元VSやんちゃ隊のスカウターのボログです(笑)

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※那須野営場と三島通陽※

2017-08-27 06:00:00 | さとぴょん

三島通陽は、1951 (昭和26)年から1965 (昭和40)年の間、ボーイスカウト日本連盟第4代総長を務め、ボーイスカウト日本連盟に那須野営場を寄付された方です。
明治30年1月1日に東京の麻布で生まれ、小さい頃は病弱でしたが、文学が好きで創作活動と国文学を研究し、父のあとを継いで子爵となりました。
23歳のときからボーイスカウト運動を始め「少年団日本連盟」の創立に当たり、副理事長に選任されました。その後、後藤新平総長や二荒理事長の信任を受けて組織確立の陣頭にたち、第2回世界ジャンボリーや第3回国際会議に参加しました。また、タト国文献の翻訳をはじめ指導者用の書籍を編集出版しました。
太平洋戦争後は、ボーイスカウト運動再建のために努力され、52歳の時に戦後初めての日本連盟理事長に就任し、昭和26 年に第4代総長になりました。 また、栃木県西那須野町に所有していた土地家屋(三島家の別荘) を日本連盟に寄付されました。それが私たちが大いに活用している那須野営場です。
この那須野営場は、もともと、那須開墾の人と地元の人たちから尊敬されていた子爵三島通庸(三島通陽の祖父) の思考発想の場所でした。彼は、「開墾の心は土と人の愛情がある結びつきである」「私の開墾事業は善良な人間作りにある」といつも語っていました。
今、その場所でスカウトの育成や幾多の指導者の養成が行われている由緒ある野営場なのです。