1980年代、「クロカン」ブームを支えた4WDが、各自動車メーカーから続々と発売されたでつ。
この連載企画では、今でいうSUVとは、ひと味もふた味も異なる「泥臭さやワイルドさ」を前面に
押し出したクロカン4WDでつ。
そりが …
日産 サファリ。
1987年、威風堂々としたスクエアボディでサファリが登場。
それから2年後の1989年、これまでのオフロード車のスタイルをガラリと変え、丸みを帯びたボディに高級車然とした「ランドクルーザー80」が登場。
当時、この2台が中心となってクロカン市場を牽引したでつ。
サファリは、角ばったボディラインは曲線を多用したシルエットに一新され、日産車特有のスラントタイプのグリルと異形ヘッドライトを
組み合わせて個性的なフェイスを作り上げたでつ。
ボディは7人乗り4ドアロングと、5人乗り2ドアハードトップを設定したでつ。
ロングボディにはガソリンの4478cc直6エンジンの「TB45E型(最高出力200ps/最大トルク35.5kgm)」と
ディーゼルの4169cc直6のTD42T型(最高出力160ps/最大トルク33.7kgm)、
2ドアにはディーゼルターボの2825cc直6のRD28ETi型(最高出力135ps/最大トルク26.6kgm)を搭載。
1999年、2ドアのエンジンは2953cc直4インタークーラー付ディーゼルターボ「ZD30DDTi型(最高出力170ps/最大トルク37.0kgm)」に換装。
インテリアや快適装備も高級感漂う作りを見せたでつ。
インパネも随所に曲線をあしらい、視認性も確実。
また全グレードに運転席・助手席エアバッグ、ABSを装備した。静粛性もよくて、とくにガソリン車はオフロードを走行中でも
バタバタしたノイズを感じることもなく、ジェントルな走りを実現。
サスペンションスタイルはリジッド形式を継承。
ラダーフレームと前後コイルサス、パートタイム4WDなどは車格に応じた
リセッティングはあったものの、オフロード性能を左右するレイアウト構造に大きな変更がされなかったのは、
サファリストにとって安心材料だったでつ。
また、最小回転半径が6.7mから6.1mと小回り性能を大幅にアップした利点も大きいでつ。
さらに、機械式から電装式に変更したスタビライザー解除装置、デフロックの選択、大径タイヤを許容するタイヤハウス、
215mmを誇る最低地上高、どこまでも路面を追従するしなやかなサス設定などなど…。
マニアをワクワクさせる機能を満載していたでつ。
ビッグマイナーチェンジを実施し「スーパーサファリ」として再登場。
さらにショートボディとディーゼルエンジンを廃止し、ロングボディにガソリンエンジンを搭載したワングレードとしたでつ。
その分、サファリが培ったあらゆる性能をグッと凝縮した「完全体」としたでつ。
このとき搭載した新エンジン「TB48DE型」は、最高出力254ps/最大トルク40.8kgmと大幅にパワーアップ。
さらにシーマに搭載されていた5速ATとの相性も抜群で、トルクフルな悪路走行からオンロードでのスポーツ走行まで、
ストレスフリーなパフォーマンスを披露。
サファリはもともとオーストラリアや中東向けに開発されたクルマ。
2010年には中東向けにY62型を開発し、「パトロール」という名で販売を開始。
また北米でも「アルマーダ」として2016年からライアンアップされているでつ。
サファリはじつは現在でも、そのままの姿で中東地域で「パトロール サファリ」として販売されているでつ。
つまりY61サファリは、今でも高い完成度を誇っているという証。
1950年に誕生してから2020年で70年も経過した「サファリ=パトロール」は、他のモデルから派生したわけでもなく、クロカン4WDという方向性を貫いてきたでつ。
まっすぐな1本道をひた進んできたその姿は、機能美に溢れているでつ。
事実、走破性の高さは、カタログの数値だけでなく世界中のオフローダーを実力で納得させ続けているでつ。
ちなみに当時のライバル、ランドクルーザー100のカタログには「TOP of SUV」と書いてあったでつ。
一方スーパーサファリは「KING of OFFROADER」というキャッチフレーズ。
「トップ」と「キング」は、世界中の道を今も走り続けているでつ。
ニッサンのSUVはいいんだけど、商品力がなぁ~
いい車を作ってるんだけど…
SUVもニッサンが本気出せばと思うんだけど…
