日大豊山水泳部 活動日誌

インターハイでの総合優勝を目指して、日々練習に励んでいます。

男子校の価値

2024-04-19 14:26:51 | トピックス
文部科学省の令和5年度学校基本調査によると、「男のみの学校」は全国4791校中99校です。
これは全学校に占める「男のみの学校」の割合が約2.1%ということです。
近年、全国的に共学化が進んでおり、男子校であるということだけで、かなり貴重な価値を有するということをあらわしています。
アメリカ、イギリス、オーストラリアでは男女別学に関する研究があり、その教育効果を報告しています。
研究では別学と共学のどちらの教育効果が高いかということを比較していますが、どちらに優劣があるというよりは、別学と共学それぞれに価値があるものと考えます。
それでは数が少ないという以外の「男子校の価値」は何でしょうか。
それは、学校の「校風」にあると考えます。
日大豊山高校を例に考えると、「校風」は受験理由の上位であり、学校の評価につながっています。
校風は「校訓」にあらわれています。
「強く 正しく 大らかに」
この校訓は日大豊山高校の教育そのものです。
学校が長い歴史にわたって培ってきた教育であり、いわゆる「男らしい」ものです。
現在、埼玉県公立校の共学化に関して賛否があるようですが、ジェンダー(性差)の側面から別学を否定するのは誤った議論であると考えます。
その理由は、もともと別学(特に女子校)はジェンダー(性差)を解消するために誕生したからです。
別学校を共学化するということは、その学校の「校風」を失うことであると考えます。
例えば日大豊山高校を共学化した場合、「強く 正しく 大らか」な女子教育をするということには違和感があります。
つまり共学化するということは、「校訓」とともに「校風」を失うことになるわけです。
「校風」を失うということは、それまで培ってきた学校の歴史=価値を失うことにつながります。
別学校は私学に多い(99校中83校)ですが、私学の良さはそれぞれの教育理念に基づくものであり、それは別学校であるということから生まれている部分が大いにあると思われます。
公立校で共学化が進み、部活動を廃止する流れのなかで、日大豊山高校が男子校であり、部活動に熱心であるということだけでも貴重な価値を有するものといえます。
共学化を検討している学校は、自らの失うものが何なのか、ということをよく考えてみるべきです。

明日の大会へ向けての準備


今年もたくさんの新入部員が入りそうです




竹村知洋


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