つべで公開されている人気ホラーオムニバス『フェイクドキュメンタリーQ』の
シーズン2一作目が配信されたので嬉々として見に行ったら想像以上に湿度の高さに
新年早々最悪な気分になれたので、特にJ ホラー好きな人には見て貰いたいです。
モキュメンタリー映像はモの部分をモと感じさせずに撮るの難しいのはもちろん
視る側だってそれをドキュメンタリー映像だという体で視るのはなかなかに難しく
少しの解れで作り物だという考えが頭を過ってしまいがち。
心霊ものだと怖がらせようという意図を汲み取ってしまう事もままある訳で・・・。
全体的に完成度が高いシーズン1でも演出のせいで笑ってしまう箇所があったから
逆に作り物であって欲しいと思わされた今作のディティールは本当に素晴らしい。
・・・てな感じに2023年は自分が良いと感じたものをストレートに
(あと程よく節度をもって)良いと書く記事を増やしていきたいですね。
画面に写ってるものは全部ドラマの中での「事実」で、写ってるものから怖さとか不気味さとかを見出せてしまう、その見い出せてしまうこと自体をメタに楽しむという今時なシリーズですよね
あらぬ考察とか陰謀論とかがはびこる世相の中で、逆説的に”安心して”楽しめるドラマになっているのかなと思う
Qの反響や考察を見ていると健全に娯楽を娯楽として楽しんでいる人が多いなと驚かされますし、自分もその熱にあてられたりもするので嬉しくもあります。
所謂劇映画とかドラマとか画面の中に世界があると思いながら見ても、心のどこかで所詮は作り物として見てしまうフシがあるので・・・。
まず、発掘された映像という体で出される映像をつべで公開するスタイルが薄気味悪さを喚起させやすくSNSで共感や共有もしやすいのも良い。
今の時代の環境だからこそ出来るJホラーのリバイバルなのかなと思います。