつくしてしまう…

 
「まったり」という言葉がこれほど嵌まる甘さは経験がない。
スルスルと二合徳利が次々と空いてしまう(笑)
天麩羅は小ぶりでさっぱり塩でいただく。。。

トロ、イカ、アワビのお造り・・・

揚げ出し豆腐も実に優しい味だった。。。
「昔ながらの大坂の味」を今に残すのは並大抵のことではできない。

〆に鯛茶漬けをいただく・・・ほんまに美味い!!!

お品書きには値段は一切書かれていないのが一見には怖いが…
確かに財布の紐もそれなりにユルユルにならないと来れないのだが、、、
たまにこうして粋なお店で長年にわたって培われた技を堪能するのは大人の贅沢というより、むしろ勉強だ。
教養の一部とも言える。

洗練された美味しいものに出会い、まったりとした雰囲気を堪能して束の間、非日常の中に身を置くことは安物の店では絶対にできない。蘊蓄ばかりで子供騙しの創作料理屋では決して味わえない心穏やかな時間を過ごせることが何より魅力だ。
最近はとんと見ないが寡黙で謙虚な高倉健と薄っぺらで思慮に欠ける橋下徹ぐらいの違いがあるといえば分かりやすいか??

場違いなサロン?

2011-06-03 16:15:23 | 日記
梅雨の中休み、、、気温も高く風も爽やかでまるで初夏を思わせる陽気だ。
今朝の気分に合うアップテンポなユーロビートを聴きながらクローゼットから服を選び出す。鼻歌も出る。

上は白地に細かいブルーストライプのオープンカラーシャツ、ボトムは生成りのリネンのストレートパンツ、薄手の淡いオレンジ色の上着を羽織って階下へ…ティンバーランドの赤茶系のデッキシューズにパナマハットをかぶり姿見の前に立っていると、、、厨房にいた家内が訝しげに『朝からそんなカッコでどこへ行くん?』と。。。
私が『腰の調子が悪いから今からちょっとMさんへ行ってくる』と言うと、首を傾げながら『??なんや大層やね~』と店の方へ消えた…どんなカッコしようがほっといて欲しい。
Mさんとは例の整骨院のことだ(悲)

身なりを多少でもスカッとしたら少しは背筋も伸びて腰の違和感も緩和されるかと思ったが、
やっぱりそんなことでは治らないようだ。
せっかく着込んだので、そのカッコで出かけることにした。
この辺をうろつく普段着にしたらちょっと目立つか…やっぱり帽子はやめておこうか(笑)

朝のクリニックや整骨院は高齢者達が幅を利かし、さながら社交場と化している。
やはりMさんにもご近所の顔見知りの爺さん婆さんがたくさん生息していた。

皆さんと挨拶しながら受付を済ますと、珍しそうに『どないしたん?どっか悪いんか?』と話しかけてくる。
(悪いからきてるんや!)その度に『腰が痛くてね~』とちょっと顔をしかめてみせる。
『皆さんはどないやの?どこが悪いの?』と尋ねると、、、昔よく一見の客にはボッタクリのKという寿司屋で鉢合わせすることが多かった(笑)Tちゃんという婆さんが金歯をキラリと光らせながら、『もう年やからな~そこいらじゅう悪いわ~』としおらしく言う・・・

しかしどの顔も血色が良く、私よりもよっぼど元気そうだ(笑)
私の痛そうな顔を見て勝ち誇ったような笑顔で『気ぃ~つけなアカンで!若いんやからジキようなるわ』と口々に励ましてくれる(トホホ…)

彼らは勝手に電気治療の器具を操作したり、運動器具を使ったりして自分の家にいるかのように寛いでいる。
病院に来ているというのにベチャクチャ喋りながら皆が楽しそうにしている。
どこも悪くなさそうに見えるのは私の錯覚か?ヒガミか??

そう言えば以前、掛かり付けのT医院でも『最近、Uさん見ぃひんけど、どないしたんやろか?』
『Uさん?、なんや、よ~ないらしいで…腎臓やら腸やら言うとったな~』。。。
どうやらこの辺りのクリニックでは「本当の病気」になると顔を見なくなるらしい(!)
医療費の無駄遣いとも言えるが 
こうして「元気一杯に」病院通いするのも一種の生きがいなのかも…今まで頑張ってきたんやから許したって

私はM先生に腰のマッサージをしてもらいながら、場違いなサロンに迷い込んだ少年のような心持ちだった。
早く帰って仕事しようと思った。。。

見直すべき!

2011-06-02 17:28:30 | 日記
 店に福島県浪江町から被災者の夫婦がやってきたのは先月半ばのことだった。

浪江町は福島第一原発のすぐそばにあるため、立ち入りを厳しく制限をされている。津波でも大きな被害を受けた。

そんな悲惨な体験をされた人と語り合うことになるとは、、、思いもしなかったが。。。

町の中心部はゴーストタウンと化している。夫婦の家もこの近所だという。

その被災者の方々は娘さんが大坂のI区に嫁いでいて臨月だという60歳を少し越えた上品そうな夫婦であった。
ウチから目と鼻の場所にこの辺りでは結構有名な産婦人科があるが(息子や娘もそこで生まれた)、そこでその夫婦の娘さんが分娩するというので、休憩にウチに立ち寄ってくれた。

