東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

見直すべき!

2011-06-02 17:28:30 | 日記
 店に福島県浪江町から被災者の夫婦がやってきたのは先月半ばのことだった。

浪江町は福島第一原発のすぐそばにあるため、立ち入りを厳しく制限をされている。津波でも大きな被害を受けた。

そんな悲惨な体験をされた人と語り合うことになるとは、、、思いもしなかったが。。。

町の中心部はゴーストタウンと化している。夫婦の家もこの近所だという。

その被災者の方々は娘さんが大坂のI区に嫁いでいて臨月だという60歳を少し越えた上品そうな夫婦であった。
ウチから目と鼻の場所にこの辺りでは結構有名な産婦人科があるが(息子や娘もそこで生まれた)、そこでその夫婦の娘さんが分娩するというので、休憩にウチに立ち寄ってくれた。

初老というには若々しいその夫婦は、大坂に住む娘夫婦の近所に越してきたかったらしいが、避難先はS市の住宅に決まった。
S市の住宅までは電車を乗り継ぎ1時間半以上は要する。。。

とにかく夫婦で頑張って大坂で暮らす覚悟を決めて来たわけだ・・・しかし先日は奥さんが1人で来店した。
右腕がギプスで固定され肘から先を包帯で吊っていた。痛々しい。どうしたのかと尋ねると主人にやられたという。
旦那は見知らぬ土地で精神的に落ち着かないらしく、奥さんは夫婦喧嘩の果てに腕を折られたと嘆いた。
仕事もなく補償や支援のお金もまだ入ってこない。早く仕事もしたいけど被災者だからといって優遇はしてくれない。
かなり気持ちが荒んでいるのだろう。奥さんは家には帰りたくはないが手狭な娘の家で世話になるわけにもいかない。
仕方ないから今は一緒に住んでいると言う。。。
何とかしてあげたいが、これもこの人たちの運命だ。私は晩御飯をご馳走するぐらいしかできなかったが、
行政はお金の配分を早急に行い、一日も早く生活が安定するような施策・支援を即座に実施すべきだろう。
彼女らをそばで見ていると一体何をノロノロやっているのか腹立たしくもある。
生まれてくる新たに命を見守っていくためにも、夫婦仲直りして頑張って生きていって欲しい。

今、大阪の生活保護者の割合は18人に1人だという!ドヤ街を抱える西成区での割合が突出していることもある。
西成区以外の区では全国の都市部平均と比較しても遜色ない。
しかし今やその費用は莫大で、年々予算に占める割合は上がり続けている。
日本全体では年間3兆円を超えているが、この震災でこうした扶助費はさらに膨れ上がる。

浪江町の夫婦のような方々には一刻も早い給付をして欲しいし、止むに止まれぬ事情で本当に困っている生活困窮者を救済するのは国とすれば当然だが・・・
しかし勤労意欲もなくパチンコや競馬にその金を注ぎ込んでる輩は後を絶たない。
夜眠れないといって睡眠薬などをタダでもらって、ネットで換金しているのもいる。許せん!
そういう不埒なのは皆、強制的に農業でもやらせたらいい。。。耕作地は有り余ってる。

医療費タダ。家賃も補助。年金よりも高額な支給額、名義だけ変えてクルマにも乗っている…絶対におかしいやろ。
戦後間もなくできたこの制度も疲弊しているのだ。即座に見直すべきだろう。