川の水温や汚れの程度でどんな魚介類が生息できるかをまとめた本
8/11(日)に、真夏の最高水温の神奈川県下一斉測定の記事を載せましたが、
一般の方は、川の水温が、たとえば25度なんて言われても、それが高いのか低いのか? はたまは良いのか悪いのか? 判らないと思います。
そこで川の水温や汚れの程度でどんな魚介類が生息できるかをまとめた本がhpから無料ダウンロードできますので紹介します。
「生態系にやさしい下水道の促進に向けた手引書(案)」国交省下水道部H14年
←これ表紙。クリックで拡大
以下が国土交通省の紹介ダウンロードページです。
下水処理場の整備する際に水辺の生物にも配慮してねって言う趣旨の手引き書なんです。
ここで、「なんで下水処理場作るのに、川の魚の適温とか知らなきゃいけないの?」って思う読者の方もいるでしょう。つまりこういうことです。
下水処理場の排水は、まあ未処理水(生活排水)よりはきれいだが、多少汚れている。さらに汚濁をバクテリア等で分解してから排水するので、水温も暖かくて温排水になる。もしも冷たくてきれいな川にしか住めない魚(たとえばイワナ)のいる川へ、バンバン排水しちゃうと、イワナなどは死んでしまう。でもアユやオイカワなどは、イワナに比べれば汚れや高温に強い(死なない)のである程度は大丈夫。だから排水する川にはどんな魚介類が住んでて、それを守るためには、どういう下水処理場を作るべきか?っていう手引きなのです。
で、まあ下水処理場を作る話は、また別の機会にして、この資料編に、いろいろな文献を集めて、川の主要な魚介類はそれそれの種が、餌を食べるにはどんな水温が好きで、産卵するにはどんな水温?とか、汚れの程度はどの程度まで大丈夫か? とか、川の下流域に住む種類か?、上流域に住む種類か? などをまとめた便利な表がついてます。
資料編の目次↓
中身は、たとえば魚種毎の適した水温なら、こんな感じ↓
たとえば魚種毎の適した水深や流速なら、こんな感じ↓ 3ページもある。産卵期はこんぐらいの水深が適温とかが判る。
2ページ目↓
3ページ目↓
8/11(日)に、真夏の最高水温の神奈川県下一斉測定の記事を載せましたが、
一般の方は、川の水温が、たとえば25度なんて言われても、それが高いのか低いのか? はたまは良いのか悪いのか? 判らないと思います。
そこで川の水温や汚れの程度でどんな魚介類が生息できるかをまとめた本がhpから無料ダウンロードできますので紹介します。
「生態系にやさしい下水道の促進に向けた手引書(案)」国交省下水道部H14年
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下水処理場の整備する際に水辺の生物にも配慮してねって言う趣旨の手引き書なんです。
ここで、「なんで下水処理場作るのに、川の魚の適温とか知らなきゃいけないの?」って思う読者の方もいるでしょう。つまりこういうことです。
下水処理場の排水は、まあ未処理水(生活排水)よりはきれいだが、多少汚れている。さらに汚濁をバクテリア等で分解してから排水するので、水温も暖かくて温排水になる。もしも冷たくてきれいな川にしか住めない魚(たとえばイワナ)のいる川へ、バンバン排水しちゃうと、イワナなどは死んでしまう。でもアユやオイカワなどは、イワナに比べれば汚れや高温に強い(死なない)のである程度は大丈夫。だから排水する川にはどんな魚介類が住んでて、それを守るためには、どういう下水処理場を作るべきか?っていう手引きなのです。
で、まあ下水処理場を作る話は、また別の機会にして、この資料編に、いろいろな文献を集めて、川の主要な魚介類はそれそれの種が、餌を食べるにはどんな水温が好きで、産卵するにはどんな水温?とか、汚れの程度はどの程度まで大丈夫か? とか、川の下流域に住む種類か?、上流域に住む種類か? などをまとめた便利な表がついてます。
資料編の目次↓
中身は、たとえば魚種毎の適した水温なら、こんな感じ↓
たとえば魚種毎の適した水深や流速なら、こんな感じ↓ 3ページもある。産卵期はこんぐらいの水深が適温とかが判る。
2ページ目↓
3ページ目↓
ブリ森レポーター(野鳥の会)伊豆川哲也