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ブリの森づくりプロジェクト  

~森の再生からブリの来るまちへ~  小田原市無尽蔵・環境(エコ)シティ  ブリの森づくりプロジェクト 

箱根・仙石原シカ問題見学会❢

2016-10-16 01:03:11 | 小田原山盛の会
「箱根・仙石原シカ問題見学会」のお知らせ❢
主催;NPO法人小田原山盛の会 
後援;神奈川県・箱根町

日時; 10月27日(木)
集合; 仙石原湿生花園AM9:30 終了PM3:00ごろ
費用; 1000円(資料代含む) 定員25名 先着順


2016年 仙石原地域のシカの生活痕跡分布図
は出現した採食痕、足跡、糞・ディアラインなど。ゴルフ場周辺やススキ原周囲の防火帯など、人の手の入った刈り払い地などのパイオニア群落は、シカの餌場となっています。

見学コース; 主催者の車に分乗
仙石原湿生花園P9:30==アオキの採食現場==ゴルフ場周辺の主要な餌場==林業被害地(片平地区町制50周年植栽事業地)==耕牧舎跡の碑(植生保護柵の設置場所)==仙石原浄水場センター(囲いワナ設置場所)・昼食・話題提供・意見交換==仙石原湿生花園P解散15:00頃


2016年仙石原緊急報告書

小田原山盛の会は今年度のシカ調査として、仙石原地域を重点的に行ってきました。箱根内輪山側は鳥獣保護区となっており、通年シカの定着が見られ、顕著な影響が出ています。
様々にシカに利用され、劣化のみられる地域をご案内し、その特徴を知り、箱根のシカの管理に関わる方たちと意見交換をします。農林業被害をともに考え、具体的な対策を検討していきます。管理捕獲が始まっている箱根町の事例もお伝えいたします。是非ご参加いただければ幸いです。

「話題提供者」(一緒に現場を見ながら意見交換)

古林賢恒氏(元丹沢大山学術調査副団長・当会シカ調査指導者)
濱崎伸一郎氏(野生動物保護管理事務所、環境省ブレイン、環境省シカ調査)
山根正伸氏(神奈川県自然環境保全センター・分布拡大エリアシカ対策)生態系を守るには?
環境省箱根自然事務所(仙石原湿原・箱根山地を守る対策)
箱根町環境課(囲い罠・狩猟による管理捕獲の取り組み) 
東京神奈川森林監督署(国有林におけるシカ対策)

見学の内容
1.シカが定着できる生息環境って? 
年間餌がある(主要な餌場、厳冬期の主要
な餌アオキが広く分布)
2.林業被害 オスジカによる枝角コスリ・
剥皮・甘皮の採食
3.生物の多様性の劣化 植生保護フェンスの
内外の植生の比較を通して知る

シカ対策に向けての取り組み
1)箱根山地でどのようにシカを捕獲するのか 
2)箱根仙石原におけるシカの捕獲方法 
3)生物の多様性の劣化を防止するために植物の遺伝子をプールする

「ハのひとしずく」
 
森が燃えていました。森の生き物たちはわれ先にと逃げていきました。でもクリキンデイという名のハチドリだけは、行ったり来たり。くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは火の上に落としていきます。動物たちはそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ。」と言って笑います。クリキンデイはこう答えました。「私は、私のできることをしているだけ。
(辻信一監修、光文社刊)

【持ち物】 
お弁当・飲み物多め・雨具・筆記用具
【お申込み】 氏名・住所・電話番号・所属・集合地・マイカー利用などをご記入の上、メール、fax、お電話のいずれかで、NPO法人小田原山盛の会川島までご連絡ください。

お申込みは、
norako.k@nifty.com
090-9349^7014

シカ調査現場紹介(環境志民ネットワーク第一回意見交換会・小田原山盛の会)

2016-08-02 05:29:02 | 小田原山盛の会

幼齢林地にて

7/31小田原環境志民ネットワーク主催第一回意見交換会による、NPO法人小田原山盛の会のシカ調査家現場見学会が行われました。
事務局の環境政策課、獣害担当の環境保護課、環境省関係のみなさん、ネットワーク理事、会員、市議会議員、山盛の会メンバーなど、総勢30人が小田原のシカ問題の現場を視察しました。

