元サラリーマンの植物ウォッチング第6弾。写真はクリックすると大きくなります。
多摩ニュータウン植物記Part6
ハラン・1~蕾
地中から姿を現した直径2センチほどのキノコのような物体。これはキノコではなく「ハラン(葉蘭)」の蕾。キジカクシ科(←スズラン科・ユリ科)ハラン属の多年草で常緑の大きな葉が特徴。高級寿司店などでお皿代わりに使われている。
ハランの花は地表スレスレに咲くので以前はオモトなどと同じようにナメクジやカタツムリによって受粉するのではないかと考えられていた。ところが近年の研究で、ハランはキノコに擬態しキノコのような臭いも出してキノコバエを呼び寄せ受粉の手助けをさせることが明らかになった。
余談だが、お弁当の中でおかずを仕切っている緑色のプラスチック装飾品を“バラン”というが、これはハランに由来している。ハランに似せて作った“人造ハラン”が連濁によって“人造バラン”と呼ばれ、その後“人造”が取れて“バラン”となった。
ハランの花は地表スレスレに咲くので以前はオモトなどと同じようにナメクジやカタツムリによって受粉するのではないかと考えられていた。ところが近年の研究で、ハランはキノコに擬態しキノコのような臭いも出してキノコバエを呼び寄せ受粉の手助けをさせることが明らかになった。
余談だが、お弁当の中でおかずを仕切っている緑色のプラスチック装飾品を“バラン”というが、これはハランに由来している。ハランに似せて作った“人造ハラン”が連濁によって“人造バラン”と呼ばれ、その後“人造”が取れて“バラン”となった。
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かつて四国在住のお友達が毎年季節になると必ずこの花を記事に出してきていましたね。
ところがその方がブログから撤退し、この花を見ることがなくなってしまいました。
大概の場合園芸品で庭に植栽されているので、この花を確かめるために近づくこともできず、ここしばらくはネット上でもこの花を見ない年が続いています。
どうしても間近にこの花を見たくて、ついに小株を庭に植えてしまいました。
移植後、どのくらいで花が咲くようになるのでしょうね。
ハランの花は王冠のようで、花としては珍しい形ですね、地表に咲きますが、今年はまだ見ていません。
一昨年、この花を見たくて探し回りましたが、ついに出会うことができませんでした。
探す姿は不審者と思われるかもしれませんよね。
キノコに擬態して臭いものを出して生き物を媒介して受粉するという。。。なんと不思議な植物でしょう
ハランは屋はあり本物のほうがいいのですが、最近はビニールが殆どですね
そういう高級なお店でいただく機会がありませんから~
有難うございました
ハランとは初めて聞きます。まだつぼみの
写真を紹介されていますが、たぶん見たこ
との無いものでしょう。
先の記事がカイコバイモでした。こちらで
は仲間のコシノコバイモが見られます。
ただ、まだまだ先のことですけどね。
開花した姿が、楽しみですね。
私も先週確認しましたが、見落としたのか、見つけられませんでした。
おはようございます
ハランの花は、久しく見ておりません
初めて見た時は、感動して以後毎年確認していましたが
ここ4~5年は、出会いがないです
今年は、何とか出会いたいです
根元を掻き分けて探したことが
あります。
人造バランからバラン・・ですか?
勉強になりました。
再度ハランの記事を読んだので先程又見に行ってみたら茎の根元に蕾はなく紫色の花が咲いていました。
自宅のハラン、前に鉄柵があり、掻き分けることができません。まだ花を見たことがありませんでした。
かなり苦労して掘り出したところ、こちらの写真のような状態でした。初めて見ました。写真を撮ってあります。
以前触れた「植物から学ぶ生存戦略」、先日ハランをやってました。よい勉強になりました。
確か花を見たのが越ヶ谷の植物園でした。
ハランに花が咲くとはとその時驚きました。