★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ダイエット目標達成

2015年06月30日 19時03分54秒 | 徒然(つれづれ)
 本日体重54.7kg。
 ダイエット目標ラインの55kgを遂に切った。3年前の167.5cm、67kgから12kgの大減量だ。
 ダイエットと並行してやっている毎朝のストレッチ運動の効果で、体重が減っただけでなく、身体全体が締まってきたのがわかる。ポッコリ下腹が凹み、6パックとまではいかないが、腹筋に割れが出てきた。
 ランナーズハイならぬ、ダイエットハイの兆候も見られる。
 
 最近では、久しぶりに会う人みんなに「痩せましたね」と言われるのが嬉しい。中には年齢を考慮して、病気を心配してくれる人もいるほどだ。
 道やテレビで肥満気味の人間を見ると、心地よい優越感が湧いてくる。

 さて、問題は今後の方向性だ。
 ダイエットを決意した当初は、目標達成後は食事制限をやめ、60kgまでは増量し、その後また55kgまで戻すということの繰り返しをしようと考えていた。
 しかしここまで来たら、怖いもの見たさではないが、どこまで体重が減るものか、確認したいという気もしてきた。
 まさか50kgを切ることはないと思うが。
 とりあえず、当分は食べたいものを食べ、体重の変化を見ることにしよう。



 
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未知との遭遇

2015年06月29日 08時02分07秒 | 徒然(つれづれ)
 昨夜8時過ぎ、ベランダに出て夜の街並みを眺めながら、空を見上げると、そこに怪しい光源を発見。
 向かいのマンションの上空で光る大小ふたつのその光は、距離を保ち空中に停止したまま、光度を強めたり弱めたりしていた。
 もちろん地上から伸びた光ではない。飛行機でもない。ましてやドローンなどでもない。

 5分間ほど見ていたが動く気配なし。
 これは正しくUFOに違いないと、スマホで撮影した次第。
 画像の右のマンションの上に、大小ふたつの光が写っているのがご覧いただけるだろうか。
 
 長い人生で初めてのUFO発見だ。
 まさに未知との遭遇だ。

 そのUFOはトイレに行って2、3分後に戻ったら、忽然と消えていた。
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【競馬】第56回宝塚記念予想3(確定)

2015年06月28日 10時28分19秒 | 競馬
 泣いても笑ってもこれが春のGⅠシリーズの千秋楽。できれば泣きたくないものだ。

 前売りオッズを見てみるとゴールドシップの1番人気は当然だが、2、3番人気が牝馬というのは情けないな。
 天候も回復して、阪神競馬場の芝は良馬場発表だが、パンパンではなく若干の重め残りか。
 結構、力がいりそうで牝馬にはしんどいと思うけどね。

 さて、1番人気のゴールドシップだが、枠順も馬場も理想的で、あとは馬の気分だけだ。
 スタートは良くなさそうなので、後方追走、3コーナーあたりからロングスパートといういつもの展開が見える。
 この馬を負かすにはスローペースの先行前残りが絶対条件だ。ゴールド、差し届かずが理想だ。
 しかしこの馬、普通に走れば差し届くし、後続にも抜かせない根性があるので、勝つとすればアッサリだ。

 ここは当初の予想通り、ゴールドシップのアッサリ3連覇を若干押さえて、本線は外人騎手のワンツーを含めた、ゴールド着外予想で高配狙いと行こう。

 <結論>

 ★三連単2頭マルチ 30点(本線)
  軸⑦ワンアンドオンリー⑬ラキシス
  紐⑤カレンミロティック⑥デニムアンドルビー⑧ディアデラマドレ⑪ヌーヴォレコルト⑯ラブリーデイ

 ★三連単フォーメーション 30点(押さえ)
  1着⑮ゴールドシップ
  2着①ショウナンパンドラ②トーセンスターダム④アドマイヤスピカ⑤カレンミロティック⑥デニムアンドルビー⑧ディアデラマドレ
  3着①ショウナンパンドラ②トーセンスターダム④アドマイヤスピカ⑤カレンミロティック⑥デニムアンドルビー⑧ディアデラマドレ
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酒池肉林の誘惑に勝つ