小田原山盛の会は昨年から県のもり・みず助成金を得て、シカ問題専門家である古林賢恒さん(元・農工大森林生物保全学研究室・丹沢大山学術調査副団長)を招聘し、年間30回にわたる箱根のシカ調査を行っています。

箱根でもここ数年、シカによる農林被害が顕著になっていますが、山盛の会の調査によってその実態が次第に明らかになってきています。
冬の食べ物アオキが、採食によって箱根山地各地で後退が始まっている事、雄ジカによる角とぎで樹木の剥皮が進み、林業現場では幼齢林がターゲットになり、剥皮害の累積で成林できない問題が出てきたこと。
高標高では角とぎは森林の下層低木を枯死させ、下層植生の劣化、将来的には森林の消失につながる事などの説明が行われました。


久野林道の両側はシカの菜食により不嗜好性植物以外は刈り込み状態になっています。


美味しい所が採食され、垣根状のクサコアカソ。


アップ




角こすりによって枯死しかけているヒノキ苗。
現場では1年間で11パーセントの被害が出ています。
これから被害が毎年累積していきます。


枯死した苗が点々と見える。(昨年秋に撮影)


シカがこうして苗木で角こすりをするのですと、古林先生のパフォーマンス。


関西弁でジョーク連発の古林氏。




仙石原湿原の調査状況も説明。


全員で記念撮影。


山盛の会シカ調査班はそのあと、仙石原ススキ草原周辺のアオキ退行地の調査へ。
このアオキはシカの口の届く範囲が採食されています。


菜食により、アオキがどのような状態になっているか、矮性化、枯死、ディアライン、剥皮、噛み折りなど、11段階のカテゴリーに分けて、調査を行っています。
現在のところ、鳥獣保護区の仙石原では、湿原周囲のアオキ群落はほとんど異常な状態となっています。


現在シカ調査班は、箱根山の森林植生を守るために、アオキを指標とした調査マニュアルを研究中です。

この日はたくさんの方にシカ問題の現場を見ていただき、理解を深めていただきました。
ご参加いただいた皆様、たくさんの方に声をかけていただき、資料をプリントしてレジメを作ってくださった事務局の環境政策課の皆様、ありがとうございました!
小田原市でも、有効な管理捕獲が行われるよう、願ってやみません。
そのためにも、小田原箱根の山地の現状を調査し、シカによる森林劣化が生態系に及ぼす影響などを皆さんにお伝えできるよう、頑張っていきたいと思います。

NPO法人小田原山盛の会 川島範子
(ぶり森のらこ記)



須雲川の源流クリーンハイク

2016-07-28 13:58:28 | 小田原山盛の会




第七回 須雲川の源流クリーンハイク
ハコネサンショウウオの生息地を守ろう❢


箱根新道投下ゴミ清掃と 畑宿~黒岩橋 自然観察会           
主催: 須雲川・箱根新道投下ゴミ問題対策協議会 

時;八月三日(水)

須雲川源流は上部に特別保護区を有する、自然度のとても高い地域です。
しかし箱根新道から投げ捨てられるごみが多く、生態系への影響が危惧される地域です。
今回はふだんは歩けない東電歩道や私道など、
渓流沿いの道の通行をご許可いただきました。
片道1時間半程度の道をゆっくり観察して歩きます。
主な清掃場所は黒岩橋下です。
お申し込みは以下に、住所・氏名・電話番号をご連絡ください。

※足ごしらえは登山靴または長靴など、歩ける靴でお願いいたします。
ほとんどは歩道を歩きますが、部分的に浅い水流の脇を歩きます。
中止の場合は前日21時までにご連絡いたします。

※観察会講師(敬称略)
田代道彌・・・植物・野鳥・生物・歴史・民俗 (箱根を守る会・箱根カルチャー)
川崎英憲・・・水生生物、哺乳類。植物 (生物調査業・箱根を守る会会長)
本多まさ子・・・植物社会学 (箱根を守る会副会長)
小川晃司・・・植物ほか (箱根を守る会)
川島範子・・・シカ問題 (NP法人小田原山盛の会)
是非振るってご参加下さい❣

