紅白と交互に見てた俺が偉そうに言えた立場じゃあないのだけど

2015年01月06日 23時31分09秒 | 日記
今更だけど大晦日にニコ生で配信していた森下九段対コンピュータソフトツツカナの対局が凄い面白かった。



概要は俺が説明するよりもPVを見て貰う方が早いし面白いので割愛させて頂くとして結果だけかいつまむと

・実際の対局は下馬評を大きく覆し森下がツツカナを圧倒。
・大晦日の朝10時から始まった対局も深夜26時頃にはほぼ森下の勝ちの局面に。
・人間同士ならここで投了となる所だがツツカナが守りに徹して指し続け泥仕合に。
・対局時間も15時間を超えてラチが空かなくなり初日の出を前に中断。後日再開となる。
・森下賞賛ムードだったがが終わり際に森下「続ける意味ありますか?」と発言した為に物議に。

・・・こんな感じ。
案の定ネットじゃ色々言われていて俺も不満はあるけど、それとは別にこの対局は非常に意義があったと俺は思う。

電王戦も散々な結果だったプロがルールをちょっといじくっただけでコンピューターを圧倒できるなんて失礼ながら
思ってもみなかったし逆説的に今まで電王戦で勝ったソフトはプロ側のポカや人間の演算力の低さに付け込んでいた
・・・なんて見方まで出来てしまう。そしてコンピューターは盤面の優劣状況を評価する能力は高いけれど棋譜が
綺麗か汚いかという感覚的な部分はまだまだだから、人工知能開発の面から見ると今後はどういう投了図を残すか
何て単純な強さとはまた違ったアプローチをするソフト開発者が出てくるかもしれないとも思えて楽しみになった。
人間側もソフト側もまだまだお互いにアプローチする余地があるってハッキリしたんだからこの対局はお互いの
接し方に関して一つの指標になりえる訳で。だから俺は勝敗は別にして「意義がある」と思ったんだよ。

だから今の段階では指し続ければ指し続けるだけ汚い棋譜になっていくという感覚が理解できないツツカナにこれ以上
指し続けさせるのはツツカナ開発者の一丸さんに対しても酷だ。だから俺はお互い称える形でこのまま終わって欲しい。
後日対局を再開させて勝敗が決まっても、どっ白けムードにしかならないから興行的にもどうなのかってー話になるしなあ。



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