2015年06月27日 20時59分38秒 | 徒然(つれづれ)
 明日の宝塚記念の予想で忙しい折に、酔いどれ女連中から飲酒のお誘い。
 もうすでに出来上がってる模様だ。
 のこのこ合流したら、オールナイトロングは免れそうもない。
 そうなると明日は二日酔いで、渾身の予想に狂いが生じてしまう。
 春のGⅠシリーズの連敗を断ち切るチャンスは明日しかないのだ。

 ここは心を鬼にして断るべきだ。
 
 でも行ったら楽しいだろうなあ。酒池肉林だろうなあ。
 ダメだ。雑念は断ち切らねば。
 今夜だけは禁酒を誓ったはずじゃないか。
 
 1、2杯くらいならいいかな。
 いやいや、それですまないことは自分自身わかっている。
 ここはグッと我慢のしどころだ。

 あ、また催促のメールだ。
 なになに、4人の女子会の流れだって? 好みのT女史も一緒だと。
 これは行かねばなるまい。
 
 アホ、何を考えとんねん。やめとけ。
 今夜散財した上、明日も負けたらドツボやないかい。

「今春のGⅠシリーズの連敗を明日の宝塚記念にて断ち切るべく、今宵は禁酒禁煙にて予想に専念する所存にて候。悪しからずご容赦の段、よろしく御願い仕り候」→送信。
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スリーピースバンド

2015年06月27日 12時39分57秒 | 音楽
 音楽の三要素、メロディ、リズム、ハーモニーを最低限満たす、ギター、ベース、ドラムスのスリーピースバンド。
 その中でも、クリーム、ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス、グランド・ファンク・レイルロードはロック史上、特筆すべきスーパーバンドだ。
 
 シンプルかつダイナミックで、ロックバンドの編成はコレに尽きる。
 余分なものがないだけに、それぞれのプレーヤーには標準以上のテクニックが求められる。
 クリームは三人の力量が拮抗し、その演奏は鬼気迫るバトルそのものだった。
 ジミヘンとGFRは突出したギタリストのワンマンバンドで、他の二人は縁の下の力持ち的な存在だ。

 高校時代、我が家は田舎の一軒家だったこともあり、この3バンドをセパレートステレオのボリュームをMAXにして聴いていた。まさにロックと対峙するという気概を持って拝聴していたのだ。
 
 リードとサイドに分かれたギターや、キーボード、管楽器などが入ると厚みや広がりは増すが、本来のロックのテンションは薄められてしまう。
 ロックバンドがサポートメンバーも含め大編成になり、デジタル機器による音響操作が容易になった現在では、あの頃のような本来のハードロックは昔の音源で聴くしかない。
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【競馬】第56回宝塚記念予想2

2015年06月27日 09時56分38秒 | 競馬
 枠順発表。1頭回避で16頭立て。上位人気馬が外枠に集中。
 前売りオッズはゴールドシップ(2.1倍)、ラキシス(4.4倍)、ヌーヴォレコルト(9.7倍)までが1桁倍率。
 巷はゴールドの3連覇達成の予想のようだ。
 
 ゴールド頭の場合は紐荒れ予想になるが、ちなみに下位人気はトウシンモンステラ(169.8倍)、オーシャンブルー(155.6倍)、アドマイヤスピカ(135.7倍)の順だ。
 倍率だけから見ると、予想する前に切り捨ても可能な高倍率。

ゴールド着外の場合は、ラキシス、ヌーヴォレコルト、ワンアンドオンリー、トウホウジャッカルから軸をピックアップして、他馬を含めた流しかマルチのフォーカスだ。

 事前発表馬体重の増減で目立つのは、ラキシスのプラス14kgとアドマイヤスピカのプラス10kg。
 これくらいだと当日には適正範囲内で収まりそうだ。

 距離が2200mと微妙で、距離適正はゴールドシップ(2.0.0.1)、ラキシス(3.2.0.2)、ネオブラックダイヤ(2.3.0.3)、トウシンモンステラ(2.1.0.2)あたりか。各馬の距離延長、距離不足の見極めも重要だ。

