水田の益虫害虫に関心のある方!
「隣の休耕田が草刈しないから、害虫が来る」とかって話題になりますよね。
でも害虫だけでなく害虫を捕食してくれる天敵も、隣からきます。この害虫益虫の多さやバランスってどうなんだろう?
っていう研究の報告セミナーの案内が来ました。
クモなど水田に有用な捕食者(害虫を捕食してくれる天敵)の数や種構成が、草地や水路など周辺環境によってどう違うのか紹介するそうです。
さらに、これらの成果を元に、益虫を維持するために必要な環境条件や、それによって得られる恩恵についても議論するそうです。
つまり水田の周辺の植生(草地や水路などの構成)を、うまく草刈して、益虫が多い環境をつくれるかもしれないという研究。
ちょっと筑波って遠いですがどなたでも、予約なしで参加できます。
以下に開催案内を引用、掲載します。
伊豆川哲也 izkw_tetsuya@yahoo.co.jp 携帯090-4963-8860
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-----転送----------------
筑波大学生命環境系 「筑波嶺(つくばね)セミナー」(オープンセミナー)
詳細https://hozentsukuba.wixsite.com/index
演者:馬場 友希((国研)農研機構・農業環境変動研究センター)
タイトル:農業生態系における広食性捕食者の動態:圃場と周辺環境とのつながりに注目して
日時:8月18日(金)16時~
場所:筑波大学理科系棟A307
行き方交通https://hozentsukuba.wixsite.com/index/blank-1
茨城県つくば市天王台1-1-1
TEL:029-853-8848(B302/横井智之)
029-853-4747(A407/学生部屋)
事前連絡は不要ですが、セミナー終了後の懇親会に参加を希望する方は8月14日(月)までに日下石まで連絡ください。
(日下石 碧:nikke.home.pc [at] gmail.com )
要旨:
■農業の益虫
クモ・ゴミムシなどに代表される広食性捕食者は、作物害虫を捕食することにより農作物の被害を減少させるなど、農業生態系において重要な役割を果たす。また、これらの生物は環境の変動に対する感受性が高く、さらに中間捕食者として餌生物や高次の捕食者などさまざまな生き物と関わりをもつため、農地をとりまく環境の変化や生物群集の動態を反映する指標生物としても注目を集めている。
■周辺環境からの移入によって維持
この捕食者のもつ機能を活用するために、農地の捕食者の個体数や種構成がどのような要因によって決定されているかに高い関心が寄せられている。捕食者の個体群は、圃場内の環境だけではなく、生息地となる周辺環境からの移入によって維持されているため、その種数や個体数は、農法・圃場管理だけでなく周辺環境を含む広い空間スケールの環境要因からも影響を受けると考えられる。
■水田生態系
こうした捕食者群集の決定機構については、欧米諸国の畑地を対象とした研究により調べられているが、アジアの代表的な農地である水田生態系においては研究例が乏しい。そこで、本セミナーでは、演者の研究成果に基づき、クモやヒメハナカメムシ類など農業に有用な土着天敵を対象に、圃場内における個体数や種構成が周辺環境からどのような影響を受けているのかを紹介する。
■圃場の周辺環境
また、草地や水路など圃場の周辺環境における捕食者の群集構造や多様性を調べた研究についても紹介する。これらの成果を元に、多様な捕食者相を維持するために必要な環境条件や、それによって得られる恩恵についても議論したい。
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「隣の休耕田が草刈しないから、害虫が来る」とかって話題になりますよね。
でも害虫だけでなく害虫を捕食してくれる天敵も、隣からきます。この害虫益虫の多さやバランスってどうなんだろう?
っていう研究の報告セミナーの案内が来ました。
クモなど水田に有用な捕食者(害虫を捕食してくれる天敵)の数や種構成が、草地や水路など周辺環境によってどう違うのか紹介するそうです。
さらに、これらの成果を元に、益虫を維持するために必要な環境条件や、それによって得られる恩恵についても議論するそうです。
つまり水田の周辺の植生(草地や水路などの構成)を、うまく草刈して、益虫が多い環境をつくれるかもしれないという研究。
ちょっと筑波って遠いですがどなたでも、予約なしで参加できます。
以下に開催案内を引用、掲載します。
伊豆川哲也 izkw_tetsuya@yahoo.co.jp 携帯090-4963-8860
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-----転送----------------
筑波大学生命環境系 「筑波嶺(つくばね)セミナー」(オープンセミナー)
詳細https://hozentsukuba.wixsite.com/index
演者:馬場 友希((国研)農研機構・農業環境変動研究センター)
タイトル:農業生態系における広食性捕食者の動態:圃場と周辺環境とのつながりに注目して
日時:8月18日(金)16時~
場所:筑波大学理科系棟A307
行き方交通https://hozentsukuba.wixsite.com/index/blank-1
茨城県つくば市天王台1-1-1
TEL:029-853-8848(B302/横井智之)
029-853-4747(A407/学生部屋)
事前連絡は不要ですが、セミナー終了後の懇親会に参加を希望する方は8月14日(月)までに日下石まで連絡ください。
(日下石 碧:nikke.home.pc [at] gmail.com )
要旨:
■農業の益虫
クモ・ゴミムシなどに代表される広食性捕食者は、作物害虫を捕食することにより農作物の被害を減少させるなど、農業生態系において重要な役割を果たす。また、これらの生物は環境の変動に対する感受性が高く、さらに中間捕食者として餌生物や高次の捕食者などさまざまな生き物と関わりをもつため、農地をとりまく環境の変化や生物群集の動態を反映する指標生物としても注目を集めている。
■周辺環境からの移入によって維持
この捕食者のもつ機能を活用するために、農地の捕食者の個体数や種構成がどのような要因によって決定されているかに高い関心が寄せられている。捕食者の個体群は、圃場内の環境だけではなく、生息地となる周辺環境からの移入によって維持されているため、その種数や個体数は、農法・圃場管理だけでなく周辺環境を含む広い空間スケールの環境要因からも影響を受けると考えられる。
■水田生態系
こうした捕食者群集の決定機構については、欧米諸国の畑地を対象とした研究により調べられているが、アジアの代表的な農地である水田生態系においては研究例が乏しい。そこで、本セミナーでは、演者の研究成果に基づき、クモやヒメハナカメムシ類など農業に有用な土着天敵を対象に、圃場内における個体数や種構成が周辺環境からどのような影響を受けているのかを紹介する。
■圃場の周辺環境
また、草地や水路など圃場の周辺環境における捕食者の群集構造や多様性を調べた研究についても紹介する。これらの成果を元に、多様な捕食者相を維持するために必要な環境条件や、それによって得られる恩恵についても議論したい。
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