※アクセス バスをご利用の方は、
箱根湯本駅から8:25発の上畑宿行き にお乗りください。
箱根登山バス 箱根旧街道線の「畑宿」で下車(約20分)

【持ち物】お弁当・軍手・飲み物・あればゴミをつまむ道具。雨具
【足ごしらえ】登山靴、長靴など。
【ゴミ袋】ゴミ大袋は主催者が用意します。
【集合場所】畑宿寄木会館駐車場8:50 起点にもどり15:00頃 解散
【お申込み】norako.k@nifty.com 事務局 川島範子まで
お問い合わせは電話090-9349-7014 












「箱根のシカ」展・箱根ビジターセンターにて7/24まで開催

2016-05-24 08:49:23 | 小田原山盛の会

特別展「箱根のシカ」
5月14日~7月24日
主催:箱根自然解説活動連絡協議会
協力:小田原山盛の会

問い合わせ先 箱根ビジターセンター 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根 164
電話 0460-84-9981
環境省箱根ビジターセンター
http://hakonevc.sunnyday.jp/

昨年度から箱根山地にてシカ調査をしております小田原山盛の会の取り組みと調査結果も展示しております。


シカ展


環境省ブースもあります。
シカ柵による内外調査や、自動カメラによる調査が行われています。


山盛の会ブースではシカ調査の様子や、調査するシカの生活痕跡の紹介など・・。
自然を見つめる目を養う事がとても大切です。


昨年度の調査結果。箱根も丹沢の一歩手前となっています。


今年度は守らなくてはならない希少植物の宝庫、仙石原湿原に侵入するシカのルートや周辺への影響を調べています。(写真が縦にならない!)

・・・・
小田原山盛の会 シカ調査の参加者募集!

対象 中学生以上の一日歩ける方 
日程
5/26(木)仙石原のゴルフ場周辺や早川周辺
5/31(火) 、6/5(日) 、6/23(木)、6/30(木)
(場所は未定ですが、ゴルフ場周囲の予定です。)

集合 小田原駅西口早雲公像前8:20
又はセブンイレブン仙石原店 9:00集合
車を置く必要がある場合は金時神社9:00集合(随時)となります。
終了時間 16時頃 小田原駅帰着17時頃
植物の名前を覚えたい方、動物に興味のある方、自然が好きな方、是非ご参加下さい!
無料です。

お問い合わせは
小田原山盛の会
川島範子
090-9349-7014
norako.k@nifty.com

新緑の三国山ブナ巨木林探索 ~箱根の秘境をあるく~

2016-05-06 23:19:22 | 小田原山盛の会



~箱根の秘境をあるく~
  新緑の三国山ブナ巨木林探索
【講師】 田代道彌さん(博物学者)
【時】 5月22日(日) 少雨決行


【集合】 小田原市西口早雲公像前
      Am8:00・出発Am8:20

今回は杓子峠側から登り、新緑のブナ巨木林をじっくり散策します。
ハルトラノオ、シコクスミレ、コチャルメルソウの群落が豊富に見られます。
対岸の芦ノ湖・神山を眺めながら、尾根道を行き、
湖尻峠から、深良水門に下り、湖畔を湖尻に向かいます。

【受講料】 3000円 (保険代含む)
【持ち物】 筆記用具・お弁当・飲み物・軍手・雨具・折りたたみ傘。
お持ちの方は双眼鏡・ルーペ。雨具は必ずお持ち下さい。
中止の際は前日21時までに連絡します

【当日の行程】 小田原駅西口早雲公像前 8:00集合、メンバーの車に分乗し、8:20出発 ===9:20芦ノ湖キャンプ村トイレ===10:00芦ノ湖スカイライン5.1㎞Pより登山開始・・・11:30三国山・お昼・観察12:20出発・・・13:00ブナ巨木林観察・・・14:00湖尻峠・・・14:30深良水門14:50・・・15:20芦ノ湖キャンプ村・・・湖尻ビジターセンター(トイレ) 16:00==小田原駅西口17:00頃  
※終了後、魚がしにて懇親会があります。自由参加です。 
費用3500円位。

【お申込み】 小田原山盛の会 川島まで 住所・氏名・電話番号をお知らせ下さい。

メール norako.k@nifty.com

ファックス0465-36-4815 
電話090-9349-7014(夜間)