 いずれにせよ、ポイントはゴールドシップの取り捨てにつきる。
 陣営も一応万全の仕上げをアピールするも、一抹の不安が垣間見えるコメント。
 2連覇の臨戦過程が天皇賞春惨敗→宝塚優勝のパターンだったが、3連覇を狙う今年は天皇賞春優勝→宝塚記念?と前2回とパターンが異なるのも気がかりだ。

 当日までに他の要素、ケントク、こじ付け、インスピレーションを加味して検討を進めてみよう。
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ノーネクタイは似合わない

2015年06月26日 21時08分55秒 | 徒然(つれづれ)

 全国で定着した感のある夏場のノーネクタイデー。
 基本、ビジネスウェアのネクタイなしというのが、シンプルなスタイルだが、細かな基準は各社マチマチだろう。

 当社ではノーネクタイに普通の襟のカッターシャツはNGで、ボタンダウンやスタンドカラーはOK。
 カッター以外は柄シャツ、ポロシャツでもOKだが裾出しはNGだ。
 ボトムはジーンズ、短パンはNG。足元はスニーカー、靴下なしは禁止だ。
 それ以外は人に不快感を与えないという、個人の良識に依存した基準だ。

 ノーネクタイデーとは別に、毎週水曜日にカジュアルデーを設けている。
 しかしながら、毎日がカジュアルデー化しているのが現状だ。
 スタイリッシュなファッションならいいが、見渡す限りそんな人間は見当たらない。
 
 ネクタイ、ジャケット抜きのビジネススタイルは、還暦の私にはどうも似合わない気がする。だらしなく見えてしまうのだ。ボロは着てても心は錦というが、心が錦じゃなかったら、せめて外見だけでもシャレオツに見せたい。

 私はノーネクタイデーはビジネスジャケットにネクタイ着用で、出社時は汗をかかないよう、早めに家を出てゆっくり歩く。それでも汗ばんだら、会社の近くの喫茶店で涼んでから会社に入るようにしている。
 カジュアルデーは派手めの柄シャツやポロシャツに、綿パン、バッシューというスタイルだ。
 
 清潔感を出すにはネクタイは必須アイテムだと思う。
 やっぱりサラリーマンはネクタイを締めることによって、身も心も引き締まり、仕事の活力が湧いてくるのだ。
 いくつになっても、身だしなみには気を使っていたいものだ。
 
 その反動はカジュアルデーに限度ギリギリ、思い切り発散させたらいいと思う。
 あくまでスタイリッシュにね。

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<妄想>煙草取締法

2015年06月26日 17時50分51秒 | 徒然(つれづれ)

 2043年6月某日。出勤前の金曜日の朝。Sはいつものようにニュース番組を観ていた。
 ベーコンエッグとトーストをコーヒーで流し込みながら、Sは画面を観るともなしに観ていた。

 トップニュースのタイトルが目に飛び込む。
 曰く「ロック歌手の矢島ジョージ容疑者(32)煙草取締法違反容疑で逮捕!」。
 以前から噂の絶えなかった煙草吸引だが、昨夜都内で、矢島所有の不審車両を職務質問した警察官により、車内に煙草1箱を隠し持っていたのを発見された模様だ。
 煙草ごときで歌手生命を絶たれるなんて馬鹿な奴だ。

 2030年に欧米諸国に端を発した煙草の全面製造販売禁止と、それに伴う煙草取締法の制定の波は、3年の後には日本にも及んだ。
 以来10年の月日が経ち、刑事罰を伴う煙草取締法は定着し、闇のルートはともかく、日本には煙草も喫煙者も存在しなくなった。

