新年明けましておめでとうございます。
今年もオベロン会は、
英米文学研究を中心にして頑張ります。
優れた学究による研究成果を学べる
絶好の機会です。
今月の発表者は、笹川渉さん。
発表内容については、笹川さんからのコメントをお読み下さい。
『失楽園』の「天上の想像力」と身体観
The Reason of Church Government (1642) の中で、ミルトンは散文と韻文を明確に区別し、韻文への理解のない読者を「天上の想像力」を持たない者と揶揄しています。後に『失楽園』を執筆する詩人は、アダムとイヴを通じて「天上の想像力」を培うための身体を持つことの必要性を描き出しました。では、このような身体はどのようなものであり、どのような手段で手に入れることができるのでしょうか。今回の発表では、『失楽園』のアダムを通じて見ることができる16世紀から17世紀中葉の身体観を考察し、ミルトンによるそのような身体観の受容あるいは拒絶が、叙事詩の主題である堕落からの回復と関係していることを読んでみたいと思います。
興味深い視点からミルトンを読み解く感性の鋭さ!
知的な刺激を感じます。こうした発表を聴けることの至福!
発表後には、さらに様々な領域横断的な談論と歓談が続きます。
美味しいビールとサンドイッチを味わいながら、楽しいひとときが過ぎていきます。
皆さんのご参加をお待ちしております。
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場所などは、いつもの通りです。
午後2時半より。(会場費:1000円)
場所は、国際文化会館
都営大江戸線 麻布十番駅 7番出口より徒歩5分。
東京メトロ南北線 麻布十番駅 4番出口より徒歩8分。
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