分散型金融(DeFi)の人気の高まりにより、仮想通貨セクターに新たな注目と楽観的な見方がもたらされ、すべてのプロトコルでロックされた総価値が1年以内に10億ドルから590億ドルに増加した。上位5つのプラットフォームでロックされた総価値は243.3億ドルとなっている。
ガス料金の上昇はDeFiプロトコルとの相互作用の増加の最も顕著な結果の1つであり、現在イーサリアム(ETH)ネットワークは上位のDeFiプロジェクトの大部分をホストしている。ガス料金は2020年11月以降、着実に上昇しており、平均取引コストは2月23日に現在イーサリアム価格で373Gwei(約11.72ドル)のピークに達した。
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2月23日以降、ガス料金は65%減少し、3月3日の平均コストは131Gweiにまで下がった。データによると、1日の特定の時間帯に70Gwei以下のガス料金で提供されている。
市場調整とともにDeFiトランザクションが減少
過去数日間のガス料金の下落の原因の1つとして考えられるのは、分散型取引所(DEX)の取引高から探ることができそうだ。
Dune Analyticsのデータによると、DEXの取引高は2月23日に43.5億ドルのピークを付けて以来、減少傾向にある。
Flipside Cryptoのデータサイエンティストであるコナー・ヒギンズ氏によると、ガス料金は過去数日間で減少したが、1つの特定の原因に起因するものではなく、2月23日にみられた高額のガス料金は全体として異常値だったという。
ヒギンズ氏は「平均して料金は下がったが、異常に高い料金を付けた後、正常化しているようにみえる」と述べている。
上のグラフでみられるように、BTC価格が23.6%下落してアルトコインも大幅な調整に直面した2月22日から23日の間、ガス料金は大幅に上昇した。市場が安定した後、ガス料金は通常の平均値に戻っている。
NFT取引はイーサリアムネットワークの重荷か
イーサリアムネットワークを使用している人は、DeFiのトランザクションが減少するにつれ、ガス料金のより大きな減少を期待していたかもしれないが、そうではなかった。ノンファンジブルトークン(NFT)での最近の活動の増加が影響しているかもしれない。
ますます多くのNFTプロジェクトがオークションを行うについれ、広く統合されたスケーリングソリューションが実装されるまで、高い取引コストとネットワークの混雑がイーサリアムネットワークで続く可能性がある。
Polygonやバイナンス・スマートチェーンなどのイーサリアムへのクロスチェーンブリッジを備えたレイヤー2ソリューションとプロトコルが、過去2か月の間に登場し、多くのプロジェクトが料金高騰に対する短期的な解決策として、これらのプラットフォームに移行している。
AavegotchiやSushiSwapのようなプロジェクトは、これらのネットワークがPolygonとの統合でどれほど効果的であるかを示しており、トランザクションコストと速度がイーサリアムより優れているため、ほかのNFTおよびDeFiプロジェクトもそれに続く可能性がある。