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アオハダ・2~果実

 大塚西公園の遊歩道脇に生えている「アオハダ(青膚)」。モチノキ科モチノキ属の落葉高木で雌雄異株。5~6月に緑白色の小さな花を咲かせる。果実は直径7~8ミリの核果で中に3~4個の種子(核)がある。アオハダは樹皮の外皮を削ると緑色の内皮が見えることで名付けられている。
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シュウブンソウ・4~南高尾

 南高尾"三沢峠”付近の山道で咲き始めた「シュウブンソウ(秋分草)」。キク科シオン属(←シュウブンソウ属)の多年草で関東地方以西の山地の木陰に生育している。花期は9~10月で"秋分”の頃に咲くことから名付けられている。本種は中央の筒状花を2列の舌状花が囲むことや痩果に冠毛が無いことなどからシオン属とはせず独立したシュウブンソウ属とされていたが現在はシオン属に含まれている。
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アオツヅラフジ

 鑓水地区の道路脇で蔓を伸ばしまるで小さなブドウのような果実を稔らせている「アオツヅラフジ(青葛藤)」。ツヅラフジ科アオツヅラフジ属のつる性落葉木本で雌雄異株。夏に淡黄色の小さな花を咲かせ、秋に青紫色の果実を稔らせる。果実は直径7~8ミリの液果で中にアンモナイトのような形の核が入っている。思わず摘んで口に入れたくなるがアオツヅラフジにはアルカロイド系の毒が有り誤食すると呼吸不全や心臓麻痺など引き起こすことがある。決して食べてはいけない。
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アイナエ・3~花

 中山地区の農道で見られる「アイナエ(藍苗)」。マチン科アイナエ属の一年草で草丈は5~6センチ。陽当たりの良いやや湿った草地に生育する。花期は8~9月で直径2~3ミリの白い花を咲かせるが他の草に埋もれて小さな花を見つけるのはなかなか難しい。名前の由来は不明だが、小さい花をの苗に見立てたのだろうか。
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アズマカモメヅル・3~野津田公園

 野津田公園のススキに絡んでいる「アズマカモメヅル(東鴎蔓)」。キョウチクトウ科(←ガガイモ科)カモメヅル属のつる性多年草でコバノカモメヅルの白花品種になる。先日、片倉城跡公園で見た花は花冠の基部にわずかに赤紫色が残っていたが写真の花では見られない。まさしくアズマカモメヅルだろう。
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メリケンムグラ・2~昭和記念公園

 昭和記念公園のサイクリングロード脇に繁茂している「メリケンムグラ(米利堅葎)」。アカネ科オオフタバムグラ属の一年草で北アメリカ原産。昭和44年に岡山県で見つかりその後各地に拡がっている。この界隈では堀之内地区の公園や道端で確認していたが、この日は昭和記念公園を走っていてこの花に気付いた。サイクリングロードのあちこちで見掛けたのでこの公園内ではかなり拡がっているようだ。
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カエデドコロ・1~九兵衛坂公園

 九兵衛坂公園の林縁で見られる「カエデドコロ(楓野老)」。ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草で雌雄異株。写真は雄花序でひとつの花の直径は3~4ミリ。花被片はオレンジ色になり開花すると見つけ易い。残念ながら当地ではここの雄株だけ確認していて雌株がなかなか見つからない。
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散歩道・24~タヌキ

 我が家から数百メートルの松木日向緑地沿いの道路をトボトボ歩いている小動物。後ろから見るとネコのようだったが、振り返った顔を見てびっくり。これはまさしく「タヌキ(狸)」だ。イヌ科タヌキ属で本州~九州に棲息するものを「ホンドタヌキ(本土狸)」と呼んでいる。
 多摩ニュータウンは東京都の八王子市、町田市、多摩市、稲城市にまたがる多摩丘陵に企画・開発された日本最大のニュータウンで、東西約15キロ、南北約5キロに広がり面積は約2,884ヘクタール。開発にあたっては多摩丘陵の自然を計画的に残しつつ大規模開発が進められたが、それでもそこに棲む小動物はかなりの数が追いやられてしまった。スタジオジブリ制作の『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年)は多摩ニュータウンで静かに生活していたタヌキたちに人間社会の開発の嵐が押し寄せこれにタヌキたちが抵抗して人間を懲らしめるという風刺映画だった。
 私は7年前の夜にこの近くでタヌキのような小動物が目の前を横切るのを見たことがあった。その時は暗くて良くわからなかったが当地の専門家が緑地や道路脇の何ヶ所かでタヌキの"溜め糞”を確認しておりタヌキが棲息しているのは間違いなかった。この緑地にはイノシシもいたが最近は目撃情報は無い。タヌキは雑食性でエサになるネズミやミミズなどはまだまだ多くいるはず。少し痩せているように思えるが交通事故などに遭わず長く生き延びて欲しい。この日はシロバナキツネノマゴを初めて見つけて帰る途中でタヌキに出会ったのは何かの縁だろう。遠藤周作さんではないが、我が家も"狐狸庵”と名付けても良さそうな環境にある。
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シロバナキツネノマゴ・1~大戸緑地

 ずっと見たいと思っていた「シロバナキツネノマゴ(白花狐の孫)」。キツネノマゴ科キツネノマゴ属の一年草でキツネノマゴの白花品種。キツネノマゴは野道で普通に見掛けるがその小さな花のひとつひとつを確認するわけにもいかず、なかなか出会えなかった。ここ大戸緑地の林縁にあるのを知りクモの巣に頭を突っ込みながら藪を探したが基本種のキツネノマゴばかりでなかなか見つからない。諦めて帰ろうとしたところでやっとこれを見つけた。
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キツネノマゴ

 キツネノマゴ科キツネノマゴ属の「キツネノマゴ(狐の孫)」。野山や道端で普通に見られる一年草で草丈は10~40センチ。8~10月に茎の先端に穂状花序を出して長さ7~8ミリの淡紅紫色の唇弁花を疎らに咲かせる。名前の由来は不明で花序がキツネの尾に似ているとか、ママコナに似て小さいのでキツネノママコナが転訛したとか諸説ある。
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