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ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

白銀山実験林 挿し木苗の仮移植・ブナ種子採集用ネット張り(活動報告)

2014-01-06 02:15:38 | 小田原山盛の会
白銀山実験林 挿し木苗の仮移植・ブナ種子採集用ネット張り(活動報告)
2013年9月28日(土)午後
 午前の辻村家の旧水力発電所発掘プロジェクト終了後、小田原山盛りの会は白銀山へ移動し、挿し木苗の仮移植とブナ種子採集用ネット張りを行いました。

■■■■挿し木苗の仮移植■■■■
これは小田原箱根地域を特徴付ける、山間部の郷土種を、標高1000mの現地の気候、現地の土で苗を増やして適地へ移植しようというプロジェクトです。2013年4月と6月に、白銀山で採取した枝から、現地に乾燥防止の囲い付きの圃場で挿し木をつくりました。この夏に根が生えてきたので、この挿し木を、露天の現地圃場へ仮移植しました。
今後はこれらを数年間掛けて、生育適地に移植しようという計画です。
樹種は、サンショウバラ、マメザクラ、ヤブデマリ、ズミ、ヤマツツジの5種です。


↑根が生えた挿し木。この夏に、そこの抜けた発泡スチロールに現地の土を入れて、乾燥防止のためにビニールでふたをして発根を促しました。これでも、数日おきに水やりが必要で、水やりをした頂いた方々ありがとうございました。


↑地ならし。なんせ山奥の笹藪なんで、地ならしが大変です。


↑根の生えた挿し木サンショウバラを露天圃場へ移植作業中


↑根の生えた挿し木マメザクラを露天圃場へ移植したところ


↑根の生えた挿し木ヤブデマリを露天圃場へ移植したところ


↑根の生えた挿し木ズミを露天圃場へ移植したところ


↑根の生えた挿し木ヤマツツジを露天圃場へ移植したところ

■■■■ブナ種子採集用ネット張り■■■■
ブナ林再生のために、地元でブナの種子をとって、2013年秋に現地圃場に播いて、数年後に苗をブナ生育適地に移植して、ブナ林の早期再生を目指そうというプロジェクトです。


↑ブナ種子採集用ネット張り。山奥にこんなの発見したらちょっと異様な光景。



↑これは後日10月に集まったブナのどんぐり。落ち葉の中からどんぐりを抽出します。(この2枚写真提供 天野様)

なお、ブナの種子採集関連は、
2013年10月 5日(土) 明神ヶ岳ブナ種子採集用ネット張り
2013年10月12日(土)金時山北面ブナ種子採集用ネット張り
その後、10~11月に、白銀山、明神ヶ岳、金時山北面の3地域で、
種子回収とネットの撤去を行いました。
この秋は、3地域ともブナが大豊作でした。
ブリ森レポーター伊豆川哲也

箱根のブナ林を見よう!育てよう! 9月14日 明神・明星ヶ岳観察会

2013-09-08 22:31:05 | 小田原山盛の会
明神ヶ岳のブナ

今年はブナの実が豊作。

明神ヶ岳から明星ヶ岳を望む。

ブナ林の植物観察会。
講師;田代道彌さん


主催:小田原山盛の会 後援:ブリの森づくりプロジェクト かながわトラスト助成事業

第1回; 明神ヶ岳9.14 (土)
第2回; 白銀山・三国山10.26(土)
第3回; 金時山11.2(土)


昔、箱根の標高800m以上には豊かなブナ林が広がっていました。
しかし現在は開発や人工林への転換などで面積を減らしています。
今年は数年ぶりにブナの実が豊作。
小田原山盛の会では種子を採取し、苗づくりを予定しています。
一緒にブナ林特有の草花や樹
木、そこに住む野鳥などを観察し、種子の採取を体験しましょう!
(種子採取はシードトラップに落ちているものを回収する簡単なものです。)

【集合】小田原駅西口早雲公像前・AM8:20出発
【対象】小学生以上の歩ける方
【費用】①②一般1500円(高校生以下1000円)
    ③2500円(高校生以下2000円)
※終了後、「魚がし」にて懇親会あり。費用3000円位。(自由参加)

【持ち物】筆記用具・お弁当・飲み
物・軍手・防寒具・雨具・折りたたみ傘。(杖・ストック) お持ちの方は双眼鏡・ルーペも。
【お申し込み】住所・氏名・年齢・電話番号を明記の
上、TEL・FAX・メールのいずれかで小田原山盛の会事務局川島まで。
norako.k@nifty.com 携帯090-9349-7014

■9.14(土) 明神・明星ヶ岳観察会(乗用車分乗・定員20名・やや健脚向き)
小田原駅==久野足柄林道==金次郎登山道…明神ヶ岳…明星ヶ岳…奥和留沢見晴コース…久野足柄林道==小田原駅5:00頃
(この回は種子採取はしません。ブナ植栽候補地の視察を兼ねていますのでご了承ください。)

白銀山ブナ林(実験林 ブナの実に袋がかかっている。)

三国山ブナ林には巨木がある。

■10.26(土) 白銀山・三国山観察会(乗用車分乗・定員20名程度)
小田原駅=ターンパイクP…白銀山(種子回収)…ターンパイクP==湖尻峠…三国山…湖尻峠==小田原駅4:30頃

4.15金時山のブナ林

■11.2(土) 金時山観察会(マイクロバス・定員28名・やや健脚向き)
小田原駅==広域農道==足柄峠…金時山(種子回収)・金時小屋にて昼食…長尾山…乙女峠…乙女口==小田原4:30頃

■予備日12.14(土) いずれか中止になった時の振替日。
雨天中止の場合は前夜9:00までに連絡します。

●田代道彌さん元強羅公園園長・箱根カルチャー主催・小田原の城と緑の会会長・
箱根の植物・動物・歴史に造詣が深いです。

白銀山の森をつくろう!

2011-12-18 19:55:55 | 小田原山盛の会
11/26(土)、白銀山ヒノキ林に、たくさんの市民が来る日がやってきました。
ブナ林に囲まれたヒノキ林整備は、プロジェクト発足後第一回目の市民参加のイベントです。
白銀山ってどんな所だろうと、興味を持って来てくださった方が意外と多いです。


山頂は霧。
林内一周、プロのデモンストレーション、枝打ち作業、ブナの倒木見学と続きます。
林内一周では、ブナの点在する林内の様子や、間伐後の自然更新や実生苗移植の話をさせていただきました。


デモンストレーションでは材を玉切って内部の様子を見て頂きました。





午前中は枝打ち、午後は間伐作業をしました。
山頂はかなり冷え込んでおり、作業でだんだん体が温まってきました。
現場が寒いため、交流会は下山後とし、駐車場にて自己紹介をしました。
漁協の方も5名来て下さり、昔ブリ漁をしていた方のお話を聞くこともできました。

終了後はこの日のインストストラクターを務めてくださった森のなかまのメンバー、
森のめぐみ、山盛の会メンバー合同の反省会が行われました。
今後の活動に向け様々な意見がかわされ、大変有意義な一日となりました。
ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!