馬鹿でありがとう

2012年01月16日 22時10分18秒 | 日記
昨日は小正月だったので晩御飯に親父から天丼をごちそうしてもらってました・・・というのは実のところ建前で
晩御飯に天丼をごちそうしてやるから家と車庫の屋根の上に積もっている雪をおろせという命令されたからでした。
言うなれば天丼は雪おろしのおだちん。しかもその天丼は地元では親父が子供の頃からの有名店で結構お値段も張る
という代物なのでこれは断る理由は無いって事で雪おろしを快諾。午前9時から初めて夕方までかかってしまいましたが
何とか屋根の上の雪と家の周りの雪を片付け、心地よい疲労感と天丼への期待感と共に晩飯時を迎えたのでした。
そして配達された天丼を見ると成る程成る程高そうなどんぶり。エビも大ぶりで衣だけで水増ししていないのが目に
見えて解る。まずエビを軽くパクつきご飯を一口、口に運ぶ。うーん確かに味がしみてる。エビも身も大きい。
口に含むとまずタレと・・・水分を多分に吸ったような衣の味が広がり、何か・・天かすを食っているよう・・な・・?



「あー、やっぱコレうまぐねぇな(美味しくないな)」



「あ・・あの・・お父様・・・今、”やっぱり”とおっしゃいましたが気のせいですか・・・?」



聞くとどうやらここの店の先代が急死してしまい、今まで会社勤めをしていた息子がなし崩し的に跡を継いだのだとか。
そしてその跡を継いだ息子さんが俺の親父の同級生なのだとか・・・。そ、そりゃあそうだ。ついこの間まで料理にすら
携わっていなかった人がいきなり老舗の天丼を味を再現しろというのが無理というものでしょうて。で・・でも・・・
だからってこれは何というか俺が毒味役を試させられたというか・・・タダで食えてるから良いんだけど・・流石に・・。
なんて釈然としない想いを頂きながらも天丼を食べているとちょうどテレビで地元の繁華街のアーケードの一部が雪の重みで
ベキベキにぶっ壊れているというニュースが入ってきてびっくり仰天。それと同時に今日雪下ろしをしといてよかったと
天丼ほっぽり気味で安心してしまいました。というのも、実家での俺の寝室の上の屋根は一番雪の重みを受けている部分な
もんで仮に雪の重みで屋根が崩落しようもんなら生き埋めになってジ・エンドにゃんって事になってもおかしくなかったし
仮に車庫が崩落しようもんなら、大した走行距離いってない俺の車の上に雪やらガレキやらが降り注ぎそのままおじゃんで
お釈迦でスクラップになる・・・なんて事も起こりえた訳です。なので親父は命と車を救ってくれたとも考えられ天丼での
ふてくされ態度も一転。雪下ろしを命じてくれてありがとうなんて思い出してしまいました。俺、ちょろいのかもしれません。



ほんでもって明日は拍手コメ返すよー。
コメント
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