マッハの貴公子 C1Runner の熱~い日記でつ(¬_,¬)b フフフ・・・

マッハの貴公子 天才タケスィが熱~く語るでつ( ̄ω ̄)ムフ~

「S13」

2017-04-13 07:10:19 | 走り屋
日産のスペシャルティカーの雄として長いあいだ君臨してきたシルビア。

だけど1980年代中盤になると、魅力的なライバル車の台頭によって、その存在感が希薄なものになったでつ。

一念発起した日産自動車の開発陣は、次期型のスタイリングと走りを、徹底的に磨き抜く方針を
打ち出したでつ。

今回は“ART FORCE”のキャッチを冠した5代目シルビア(1988~1993年)。

88年に登場した5代目シルビア。
クルマ好きの間では「S13」の愛称で親しまれ、歴代シルビアのなかで、もっとも人気を集めたでつ。

初代のCSP311型はエレガントな高級スポーツクーペ、
2代目のS10型以降はスペシャルティカーとしてのキャラクターを前面に押し出したシルビア。

日産の車種ラインアップのなかでは小型スペシャルティとしての確固たる地位を築いていたものの、
4世代目となるスポーツ志向のS12型(1983年8月デビュー)では
2代目ホンダ・プレリュードや4代目トヨタ“流面形”セリカといったデートカー的な要素の
強いライバル車たちの影に隠れ、市場での注目度は今ひとつに…

スペシャルティカー分野での復権を目指したでつなぁ〜

これからのスペシャルティカーは、初代のCSP311型のような“デザインの
美しさ”とS110/S12型で主張した“走りの楽しさ”の両面を、
高いレベルで併せ持ったモデルでなければならなかったでつなぁ〜

そう判断した日産の開発陣は、次期型シルビアの商品テーマを
「走りが楽しい2ドアスタイリッシュクーペ」を…

この流麗なサイドビューがS13最大の魅力。



「エレガントストリームライン」と称されるこのデザインは、クーペのスタイリッシュさと
FRマシンのスポーティさをうまく表現

この頃は、FF化で本格的なFRがなかったでつなぁ〜

スタイリングに関しては、曲面と曲線で構成したワイド&ローのフォルムを基本に、
エレガントで流麗なエクステリアの構築を目指してでつ。

最大の特長は、車体を横から見た際にフードからウエストライン、
トランクリッドへと連続して緩やかなS字の孤を描く“エレガントストリームライン”で、
この造形によりサイドビューの伸びやかさと華やかさを演出。

また、フェンダー部は抑揚のあるグラマラスな形状に仕立てて走りのクルマらしい
ボリューム感を実現。

ほかにも、3次曲面ガラスを使って斬新さを主張したカプセルリアウィンドウや
透明樹脂を採用して左右のヘッドランプとの連続性を持たせたクリスタルグリルなど、
全ビューにわたって工夫を凝らしたでつなぁ〜

内包するインテリアについては、インパネからコンソール、ドアトリムにいたるまでを一体曲面構成とし、
前席乗員を柔らかく包み込むエレガントなキャビン空間を創出。




加えて、曲面と曲線でアレンジした一体成型のモダンフォルムシートを装着。
今までの断崖絶壁のインパネをようやくチェンジしたでつなぁ〜
内装が一段と進歩してたなぁ〜

さらに、車速をフロントウィンドウ右下方にデジタル表示する“フロントウィンドウディスプレイ”や
フロントスピーカーに専用アンプを組み込んで車室内の音質特性を
最適化する“電子制御アクティブスピーカー”といった先進アイテムも積極的に取り入れたでつなぁ〜

この頃は、カーステの音にもこだわり始めた時期でつなぁ〜

曲面と曲線を巧みにつかった、ラウンディッシュな室内も特徴。

大きくスラントしたインパネと高めのセンターコンソールで囲まれ感のあるコクピットを演出
シャシーに関しては、FRレイアウトによるコントロール性の高さやリニアな操舵フィールを

最大限に活かすため、リアサスペンションに新開発のマルチリンク式を採用。

複数のリンクの組み合わせによってタイヤの動きを最適に制御する専用セッティングのこの新機構は、
新世代スペシャルティにふさわしいしなやかな乗り心地と卓越した操縦性をもたらしたでつ。

さらに開発陣は、日産自慢の4輪操舵システムである“HICAS-Ⅱ”を新シャシーに組み込む。
ステアリング操作に応じて横Gと加速を感知し、電子制御でマルチリンク式リアサスの
タイロッドを左右に動かして後輪を最適な量とタイミングで前輪と同方向に操舵(最大1度)する
HICAS-Ⅱは、新シャシーの高いポテンシャルと相まって、
いっそうスポーティなハンドリング性能を発揮。

この技術は凄かったたでつなぁ〜
AWSは必須だと思うけどなぁ〜

動力源については、コンパクトでハイレスポンスなCA型系の直列4気筒エンジンを搭載。
FJが名機だっただけにちともに足りなさはあったでつなぁ〜

排気量は1809ccで、ヘッド機構にはDOHC16Vを採用。
インタークーラー付きターボ仕様はCA18DET(175ps/23.0kg・m)、
自然吸気版はCA18DE(135ps/16.2kg・m)の型式を名乗ったでつ!