 6時の終業のチャイムと同時に、Sは帰り支度ももどかしく事務所を出た。会社の前で拾ったタクシーに行き先を告げる。郊外の目的地の一戸建てには30分ほどで到着した。

 主人に案内されて家の中に入ると、5、6人の先客は思い思いのアルコールのグラスを手に、年代物のレコードプレーヤーから流れる音楽に身を委ねていた。
 流れている曲は五輪真弓の「煙草のけむり」。その後、ダウンタウン・ブギウギ・バンドの「スモーキン・ブギ」、沢たまき「ベッドで煙草を吸わないで」、西岡恭蔵「プカプカ」・・・そう、煙草が歌詞の中に出てくる曲ばかりだ。
 
 今夜はそんな曲を聴く同好の士の集まりだ。各自が持ち寄った、古色蒼然とした昭和の時代のレコード盤を秘かに聴いて楽しむ会だ。このような秘密の会は全国至る所で行われているようだ。残念ながら喫煙はご法度だ。喫煙しようにも堅気の人間に煙草は手に入らない。

 煙草取締法の施行後、関連法案が通り、歌詞に煙草を含む曲や喫煙シーンのある映画は、発売、放送、上映、ダウンロード禁止となって久しい。もちろん違反は罰則の対象だ。
 来年あたりからは喫煙シーンを描写した小説も販売禁止になるらしい。
 漱石や芥川、太宰などの名作も煙草のために今後埋もれてしまうのだ。

 嘆かわしい世の中になったものだ。

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【競馬】第56回宝塚記念予想1

2015年06月24日 20時50分33秒 | 競馬
 春のGⅠシリーズの掉尾を飾る宝塚記念。
 シリーズ全敗はなんとしても避けたいものだ。

 登録馬を見てみると、やはり3連覇がかかるゴールドシップが頭ひとつ抜き出ている。相手候補選びが難航しそうだ。
 しかしこのゴールドシップ、気分屋の馬ゆえに全幅の信頼は置きづらい。
 この馬には過去に何度も痛い思いをさせられている。前走の天皇賞でも、レース自体は馬の底力と騎手の御し方で勝ったが、レース直前ゲート入りを激しく嫌がり、周囲をヤキモキさせたのは記憶に新しい。
 
 3連覇の偉業のプレッシャーはベテラン騎手でも意識するだろうし、当然他馬のマークも熾烈を極めるだろう。
 勝つ時はアッサリでも、負ける時は着外だろう。確率は3対7で着外濃厚と見る。
 アッサリの場合も紐荒れで少しは押さえつつ、着外の場合をメインに人気上位馬の組み合わせで予想する。
 あと、気になるファクターが、登録17頭の内、牝馬と4歳馬(うち牝馬2頭)がそれぞれ5頭と異様に多いことだ。
 牝馬、4歳馬のワンツースリーも、なきにしもあらずだ。

 とりあえず枠順、当日の馬場状態、馬体重の変動を加味して、フォーカスは当日に確定させよう。
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この世は数字だ

2015年06月23日 19時46分08秒 | 徒然(つれづれ)
 ロト6の当選番号を確認する。
 キャリーオーバー明けの今回は1等が1口で4億円。
 もちろん当たるはずもない。当たればその時点で人生上がりだ。
 そんな奇跡をゲットした人が、日本にひとりだけいるのも現実だ。
 アトランダムに選んだ6個の数字が人生を劇的に変えるのだ。

 とかくこの世は数字に左右される。
 ほとんどのギャンブルは、宝くじや競馬、競輪、トランプにしても数字の組み合わせだ。
 ギャンブルに限らず、仕事や健康診断のデータ、経済や商売、携帯番号やクレジットカード、免許証や保険証もすべてが数字で表される。
 ネットの情報も音楽も映像も、極言すれば1と0の数字の組み合わせだ。
 来年からはマイナンバー制も導入され、国民も全て数字で表されるようになる。
 
 数字にできないものは、ほとんどないといってもいいだろう。
 ということは、数字に強い人間、数字が好きな人間、数字を操れる人間が幸運をつかむのだろうか。
 
 学生時代にもっと数学を勉強してたら、私の人生も変わったのだろうか。
 
 そんなわけないか。
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カラ元気で行こう !

