1:11~1:30

2016年10月24日 23時48分26秒 | 日記
君の名は。を見てきました。
とはいえ反響の大きさ見るに感想なんか出尽くしてるでありましょう。
いちいち細かい部分に触れてもいいけど、そんなんもう聞き飽きたよと
思われるのが目に見えているので、好きか嫌いかで言えば好きの立場と
いう前提で思ったこと簡潔に書いみますね。

そう、思ってたよりずっと楽しめちゃったんです。

まず個人的な好き嫌いをぶっちぎって目を奪われたのは作画の良さ。
ジブリのアニメーションを更に華やかにした演出は意識的にこのテの
アニメを避けてた自分にとっては、ちょっとしたカルチャーショックで
最初の数十分位はただただ圧倒されてしまった。こういうの苦手では
あるんだけど、ここまでされたらもう何も言えませんで。凄いの一言。

しかしそれに慣れちゃうのと同時に話も核心に入っていき徐々に設定や
シナリオの粗が目について来たのと、演出の華やかさ故に余計なフェチ
描写が無駄に生々しく感じたりもして、劇中の盛り上がりと反比例して
徐々にテンションが下がっちゃったのが残念。

古典や名作から設定を頂戴していて盛り上がり楽しむポイントを多数
作ること自体は悪く言わないけど頂戴する理由が二人が出会うまでの
過程をドラマチックにする為だけと目に見える辺りも人を選ぶよなぁ。
基本的にそこは広い心で見ていたつもりだけど、彗星落下の危機って
状況で君の名前が思い出せないとか言い出した時は流石に「あ~あ」。
あくまでも事態の全貌が見ている立場での目線だからこそ出る感想と
言えばそれまでだけど、世迷い事に加担して犯罪に片足突っ込んでる
てっしーの前でよくそんな事言うな・・・って。

こんな具合に右肩下がりにテンションは下がっていったものの所謂
セカイ系な設定は二人が出会うまでで、締めは現実の世界で自分の
力を持ってアクションを起こすって方面に持って行ってくれたから
大人になるという切なさも少し感じられて、一応溜飲は下がったよ。
作中で何度となく出てきた時間は結んだり切れたり交わったりと
言う言葉も二人の関係性だけに絞ってみたらよく出来てるいるし。
時間の流れを切って結び役目を果たした事で閉じた世界から開いた
世界へと向かう事で実際の自分の世に与える影響力なんてささいな
もんだという対比にもなっていて個人的にセカイ系の苦手な部分を
緩和してくれていたのが印象良かった。逆に言えばここ無かったら
印象かなり悪くなってたかもしれない。

だからラストは歩道橋ですれ違うシーンで締めてくれた方がもっと
余韻を感じられたのになんで余計な事しちゃうかなぁ~と思ったり。
ラストに限らず全部見せるという解りやすさがヒットしてる要因の
ひとつだろうとはいえ最後に関してだけは野暮な事したと思います。
寄生獣のラストで新一の右手にミギーの目を描かれちゃう様な感じ。

とストーリーに関しては正直微妙だったのに何で好きの立場なのかと
言うと神木くんの雌の演技が予想以上に可愛くて興奮した所がひとつ。
何を隠そう今回映画を見に行った最大の理由は神木君の演技を色んな
意味で褒めてる意見を見たから気になったからなのだからその部分さえ
クリアしてれば賛を付ける気ではいたからなのでした・・・。



てゆーか予告で少しでいいから雌な部分を流してくれよ・・・。
シンゴジラ4回見に行ってその都度君の名は。の予告でげんなり
していたんだけど、そこらへん見せてれば印象も違ったのによお。

そして好きの側に立ちたいと思った理由がもうひとつ。
48Gの子等が軒並み君の名。を楽しんでるから好きな人がしてる事に
水を差すような真似はしたくないのと、言ってる事には同意できるけど
俺が生理的に無理な人が君の名は。を批判しているから・・・。

その人は誰!?

忘れたくない人!

忘れたくなかった人!

忘れちゃ駄目な人!

君の名前は・・・!!

名前は・・・・!!



■関連
江川達也描いた


























それは・・・・

まるで夢の景色のように・・・・



ただひたすらに・・・・

美しい眺めだった・・・

コメント
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