普通の日々

ごく普通の日々の事

悪質な例だけが懲戒処分?

2006-11-02 22:20:05 | ニュース関連
大阪市職員309人、住居手当総額5千万円を不正受給(朝日新聞) - goo ニュース
【大阪市の職員309人が、住居手当計約5千万円を不正に受給していたことが1日、分かった。住宅ローンの完済を届け出ず、ローン支払い中に適用される手当の増額分をそのまま受け取り続けたり、家賃が下がったのに、高額な旧家賃の基準で手当を受け取ったりしていた。1人当たりでは最大162万円を過大に受給していた職員もいた。市は年度内に全額返還を求め、悪質な事例は懲戒処分も検討する】
【手口別では「住宅ローンの完済の無届け」が168人と最多で、計2492万円が過大に支給されていた。次いで「賃貸住宅の家賃値下げの無届け」が82人で計275万円。162万円を過大に受給していた職員は、親子間で賃貸契約を締結。家賃を実際に支払っていたかどうか確認できなかった】

 ちゃんと完済や家賃の値下げを届け出た職員もいるんでしょ?それなのにどうして『悪質な事例』だけが懲戒処分の検討対象になるの?こんなの全員懲戒処分で充分だろう、処分にも色々と幅があるんだから。返還すれば良いというものじゃないだろうに・・・・。
補習70回とリポート、裁量で50回程度 必修漏れ救済(朝日新聞) - goo ニュース
【高校必修科目の履修漏れ問題で、政府・与党は1日、履修漏れ科目の補習時間を軽減する救済策で基本的に合意した。(1)未履修が2単位分(70コマ)を超える場合は、補習で70コマ履修した上でリポート提出などで補う(2)未履修が2単位の生徒は補習70コマが基本だが、校長の裁量で3分の2(50コマ程度)に軽減できる――などが柱。文部科学省は2日中に都道府県教委などを通じ各校に通知する】
【履修漏れがあった高校の中には、すでに補習授業を始めている学校もある。受験を目前にしたこの時期の補習は生徒には厳しく、一方で指導要領通り履修した側には不公平感もぬぐえない】

必修科目履修漏れ、救済策を正式決定 文科省(朝日新聞) - goo ニュース
【処理方針では「生徒はすべて被害者」という前提で、「未履修者と既履修者の間にできる限り不公平感を生じないよう、また、未履修者の立場にも現実的に対処できるよう、スピード感をもって処理する」という姿勢を強調している】
 結局、不公平感が生じたじゃないか。何が『できる限り不公平感を生じないよう』だ、大嘘吐き共め。文科省の素案に反発した議員達は、既履修者の学生達に反発した理由をキチンと説明しな。
巨大マンション建設中断 構造計算の検証できず(朝日新聞) - goo ニュース
【首都圏で建設中の大規模マンションの構造計算書に数値の不整合が見つかった問題で、埼玉、千葉両県内の分譲マンション2物件の検証作業が難航し、工事が半年以上中断している。複雑な構造計算の考え方をめぐり、構造設計を手がけた富山市の1級建築士と検査側の見解の相違が大きく、溝が埋まらないためだ。建築・販売主のアパグループ(金沢市)は両物件の契約者に対し、手付金の倍返しなどの条件で契約解除を申し出た】
【両県によると、コンクリートの重さや梁(はり)の鉄筋量の算定などに、標準と異なる手法が多用されているのが遅れの一因。根拠を示すように求めているが、建築士は正当性を主張し、平行線が続いている。第三者機関から助言を受ける調整が進んでおり、決着にはさらに時間がかかる見通しだ。
 建築士は「建物の安全性をごまかすようなことは一切していない」と説明する】

 根拠を示していないのに正当性を主張するのが分からんね。誤魔化しがなく計算に自信があるなら、必要な情報を全て出して検査側を納得させれば良いのに。

特効薬は問題発覚?

2006-11-02 21:15:07 | ニュース関連
奈良市元職員の長期病欠 病気休暇、取得3分の1に(産経新聞) - goo ニュース
【奈良市環境清美部の元職員(42)=懲戒免職=が不自然な病気休暇・休職を繰り返していた問題で、元職員が所属していた同部収集課の職員の病気休暇の取得数が、問題発覚前に比べ3分の1に激減していることが2日、市の調査で分かった。元職員の「詐病」疑惑が浮上する中で、同課の職員が急に病気から回復した格好。同課は「問題の重大性を認識し、病を押してでも頑張ってくれた成果」としているが、不自然さが際だつ結果となった】
【市の調査によると、発覚前の9月下旬は土・日曜を除く8日間に、収集課(約190人)で病気休暇を取得した職員は延べ149人に達していた。ところが、発覚直後の同月下旬の土・日曜を除く8日間では、病気休暇を取得した職員は延べ55人に激減し、発覚の前後で約3倍の格差が生じた形だ。
 激変の理由について、同課は「病気休暇が社会問題となる中、あえて病気を押してでも出勤したり、通常は病気休暇とするところを自主的に年次休暇に振り替えてくれた結果」と説明。
 「詐病」の疑いについては、「医師の書いた診断書を疑うことはできない。病気休暇を取得した職員には、病気はあると言わざるを得ない」と否定する】

 まあ、『詐病』を否定している今の段階では、『病を押してでも頑張ってくれた成果』というコメントを出すしかないんだろうけど・・・笑うしかないよね、これは。いやね、本当に仕事が出来ないと診断されているのなら、『あえて病気を押してでも出勤』する必要はありませんよ。それで病状が悪化したら大変な事になりますから、仕事に復帰出来るまで制度を利用して貰っても結構です、国民もマスコミも鬼じゃないんだから。
 ただね、『同課の職員が急に病気から回復した格好』と書かれている様に、余りにも不自然で怪しすぎる訳だよ。だから、皆疑いの目で見て批判しているの。大体、『収集課(約190人)で病気休暇を取得した職員は延べ149人』って何?民間では一寸考えられない異常な数字だぞ。本当に『詐病』が無いと言うのであれば、この課に虚弱な職員が集中したか、職務内容に何か原因があるとしか思えないが、その辺りはどうなの?
 それに病気休暇・休職中の職員がこんなにいるのに、この課の仕事が回っているという事は、本来この課には出勤している職員だけで充分なのか、臨時職員を雇っているかのどちらかでしょう?どちらにしても市の人件費に余計な負担が掛かっている筈。どうしてその方向からこの異常な数字が問題にならないんですかね?もし、奈良市の財政に余裕があったとしても問題にすべき事でしょうに。
 『医師の書いた診断書を疑うことはできない』なんて言っていないで、キチンと本当に病気なのかどうかチェックしなさい。どうしても診断書を疑えないのなら、通院や治療・支出した医療費の面からチェックしなさい。そうしないと市民の批判は無くらならいぞ。