ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

「エネルギーの地域自給について」を考えるワークショップ【開催済み】

2015-07-22 19:52:38 | 自然再生エネルギー、エネルギー地産地消
エネルギーの地域自給について、みんなで考えるワークショップを小田原市役所で行います。一般市民の参加者募集中ですよ~。市民の率直な意見を言うチャンス! 【開催済み】


(辻村山林に設置した小田原初のメガソーラー2014年撮影。ほうとくエネルギー志澤氏より提供)

■平成27年8月6日(木) 午後2時~4時
■場所:小田原市役所3階 全員協議会室
■20名程度
■参加費:無料
■参加申込:8月4日(火)までに下記へ申し込み
      (7月31日(金)までとしていた申込み期限を延長しました)
      小田原市エネルギー政策推進課
       電話0465-33-1424
       メール:energy@city.odawara.kanagawa.jp
■内容
1. 小田原市の再生可能エネルギーの取組の紹介
2. 再生可能エネルギーに取り組む団体による事例紹介
    講師:一般社団法人 大磯エネシフト 岡部幸江氏
    大磯エネシフトとは→こちら
3. グループディスカッション
  テーマ「エネルギーの地域自給に向けてみんなで出来ること。」 
■詳細は、市のhpへ
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/envi/energy/p18287.html
上記リンクには、ワークショップの開催案内の他に、「(仮称)小田原市エネルギー計画」の解説や、市役所での計画策定に向けたこれまでの動きが載ってます。
 ブリ森レポーター 伊豆川哲也
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■開催報告■市民参加で棚田を再生させよう!-田植え(小田原市沼代)2015/6/13(土)

2015-07-14 01:18:43 | ブリ里-農業コーナー
十数年前まで絶滅危惧種のサシバ(小型の鷹)が営巣するなど自然豊かだった沼代(ぬましろ)地区の棚田を再生させるため、放棄水田だったところで一般市民公募の田植えを行いました。
沼代の市民田植えは2013年が最初で、去年は雨天中止だったので、今年は2回目となります。
小田原市環境政策課支援の市民ボランティア活動「サシバプロジェクト」の1イベントです。

【日時】2015年6月13日 土曜 9:30~13:00頃
【活動場所】小田原市 沼代の棚田
【持ち物】軽装、飲み物、タオル、帽子、泥が付いても良い服
     田植え用に軍足(足袋のようなもの)を、無料貸出し有り
【主催】日本野鳥の会神奈川支部西湘ブロック、沼代の農家の方々
【協力】小田原市環境保護課 電話0465-33-1481
 開催案内や地図は、こちら
←沼代には十数年前までサシバが繁殖していました。クリックするとかっこいいサシバが大画面で見れるよ。


沼代は、上の道路(桜の馬場)から見下ろすと写真のように雑木林に囲まれた谷間があり、森からの沢水で水田が行われています。森と水田が一体となった谷戸景観というもので、人が適度に利用しながら守られてきた生物多様性の豊かな環境です。


狭い谷地形に合わせて、弧を描いた棚田が残ってます。高齢化で近年、休耕田ばかりになってしまった棚田でしたが、2013年から一部の休耕田を、水田に戻そうと、地区の青年団が、がんばってます。
 このため、野鳥の会(日本野鳥の会神奈川県支部西湘ブロック)でも何とかこの環境を残せないかとの思いで、数年前から放置休耕田の草刈りなどの農作業の手伝いをさせてもらってます。 小田原市役所からも協力をしていただいてます。

今年の市民田植えは、去年まで休耕田だったところです。地元農家の林さんが地主の了解を得て再生させました。林さんは、上の写真の一番左で、田植えの説明をしてるお兄さんです。
林やすなりさんのブログは「LET'S 百姓一揆!」



林さんの説明を聞いてる市民参加の皆さん。


泥に足を取られながら田植え体験。


地形に合わせて、弧を描いた棚田なので、端っこはこんなに狭くなってます。


沼代の棚田のもう一つの特徴は、水生動物が往来できる水路や、緩斜面のあぜです。垂直コンクリートの部分が少ないので、あぜの斜面をカエルが登れますし、水路も段差がなくゆるやかなので水生昆虫やドジョウなどが、水路から水田に上がることができます。

