格安サーバーでメディアストリーミング・ファイルサーバーを作る 5 (リモートソフト編)

2013年01月24日 | パソコンネタ


BUNBUNです。またまた1ヶ月も間が空いてしまいました。
本年もこの方向性の全く定まらないままで続くであろう当ブログにお付き合い下さいませ。

今回はリモートソフト編ですが、その前に前回記事で外出先からのサーバーへのアクセスを
行う為に、DDNSが必要となり無料のCyberGateを申し込み、グローバルアドレスの更新は
Diceから行う旨書きましたが、やはりこのエコな時代使用していないPCの電源を入れっぱなしは
どうよ?と考え、ルータ自身からグローバルアドレス更新を行うことができるようにNEC BIGLOBE DDNSサービス
の申し込みを行いました。
お値段は1ヶ月210円ではありますが、PCを24時間稼動の電気代と比較すればむしろこの方が良いはず。
ルータのDDNS設定のページにID、パスワードを登録すればおしまい。


これでサーバ自体は常時電源OFF。必要に応じてWakeUpLANで電源ONという使用方法が可能に。


リモートソフトについて考える
通常メディアサーバーと言うと、サーバに保管してある動画、音楽、写真等を
LAN接続されたPCやモバイル端末側で再生する、という目的。
MX130でのサーバ構築前はNETGEAR STORAにメディアファイルを保存して
LAN(無線・有線の両方)内では自宅内の各PCやiPad等で全く問題なく再生できていました。
STORAの場合、ストリーミング再生機能でSTORA設定ページから再生する方法と、各PCから共有フォルダに
アクセスして直接再生する方法と二種類ありますが、どちらも可能でした。
これが外出先からとなると話が変わり、BUNBUN自宅のネット環境はCATVで下り最大160MBps 上り最大5MBps。
CATVインターネットは上り通信速度が上りに比較して極端に遅いのが定説。理論値ですからこの速度な訳もなく、
実測値 下り50~70Mbps 上り 1.5Mbps 程度。せめて上り2-3Mbpsは出て欲しいところ。
CATV各社はお姉さん達が「光ハイブリッドのけえーぶる~てれび~♪」とCMで明るく踊ってますが、
光回線は上り下りで同じ速度ですぜ。
そのため外出先から動画再生を行うとサーバから送信する速度が遅い為に5秒再生して10秒バッファリング
で再生停止の繰り返し。とても視聴できたものではありません。
そこで視点を変えてリモートコントロールソフト。リモートソフトは操作する側(ゲスト)の画面に
操作される側(ホスト)の画面を映して操作を可能にする目的のもの。Windowsのリモートデスクトップと同じ。
ということはホストPCでメディアファイルを再生して、その画面をゲスト側で表示させればストリーミングと同じ
じゃないの?という考えに至る。
便利なリモートコントロールソフトが沢山公開や販売されていて、それぞれ長所短所があったりします。

今回試したのは以下の通り
・Windowsリモートデスクトップ
Windows標準。同一ネットワーク内のPCの画面を表示、操作することができます。
お金もかからず、信頼性も高い。接続中はホスト側ではマウス、キーボードのコントロール権限が無いので操作できませんが、
サーバ用途では問題になりません。
短所:Micorosoft謹製ですのでAndroid、iPadでは使用不可。
ホストPCの電源OFFが不可。動画でコマ落ち。外出先からのインターネット経由では使えない。

以下は試してみたサードパーティー製のリモートソフト。


・TeamViewer
対応OSはWindows MacOS Android iOS等多数。
Android、iOSについてはクライアント版のみ提供。以前のバージョンでは音声の転送ができませんでしたが、
現在はバージョンアップされて音声も再生できます。ユーザー登録不要。
短所:動画でコマ落ち。同一LAN内のホストにアクセスしても、TeamViewer社のサーバを経由しているようでレスポンスが悪い。
仕事上でも使用していますし、友人の調子の悪いPCをみたりとかで使用しています。

Windows用 ホスト・ゲスト兼用


iPad用 ゲストのみ


Android用 ゲストのみ



・Splashtop2 RemoteDesktop
対応OSはWindows MacOS Android iOS等多数。Android、iOSについてはクライアント版のみ提供。
SplashtopStreamerというサーバソフトをホストPCで起動させておき、
RemoteDesktopでアクセスする方式。
転送フレームレート30fpsを誇り、ホスト側で再生した動画をゲスト側でスムーズに表示可能。
ネットワーク帯域を自動判断して最適な動作を行ってくれる機能がある。
動画再生の場合、回線速度が遅ければコマ落ち&バッファリングが発生するが、自動調整を有効にすると
ビットレートを犠牲にして画質は荒くなるがスムーズな再生を優先する、という具合に動作する。
短所:外出先からのインターネット経由のアクセスはAnywhereAccessPackというオプションを追加購入する必要がある。
以前のバージョンではG-MAILアカウントをStreamerに登録すれば無料で外出先からのアクセスは可能だった。
裏技としてはホストPC側にVPN接続すると恰もローカルネットワーク上のように扱えるので
AnywhereAccessPackを使用しなくても接続可能。暗号化の分?多少速度は低下します。
iPad用は少し不安定でしばしば強制終了する場合も。

Windows上で動作中のSplashtopStreamer


iPad用


Android用



一旦締めます。



 


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