も・・・もうプロ野球は・・・断念するしかないッ・・・ウウッ！

今朝、会社の駐車場で滑って転び痛さで数秒間地面をもんどりうってしまう。
ハタ目から見ると相当に派手なすっ転び方をしたらしく近くを歩いていた数人が
駆け寄ってきて俺の身を案じていたけども幸い程なくして立ち上がる事が出来た。

「急に滑ったからびっくりした」

「見てるこっちの方がびっくりしたわ」

なんて軽い受け答えをし、そのまま仕事に向かったのだけど朝礼が終わった直後

「お前転んで１分間ぐらい起き上がれなかったらしいけど本当に大丈夫なのか」

と先輩から物凄い怪訝そうな顔で聞かれた。いらん心配されるのも悪いし面倒だから
「数秒間立てなかっただけだ」とすぐさま訂正したのだけど、その後も会う人合う人から
同様の質問をされてしまい昼食の時間になると他の課の人から真顔で

「お前駐車場で気絶してたらしいけど病気じゃないよな？」

と言われびっくり。何だってそんな話になっているのかと質問を質問で返すと他の課に
話が回っている時には気絶して倒れた事になっていたから解らないと返されてしまった。
たった数時間の間なのに尾ひれが付きすぎてて流石に笑ってしまったけど同時に小さい
コミュニティの中で噂が出来た時の恐ろしさも同時に感じ笑って受け答えをしつつも内心
滅多な事はするもんじゃないなと強く感じた。会社内でもそうだけど家主になった立場上
実家付近で変な事をしたら俺一人の責任ではなくなってしまうしね。そんな事を思いつつ
仕事を終えて帰り支度をしていたらいつぞやのおばちゃんから

「いつの間にか転んだのが私って事になってて他の課の人から本気で心配された」

と愚痴を言われてしまう。ちなみに俺が転んだ現場の第一発見者はそのおばちゃんだ。
いつぞやの行いが自分の身に帰ったのだろうと思わないでもないけど少し悪い事をした気分。
しかもこの分だと・・・明日にはおばちゃんが気絶した事にされているだろう・・・。

噂ってこわっ！



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