そいとどこかエクストレイルが上手くサファリを継承してる感じもあるでつ。
この連載企画では、今でいうSUVとは、ひと味もふた味も異なる「泥臭さやワイルドさ」を前面に
押し出したクロカン4WDでつ。
そりが …
日産 サファリ。
1987年、威風堂々としたスクエアボディでサファリが登場。
それから2年後の1989年、これまでのオフロード車のスタイルをガラリと変え、丸みを帯びたボディに高級車然とした「ランドクルーザー80」が登場。
当時、この2台が中心となってクロカン市場を牽引したでつ。
サファリは、角ばったボディラインは曲線を多用したシルエットに一新され、日産車特有のスラントタイプのグリルと異形ヘッドライトを
組み合わせて個性的なフェイスを作り上げたでつ。
ボディは7人乗り4ドアロングと、5人乗り2ドアハードトップを設定したでつ。
ロングボディにはガソリンの4478cc直6エンジンの「TB45E型(最高出力200ps/最大トルク35.5kgm)」と
ディーゼルの4169cc直6のTD42T型(最高出力160ps/最大トルク33.7kgm)、
2ドアにはディーゼルターボの2825cc直6のRD28ETi型(最高出力135ps/最大トルク26.6kgm)を搭載。
1999年、2ドアのエンジンは2953cc直4インタークーラー付ディーゼルターボ「ZD30DDTi型(最高出力170ps/最大トルク37.0kgm)」に換装。
インテリアや快適装備も高級感漂う作りを見せたでつ。
インパネも随所に曲線をあしらい、視認性も確実。
また全グレードに運転席・助手席エアバッグ、ABSを装備した。静粛性もよくて、とくにガソリン車はオフロードを走行中でも
バタバタしたノイズを感じることもなく、ジェントルな走りを実現。
サスペンションスタイルはリジッド形式を継承。
ラダーフレームと前後コイルサス、パートタイム4WDなどは車格に応じた
リセッティングはあったものの、オフロード性能を左右するレイアウト構造に大きな変更がされなかったのは、
サファリストにとって安心材料だったでつ。
また、最小回転半径が6.7mから6.1mと小回り性能を大幅にアップした利点も大きいでつ。
さらに、機械式から電装式に変更したスタビライザー解除装置、デフロックの選択、大径タイヤを許容するタイヤハウス、
215mmを誇る最低地上高、どこまでも路面を追従するしなやかなサス設定などなど…。
マニアをワクワクさせる機能を満載していたでつ。
ビッグマイナーチェンジを実施し「スーパーサファリ」として再登場。
さらにショートボディとディーゼルエンジンを廃止し、ロングボディにガソリンエンジンを搭載したワングレードとしたでつ。
その分、サファリが培ったあらゆる性能をグッと凝縮した「完全体」としたでつ。
このとき搭載した新エンジン「TB48DE型」は、最高出力254ps/最大トルク40.8kgmと大幅にパワーアップ。
さらにシーマに搭載されていた5速ATとの相性も抜群で、トルクフルな悪路走行からオンロードでのスポーツ走行まで、
ストレスフリーなパフォーマンスを披露。
サファリはもともとオーストラリアや中東向けに開発されたクルマ。
2010年には中東向けにY62型を開発し、「パトロール」という名で販売を開始。
また北米でも「アルマーダ」として2016年からライアンアップされているでつ。
サファリはじつは現在でも、そのままの姿で中東地域で「パトロール サファリ」として販売されているでつ。
つまりY61サファリは、今でも高い完成度を誇っているという証。
1950年に誕生してから2020年で70年も経過した「サファリ=パトロール」は、他のモデルから派生したわけでもなく、クロカン4WDという方向性を貫いてきたでつ。
まっすぐな1本道をひた進んできたその姿は、機能美に溢れているでつ。
事実、走破性の高さは、カタログの数値だけでなく世界中のオフローダーを実力で納得させ続けているでつ。
ちなみに当時のライバル、ランドクルーザー100のカタログには「TOP of SUV」と書いてあったでつ。
一方スーパーサファリは「KING of OFFROADER」というキャッチフレーズ。
「トップ」と「キング」は、世界中の道を今も走り続けているでつ。
ニッサンのSUVはいいんだけど、商品力がなぁ~
いい車を作ってるんだけど…
SUVもニッサンが本気出せばと思うんだけど…
そいとどこかエクストレイルが上手くサファリを継承してる感じもあるでつ。