2015年06月21日 15時59分17秒 | 徒然(つれづれ)
 アベノミクス効果で景気が良くなるなんて言ってるけど、そんな好景気が我々庶民にまで浸透するのは、気の遠くなるくらい先のことだろう。
 世の中見回しても、また自分のまわりでも景気のいい話なんて皆無だ。
 会う人ごとに、何かいいことないか、なんて挨拶代わりの慣用句。自分から動かないで、いいことなんてあるはずないじゃん。

 かく言う私も薄給の高齢者再雇用契約社員の身の上。何をやるにも先立つものが不足気味で、変化のない光陰の日々は矢の如く過ぎていく。
 ここで枯れてはなるものかと、何の根拠もない強がりのカラ元気。
 人間、まずは見た目だ。人は見てるぞ。
 だらしない服装はやめて、お洒落に気を使おう。
 疲れた顔を見せるのはよして、笑顔で行こうぜ。
 先のことなど笑い飛ばして、今しかない今日を生きよう。

 ほら、ナッキンコールも言ってるじゃん。
♪ Pretend you're happy when you're blue~It isn't very hard to do~(憂鬱な時こそ能天気なフリしようぜ。そんなに難しいことじゃない)

 カラ元気を続けていれば、そのうちホントの元気に変わるんじゃないか。
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太宰治ってサイテーじゃね?

2015年06月20日 01時29分44秒 | 徒然(つれづれ)

 ピース又吉の「火花」が、三島由紀夫賞には惜しくも届かなかったが、芥川賞の候補にノミネートされたと聞く。
 彼が心酔を公言する太宰治の作品を、遅ればせながらネットの青空文庫で通読している。

 太宰、その人自体は津軽の大地主のボンボンで、学校もエリートコースを歩んだにもかかわらず、左翼運動にのめり込んだり、似非貧乏や無頼派を気取ったりの人格破滅型の人間だったようだ。
 同業知人はおろか、天下の川端康成まで懐柔したり恫喝したり、はたまた何度も自殺未遂をやらかしたりと行動規範そのものがハチャメチャだ。
 
 それは田舎者という劣等感、真っ当な職業に就けないという疎外感の裏返しで、ニヒルを気取るための金に困ったら、親兄弟の仕送りに頼るという体たらくだ。
 そんなことを自虐的にではあるが、自著で臆面もなく披瀝するというトンデモ作家ぶりだ。
 結局、38歳の若さで、愛人と入水してこの世と「グッドバイ」という、自己チューのあきれた野郎だ。
 その命日を桜桃忌などと奉る輩もどうかしてるぜ。

 で、その作品だが、これが、人格や生き様に反して素晴らしいもの数多である。
 代表作の「人間失格」や「斜陽」などは言うに及ばず、短編にも読ませるものがある。
 川端や三島の美しい文体とは違った、当時としては大胆にして繊細、縦横無尽の文章だ。
 肩が凝らず、かといって軽薄でもなく、筋書きも面白く、読み進めるのが億劫ではない文章である。
 長生きしてたらノーベル賞もあったかもと思われる。

 又吉の「火花」も芥川賞受賞の前には読まないといけないな。

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嗅覚の記憶

2015年06月20日 00時38分26秒 | 徒然(つれづれ)
 初夏の黄昏時に道を歩いていて、街路樹のクロロフィルの中に、ある種の匂いを知覚することがある。
 それがトリガーとなり、懐かしい思い出が記憶の引き出しから、ふと甦ったりする。
 整理整頓された上のほうの引き出しではなく、一番下の、乱雑に詰め込まれた引き出しの中の記憶、意識の底で忘れていた記憶だ。

 たとえば、小学校の夏休みに祖母と出かけた墓参りの帰りに、汽車の時間待ちで入った食堂の事や、大学時代のオールナイトの映画館でのバイトの事、嫁と行った秋の能登半島の灯台の事とかが、知覚した匂いとともに、何の脈絡もなく浮かんでくる。

