東京大阪ラプソディー

私が生まれ育った故郷「東京」の友人たちへ、また私の「大阪」での生活を知る心優しき人たちに、徒然なるままに綴っています。

たちあがれ・・・

2011-06-18 17:14:12 | 日記
 大震災の復興関連で、「今こそ立ち上がれ日本!」というの記事の下に小さく・・・
中国明代の大ベストセラー「金瓶梅」にまつわるコラムが掲載されていた。

タイトルの「金瓶梅」は主人公である西門慶と関係をもった潘金蓮、李瓶児、龐春梅の名前から
一文字ずつ取ったものだが、それぞれ金(かね)、酒、色事、を意味するとも言われる。

このブログの読者は健全なる大人ばかりと推察されるので今日はちょっとエロい話になるが・・・
和訳された「金瓶梅」を読んだ人はあまりいないと思う。
私も「きんぺいばい」という名前だけしか知らなかったが、あらすじを読むとよくできたエロ小説でもある。

「金瓶梅」の話の中で、主人公、西門慶はこの上ない色気を放つ女性、潘金蓮に一目ぼれするが、
お付き合いするのに5つの条件を提示される。。。
・・・
①容貌がきれいなこと。>>>私は色白で身長がある方なので多少はいいか?
②ロバのようなイチモツをもっていること。>>>う~ん、ロバ!?~、、、それりゃ無理(涙)
③金持ちであること。>>>税務署も目をつぶってくれるような?一般庶民ですので(笑)
④腰が低いこと。>>>みんな強い者には結構低かったりするよな。
⑤暇人であること。>>>貧乏暇なしみたいな毎日で…

私も、、、きっと諸兄にもなんじゃ~こりゃの結果でしょうな~(苦笑)
(こんなヤツ滅多におらんから気にしないけど…)

この条件の中で、②ロバのようなイチモツ(怖)というのがあるが、、、
果たして女性の本音はそんなデカイのを好むのだろうか? 私の周りも懐疑的にみている。。。
勿論、私が劣等感からそう言っているのでは決してない(笑) 
公開できるものなら、むしろ自慢したいくらいなのだが…???

歴史上の人物でも、巨根伝説はいろいろあるが、日本でいえば、奈良時代の僧、道鏡が有名だろう。
日本三大悪人の1人でもある彼は、、、
 
女帝である孝謙天皇をたぶらかしたとされ、『道鏡は座ると膝が三つでき』などと江戸時代の川柳で語られている。
映画ではこんな感じであった。。。平幹二郎??

ヨーロッパでは、帝政ロシア末期に暗躍した怪僧(僧侶は権力に近く巨根が多かった??)ラスプーチンが
そのイチモツを武器に皇后を籠絡したと言われている。

中国では、唐の時代に則天武后に寵愛された張兄弟がすごい。
2人とも亀頭部分は拳大、竿の部分は腕ぐらいあったらしい。
また、則天武后から可愛がられた遣唐使に粟田真人という日本人がいたが、それまで日本は倭国、
つまり「みみっちい、ちっぽけな」国と言われていたが、則天武后の頃に初めて「倭国」から「日本」
と言われるようになった。
これも粟田真人が立派なモノを持っていたからだという説がもっともらしく一人歩きしている。

こうして伝説となった巨根は絶賛されるのだが(笑)、、、男はとかくそのデカさを気にしたりする。
日本のコンドームはフリーサイズだが、中国では大・中・小から選ばなくてならないらしい。
ミエをはって大きめを買うとエライことにもなりかねないわけで、一人っ子政策の頃の
「小」の中国男性は悩ましかったことだろう。

「民族」としてさえ気にする例が、EU統合で実際にあった。
ドイツとフランスでは工業規格の違いから、ドイツのコンドームの方が1ミリ太かった。
EU統合で工業規格を合わす必要ができて、その事実が明るみに出てしまい、フランス人のナショナリズムを
いたく傷つけたそうだ。たかがイチモツ、されどイチモツか。。。

「性欲」と「経済」は密接に関連しているのは間違いない。
上昇志向の強い国(人)は性欲も強いのか、日本が高度経済成長の頃は海外に行く男たちは皆ギラギラしていた。
今は中国人がそうだ。「衣食足りて変態を知る」「恒産なくして淫乱なし」という言葉もあるほどだ。

しかしその経済や文明の発展が頭打ちになり爛熟期を過ぎると、人間はどんどん草食化していくのだろう。
今や日本も言われて久しいが、フランスもイタリアもその兆しが顕著らしい。。。引っ込み思案ばかりだという。

ベルルスコーニ首相(74歳)みたいなおじさんは少数派になってきたのか?

(首相の離婚問題のきっかけとなった18歳の少女ノエミ・レティツィア(Noemi Letizia)) 若い!若すぎる!
あのイタリアが草食化するなんて世も末だ。

文明が高度化された宇宙人は映画に出てくる限り、手足が痩せていて頭でっかちで性欲とは無縁の植物のようだ。
きっと実物もあんな感じだろう。。草食系は自分の周りにある草をボリボリ食べるだけだから楽チン。
でも私は草食化はイヤだ。肉食動物は獲物を目指して走っていくから結構疲れるが、「老いてなお盛ん!」でありたいと思う。

今の私にはイチモツの大きさは関係ない(笑)。。。
その気概があるかないかが自己を再生させ、向上させる生命力ともいえる。
「立ち上がれ日本!」の記事と「金瓶梅」のコラムを交互に見ながら、『勃ちあがれ!』と言われているような気がした。