下の写真は、当日見れた沼代の水辺の水辺の生き物たちです。



ここでトウキョウダルマガエルの地理分布のお話。
 トノサマガエルのような立派なカエルは、実はトウキョウダルマガエルってなが~い名前のカエルです。まあトノサマガエルの祖先に当たる種ではないかと考えられてます。つまり、むか~し昔、トウキョウダルマガエルが本州に広くいたと考えられてます。そんな時代に西日本の方で後ろ足が長く進化し、跳躍力に優れた子供が生まれました(種の分化)。これが現代のトノサマガエルです。
 トノサマガエルはトウキョウダルマガエルとの生存競争にも強かった。このためトウキョウダルマガエルは、トノサマガエルに駆逐され、各地で絶滅していった。西日本から勢力分布を広げたトノサマガエルは、太平洋の低地沿いに、静岡県の御殿場まで来たとさ。ところが、平地の水辺でしか生きられないためにトノサマガエルは箱根山を登れなかった。

(御殿場の平地、箱根山、小田原、山北などの位置関係)

 登れないなら川(酒匂川)を降ろうとトノサマガエルは思ったが、御殿場と山北町の間は渓流となっており、トノサマガエルが繁殖定着できるような湿地や水田が無かった。
 ということで太平洋側ルートは箱根山を未だに超えられずに、関東平野は、トノサマガエルじゃなくてトウキョウダルマガエルの生息地なんだなあ~。
 ところがトノサマガエルの日本海側ルートは、西日本から分布をどんどん広げ、ついに東北地方ほぼ全域を制覇した。東北では仙台平野を除きトノサマガエル天国となってしまった。
 ということで、トノサマガエルの先祖様であるトウキョウダルマガエルは、今や関東平野など日本の一部にしか自然分布していない遺存種となってます。詳しくは、田代道彌著の文庫本「サルのざぶとん」(1990年神奈川新聞社)を読んで下さい。
トウキョウダルマガエルの分布
・関東平野
・仙台平野
・新潟の一部
・長野の一部

 因みにトウキョウダルマガエルは、背中の真ん中の線が緑の個体と黄土色の個体があるが、これは雌雄ではなく個体によって色がバラバラ(個体変異といいます)です。一方、トノサマガエルは緑~褐色だと雄、灰色だと雌です。

 沼代プロジェクトでは、十数年前まで繁殖していたサシバ(小型の鷹)の復活を目標にしてますが、まだ定着してません。 サシバは水田周辺のカエルやトカゲ、カマキリ、バッタなどを餌とします。これらの餌量の回復がまだ足りないのか、一度繁殖地を変えてしまうと、次の世代のサシバが新しい復活した餌場に気がついてくれないのか。
 野鳥の会西湘ブロックでは、沼代での農作業イベントや動植物の観察会を季節毎に行ってます。またおよそ毎月平日に1回程度、休耕田の草刈りを有志でやってます。参加費は基本的に無料で非会員でも参加できます。興味のある方は是非一緒に活動しましょう。
----------------本イベントの関連リンク---------------
■■■2013年の沼代で初めて行った市民参加の田植え報告ブログ■■■
「市民参加で棚田を再生させよう!-休耕田に田植え編(小田原市沼代)」
http://blog.goo.ne.jp/burinomori/e/2e9303744e7f35101b217e89b91055ec
 当日見れたカエル、サワガニ、ノスリなども掲載してます。
■■■2013年の田植えの新聞記事■■■
http://blog.goo.ne.jp/burinomori/e/60722679aa0a39df8eff9f6c1b8a6172
■■■今回2015年の田植えの開催案内■■■
http://blog.goo.ne.jp/burinomori/e/c0381a86579da72718e222951af5aa52

ブリ森レポーター&野鳥の会西湘ブロック 伊豆川哲也
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