初老というには若々しいその夫婦は、大坂に住む娘夫婦の近所に越してきたかったらしいが、避難先はS市の住宅に決まった。
S市の住宅までは電車を乗り継ぎ1時間半以上は要する。。。

とにかく夫婦で頑張って大坂で暮らす覚悟を決めて来たわけだ・・・しかし先日は奥さんが1人で来店した。
右腕がギプスで固定され肘から先を包帯で吊っていた。痛々しい。どうしたのかと尋ねると主人にやられたという。
旦那は見知らぬ土地で精神的に落ち着かないらしく、奥さんは夫婦喧嘩の果てに腕を折られたと嘆いた。
仕事もなく補償や支援のお金もまだ入ってこない。早く仕事もしたいけど被災者だからといって優遇はしてくれない。
かなり気持ちが荒んでいるのだろう。奥さんは家には帰りたくはないが手狭な娘の家で世話になるわけにもいかない。
仕方ないから今は一緒に住んでいると言う。。。
何とかしてあげたいが、これもこの人たちの運命だ。私は晩御飯をご馳走するぐらいしかできなかったが、
行政はお金の配分を早急に行い、一日も早く生活が安定するような施策・支援を即座に実施すべきだろう。
彼女らをそばで見ていると一体何をノロノロやっているのか腹立たしくもある。
生まれてくる新たに命を見守っていくためにも、夫婦仲直りして頑張って生きていって欲しい。

今、大阪の生活保護者の割合は18人に1人だという!ドヤ街を抱える西成区での割合が突出していることもある。
西成区以外の区では全国の都市部平均と比較しても遜色ない。
しかし今やその費用は莫大で、年々予算に占める割合は上がり続けている。
日本全体では年間3兆円を超えているが、この震災でこうした扶助費はさらに膨れ上がる。

浪江町の夫婦のような方々には一刻も早い給付をして欲しいし、止むに止まれぬ事情で本当に困っている生活困窮者を救済するのは国とすれば当然だが・・・
しかし勤労意欲もなくパチンコや競馬にその金を注ぎ込んでる輩は後を絶たない。
夜眠れないといって睡眠薬などをタダでもらって、ネットで換金しているのもいる。許せん!
そういう不埒なのは皆、強制的に農業でもやらせたらいい。。。耕作地は有り余ってる。

医療費タダ。家賃も補助。年金よりも高額な支給額、名義だけ変えてクルマにも乗っている…絶対におかしいやろ。
戦後間もなくできたこの制度も疲弊しているのだ。即座に見直すべきだろう。

Yakuduki??

2011-06-01 17:04:20 | 日記
『厄月』…陰陽家で厄難を避けるために、諸事に忌み慎まなければならないとする月。。。
意味合いはちょっと違うが、私は4、5月がその『厄月』かもしれない。

先日もぎっくり腰のなりかけみたいになり、近所の商店街にあるM整骨院で針を打ってもらった。
 
電気治療もしてもらう・・・

いつもなら針を打てば1週間も経たず完治するが、今回はまだ少し疼いたりして始末が悪い。
ウチのお客さんでもあるM先生とはもう数年来の付き合いだが、前回ここを訪れたのも5月同日!だと言われた。
その前はその前年の4月末、やはり毎回ぎっくり腰の兆候で針を打ったというが…

『体の歪み、弱ったところがこの時期に出るのかも知れませんね~』と言われた。
さらに『気候が良くなって動きが大胆になるのでは??ヨガでもしますか?』
そうか~、、、そういえば思い当たる節もあるな~とM先生の『厄月説』に納得…

おなかを切ったのも4月やし、、(これは関係ない??)
来年は気を付けて過ごそうと思うが。。。きっと忘れてしまってるんやろな~(笑)

厄年や厄日という言葉があるくらいだから厄月という言葉があってもいいようなもんだと思い調べたら、、、
そんな言い回しもあったんや~!と知る。
モノ書きの端くれとしたら、日本語の使い方は難しく悩ましく、そして奥深いといつも感じている。

日本語は言語として稀有な存在だ。
発音の仕方であるとか文法的にも他の言語とこれほど互換性に乏しい言葉はないらしい。
日本が歴史的(鎖国など)にも地勢的にも他国と隣接していない島国であることから独自の進化をしてきたのだろう。

だからバイリンガルが少ないのもしょうがないんやろな~と思う。
スイス人などはドイツ語・フランス語など何ヵ国語も話せる人がザラで羨ましい。。。
スイス連邦はドイツ、フランス、イタリア、オーストリア、リヒテンシュタインに囲まれた内陸に位置する。
国内には多くの国際機関の本部が置かれている。バイリンガルは歴史的・地勢的な要素が育んだオマケである。

でも、日本語には高尚な文化に裏付けられた日本語の美しさがちりばめられているわけで、
内向きだったがためのオマケで、言語としての『上等さ』を身に付けられたのだと思う。

今日に至ってはそれもいささか怪しいが、その分、世界に日本語が発信されるようになった。
アニメやコスプレなどの世界では『カワイイ~』は既に万国共通のエスペラント語のようだ。。。
 

ちなみに『ヘンタイ』もそうだ。外国の怪しいサイトでは「HENTAI」は『変態』のことだ(笑)

その他にも外国で日本語は一杯使われているので、一度探してみてね。

今日から月も変わり6月。私の『やくづき』も終わった。
雨降り…梅雨明けはまだまだ先のことだが、『厄』も明けたので(笑)気分上々で今月は過ごしたい。