 視覚や聴覚、あるいは味覚から思い出す記憶というのはよくあるが、嗅覚からというのはなかなかない。
 人間が動物みたいに嗅覚が鋭かった、太古の昔の名残りなのか。
 匂いが海馬を刺激して、そのシグナルが神経細胞の回路を複雑に経由して、それらの記憶にたどり着くのだろうか。

 いずれにせよ、それらの記憶は懐かしさというラベルを貼られて、晴れて上段の記憶の引き出しに入れ替えられることになる。

 嗅覚や恐るべしである。
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タバコが有害なのわかってるよ

2015年06月19日 21時24分38秒 | 徒然(つれづれ)

 嫌煙派と喫煙派の論戦喧しいタバコ有害論。
 喫煙人口が確実に減少しているということは、嫌煙派の主張が優勢というところか。
 その主張の根本はタバコの発ガン性の問題だろう。
 
 確かにタバコには発ガン性があり、それが原因で命を落とす人もいるだろう。
 
 あえて否定はしない。
 
 しかし喫煙者の全てがガンになるわけでもない。
 また、喫煙者は発ガンのリスクを承知の上で吸っているのも事実だ。
 副流煙による発ガン性うんぬんも言われるが、喫煙者に比べ、はるかにそのリスクは微々たるものだろう。
 もちろんゼロではないかもしれないが、他の病気で亡くなるリスクと大差ないように思われる。

 発ガン性が疑われる食品添加物や環境汚染物質は法で禁止、または厳しく規制されているが、タバコはその対象ではない。
 古くは人口甘味料チクロの使用禁止や、最近では牛や豚の生レバーの食用としての提供禁止の対応は素早かった。
 タバコは発ガン性が確認されているのに、禁止や規制の対象にならないということはなぜなんだろう。
 もちろん税収の面での問題や、食品と違い、単一商品という面でのタバコ農家、販売店の問題はあるだろう。
 
 しかし普通に考えると、人の命の危険という大きなリスクを無視してまで、税収や業者の生活権を優先するだろうか。

 否である。
 
 愚考するに、現状普通に販売されているということは、国の見解では、タバコの発ガン性は、規制対象外の発ガン性物質と同等か低いということなのであろう。
 もしかしたら、全面禁止にできない影の力が働いているのかもしれないぞ。
 
 ちなみに私は喫煙歴40数年の筋金入りの喫煙者です。

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ささやかですが、目標達成

2015年06月15日 21時17分17秒 | 徒然(つれづれ)

 小学生の頃、運動会の50m競争で1位になろうと、1ヵ月ほど練習に明け暮れたことがある。
 実力伯仲の友達が数人いて、それまでの体育の授業では、勝ったり負けたりの繰り返しだった。
 本番の運動会を目指して、近所の中学生の陸上部の先輩にコーチを頼み、毎日近所の公園で細かいチェックを受けながら練習に励んだ。
 その甲斐あって、運動会ではトップでゴールを駆け抜けることができた。
 
 高校の時、ギター同好会の文化祭の出し物で、「禁じられた遊び」のフルバージョンを独奏しようと決め、これも3ヵ月でゼロから出発して、当日ノーミスで弾き切ったという実績がある。
 
 大学受験もそうだ。志望校を絞り込んだのが高3の2学期の初めで、それから受験勉強を始めて見事合格に至った。

 大学時代や社会人時代は、何か目標を決めて、それに向けて努力するということは、ついぞなかった。
 それが最近、といっても3年程前に減量を決意し、低炭水化物ダイエットで、67kgの体重を55kgまで落とそうという目標を設定した。

 紆余曲折はあったが、それが近日中にも達成できそうな状況だ。
 本日の体重が55.4kg、あと400gで目標達成だ。
 久しぶりに目標を掲げ、それに向かって努力を継続し、めでたく達成という結果が出せそうだ。
 小さなドリーム・カムズ・トゥルーだ。

 競馬でも百万馬券をもう一度ゲットするという目標を立てているのだが、そちらのほうは努力の甲斐もなく、未だに達成できていない。たぶん努力の方法が間違っているのだろう。

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