【小田原市久野・クマ情報】
ここ数年箱根山系でもクマの目撃例が増えてきました。
この記事を書いております当記者も今年1月に南足柄の丸太の森上方3キロで、
林道を横切るクマの足跡を見つけております。(写真の紅白棒の紅白は20㎝間隔です。)
南足柄はクマにまたがってお馬の稽古をする金太郎さんの故郷ですから、さもありなんですが、
小田原の山も数年前から、根府川、早川などで目撃されいます。(下にリンクしました。)
そしてとうとう久野でも目撃されました。
少し前の情報ですが、
小田原市外二か町組合作業班員sさんがクマらしき動物を目撃したとの情報を得て、
4月18日に電話でお話しを伺いました。
樵Sさんのお話し
「一週間ほど前(4月11日頃)、搭ノ峰広葉樹植栽地の道下右側で作業していて目撃した。
クマは20m先の沢の向こうに飛び出して来きた。唸るような濁ったなき声を上げていた。
大きさは乗用車のタイヤ位。あごの下に白い毛が見えた。
一旦下って上に行って、林道に行って、ないて逃げた。」
「16日16:30には 、二か町組合作業班の同僚kさんが、威張山林道にて目撃した。
足柄幹線林道から威張山林道に入ると、資材置き場が二つあるその中間点。道を上から下に横切った。
大きさは同じ位。車の音で逃げた。」
「10日ぐらい前(4月8日前後か)自宅にて、夜同じ鳴き声を聞いた。」
(ご自宅は和留沢わくわーく村の沢を挟んだ東側。)
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私が所属する小田原山盛の会は今年度箱根山系で増えてきたシカの生息調査を開始しました。
ご指導いただいている先生がたまたまクマの専門家でもありますので、お話しを伺いました。
古林賢恒氏(元農工大森林生物保全学研究室)のお話
「ツキノワグマは、好物に執着する習性をもっています。
この頃、タケノコ、山菜、フキ、といったものに依存します。
沢筋や竹藪は、一応、要注意です。
甘い蜂蜜も大好物、養蜂用の箱が置かれている場所も要注意です。
いましばらくするとサクランボ、朽木のアリが要注意となります。
好物があるところに近づかない事やクマよけの鈴をつけるといったことも一つの対応策となります。」
とのことででした。
箱根山でも確実にクマが棲息しているようです。
山仕事や山菜取りに山に入る時はクマ鈴など音の出るものを携帯し、
クマの好物には近寄らないようにしましょう。
もしばったり出会ってしまったら、慌てて逃げると追いかけて来ますので、
落ち着いて、クマの様子を見ながら、そっと後退するようにしましょう。
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以下は記者が書いた県西地区でのクマ情報です。ご参考まで。
「クマさんに出会った♫ 足跡ですが・・。」
http://blogs.yahoo.co.jp/norako33530/34536280.html
「小田原市早川にクマの足跡!」
http://blogs.yahoo.co.jp/norako33530/31398333.html
(記者;ぶり森のらこ)