組み合わせるトランスミッションには、5速MTのほかにホールドモード付きの
フルレンジ電子制御式4速ATを設定。

ほかにも、CA18DET型エンジン仕様にリアビスカスLSDを、
全車に4WAS(4輪アンチスキッド)の電子制御式ブレーキシステムをセット。

まぁ〜ニッサンのフル技術が満載だったでつなぁ〜

“ART FORCE”の名に恥じないスタイリングでつなぁ〜

デートカーとしての性格を強めた第5世代となる新しいシルビアは、
S13の型式を名乗って1988年5月に市場デビュー

ボディタイプはシンプルに2ドアクーペのみの設定。
キャッチコピーには“ART FORCE”と冠し、芸術的なスタイリングと
力強い走りを併せ持つ新世代スペシャルティカーであることを声高に主張。

また、グレード名についても工夫。

車種展開は上位からCA18DET型エンジン搭載のK's、CA18DE型ユニットを積むQ's、
ベーシック仕様のJ'sを設定。

このネーミングは、トランプのキング/クイーン/ジャックに由来。

市場に放たれたS13型系シルビアは、そのスタイリングの流麗さやFRならではの
走りの良さが高い評価を受け、たちまち大ヒットモデルに昇華す。

CFでのセンスのいい映像とBGM(プロコル・ファルム『A Whiter Shade of Pale(青い影)』)も、
販売の伸びに拍車をかけたでつなぁ〜

デビューから2カ月ほどが経過した1988年7月、S13型系シルビアをベースにした
ユニークな車種が登場。

日産の関連会社であるオーテックジャパンが開発し、高田工業が製造を手がけた
「シルビア・コンバーチブル」。

K'sグレードのAT仕様をベースに、電動開閉式の幌とスチールカバー付き幌格納スペースを
備えたコンバーチブルは、カスタムカーの範疇を超えたスタイリングのまとまりの
良さや幌開閉機構の完成度などが高い評価を獲得。

K'sのAT仕様をベースにした「シルビア・コンバーチブル」。
電動開閉式の幌とスチールカバー付き幌格納スペースを備えるでつなぁ〜

MCで2リットル化、エクステリアも進化

日産製スペシャルティカーとしては久々のスマッシュヒットとなったS13型系シルビア。
その勢いをさらに増そうと、日産は同車の車種展開の拡大と改良を相次いで行っていくでつ!

1990年2月には、既存モデルの装着オプションで人気の高かったアイテムを標準装備化し、
そのうえで価格を抑えた“ダイヤセレクション”シリーズを発売。

1991年1月になると、最初のマイナーチェンジを実施。

最大の注目ポイントはエンジンの換装で、従来のCA18DET/CA18DE型から
SR20DET型1998cc直列4気筒DOHC16Vターボ(205ps/28.0kg・m)/SR20DE型1998cc直列4気筒DOHC16V(140ps/18.2kg・m)に一新

さらに、HICAS-Ⅱは進化版のSUPER HICASに変更。

内外装では3連プロジェクターヘッドランプや翼形状リアスポイラーの装着、
シート形状の見直しなどが行われたでつ。

1992年1月には、シルバーポリッシュアルミホイールや専用エンブレムなどを
装備した“クラブセレクション”シリーズが登場。

同年12月には、ベーシックグレードのJ'sにエアコンや電動格納式ドアミラーなどの
快適アイテムを装備した“オールマイティ”が発売。

ホンダ・プレリュードやトヨタ・セリカ/カリーナEDの牙城を打ち破り、
小型スペシャルティカー市場を34カ月連続で制覇するなど、大人気モデルに
昇華したS13型系シルビアは、当時としては長い5年5カ月あまりに渡って販売され続け、
1993年10月になってようやく6代目となるS14型系にバトンタッチ。

だけど、モデルチェンジ後もS13型系の注目度は衰えなかったでつなぁ〜

S14型系が3ナンバーボディに移行し、しかもスタイリングが大人しかったことから、
S13型系が走り好きを中心に再評価されたでつなぁ〜

日産渾身の小型スペシャルティカーは、ユーズドカーになっても
異例の高い人気を保ち続けたでつ。

3ナンバーもいいけど、5ナンバーの良さもって言うか、なんでも3ナンバーし過ぎだなぁ〜

走り屋がこぞって乗った“シルエイティ”でつなぁ〜

そうそう、忘れてならないのが、S13型系シルビアには基本コンポーネントを
共用するRS13型系180SX(ワンエイティ・エスエックス。1989年3月発表)という兄弟車が存在したこと。

1990年代に入ると180SXにシルビアのフロントマスクを移植する変わったドレスアップ手法が流行ったでつ。

きっかけは事故によってフロント部を破損させた180SXのユーザーが、
パーツ代が安く済むうえに軽量化も図れるシルビアの
フロントセクション(リトラクタブル式ヘッドライトの180SXに対し、
シルビアはシンプルな固定式ヘッドライトを採用していた)を装着したことに由来。

同様の修理方法は、走り好きのあいだではAE86型系スプリンター・トレノに同型の
カローラ・レビンのフロントセクションを移植する手法ですでに実践済。

完成した改造版180SXのスタイリングは、ハッチバックのリア部に固定式ヘッドライトの
マスクが見事にマッチし、流麗な2ドアクーペのシルビアとは一味違ったシャープな
印象だったでつ。
この改造モデルは、やがて“シルエイティ”と呼ばれるようになり、
コミックやプラモデルの題材に使われるほどの注目モデルに発展。

また、シルビアをベースに180SXのフロントマスクを移植する改造車も出現し、
このモデルは“ワンビア”“エイシル”などという呼称で親しまれることとなったでつ!

この頃までが、走りと技術のニッサンだったでつなぁ〜
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